Monday, January 30, 2012

Good-bye Hackers! / 困った時のハッカー頼み

TEDを聴き始めて、6か月余り。

だいぶ、Listening能力が付いてきたものの、まだまだ、十分聞き取れるものはまだまだ少ないのです。最近ようやく、Global IssueやEconomicsに手が出せるようになりました。

仕事柄、コンピュータ・ネタだったら、どうにかなりそうなので、最初のころは、ITネタばかり聞いていました。(困ったところのハッカー頼みってと ころでしょうか。)

ITネタの場合、冒頭からいきなりギリシャ神話や歴史などの話で始らないところもよいところです。
ちなみに、経済ネタは対照的に、こういった知性的な話で始ることが多いよう思います。冒頭でいきなり挫折したものも数多いです。

というわけで、お薦めITネタです。

1. Mikko Hypponen: Three types of online attack [web]

2. Misha Glenny: Hire the hackers! [web]

3. Adam Ostrow: After your final status update [web]

4. Matt Cutts: Try something new for 30 days [web]

Sunday, January 29, 2012

TED:Robert Wright: The Evolution of Compassion

[web]

Robert WrightのTalkは数あるTED.Talkの中で難解だし、格調高いものだと思う。


思いやりと黄金律は、深く遺伝子に刻まれている。人類以前にすでに思いやりや愛情、共感といった感情を動物は持っており、血縁に示したであろう。進化と共に、思いやりや黄金律は、血縁を超えて、広がる。

とここまでは、ありがちな進化心理学のお話。ではなぜ、世界で紛争はなくならないのか。それは、黄金律の適用には、例外があるから。

では、世界を救う方法はないのか?答えになるかもしれないのは、非ゼロサムな関係。と、ゲーム理論が出てくる。非ゼロサムな関係は、ポジティブに捉えると、両者並び立つ関係ってこと。win-winってことです。

Wrightの話の後半は、politicとgame理論が折り合って、進行する。ここからが彼の独壇場。

難しい慣用句は、多おくて、久しぶりにいっぱい辞書を引いた。"ある意味"、とか "類"のと言った言葉を連発するのは、どこの国でも知識人って同じなんだな~

Thursday, January 26, 2012

Next Issue / 質問に答えられるようになりたい。


十分時間をかけて準備したけど今日のLessonはちょっと不安。

Robert WrightのTED Talk "The Compassion of Evolution(思いやりの進化)"についてプレゼンすることになっていた。
 「Don't be nervous」
と声をかけられた。

プレゼン自体は、どうにかひどい失敗はなくもののかなりのショートカットになった。Reciprocal Altruism(互恵行動)やInterdependence(相互依存)やGlobal Politic Issueの例についても、入れたかったけど、構成が今一つまとまらず最終的には削ってしまった。発音も難しかったし。自分的には頑張ったけど、十分な満足には至らず。

プレゼンの最終章は、Robert Wrightのオリジナリティと日本での不人気についてとした。

彼の特色は、進化心理学からゲーム理論それから、原題の政治に言及するところだ。また、彼の不人気も政治的なセンスが災いしてという結論に持っていった。
  「政治討論なんて日曜の早朝にやっているの。その時間はみんな寝ているわ。」
といったら、やっぱりねといった感じで笑った。

先生が言うのは、日本人生徒で友達と政治の話をしたことがないって聞いてとても驚いた。政治って基本的な欲求だと思うんだ。消費税の話とかね。と。

続けて、話はアメリカ大統領選の討論化に及んだ。イランの石油輸出禁止からホルムズ海峡をエイブラハムリンカーンが航行する。一発触発の事態の事態。

共和党の大統領候補指名争いではロムニー前マサチューセッツ州知事が大統領の対イラン政策を「弱腰」と批判し、ギングリッチ元下院議長がイスラエルによるイラン攻撃を支持するなど「強い米国」を有権者に誇示する風潮が広がっている。

「アメリカの大統領戦での討論会で意見が分かれたよね、どう思う。」
って聞かれたけど、答えられなかった。とても、残念。

このところ質問をうまく聞き取れなくて、誤解したり話の腰を折ってしまうことがあって、どうやったら上手に切り返せるようになれるだろうか。これが、今の私の課題。

Wednesday, January 25, 2012

On the eve of exam / 試験前夜

入学試験前夜。今は、そんな気分。

なんでそんな気分なのかというと、Business Communicationの授業で、毎週TEDからtalkを選んでPresentationする。明日は、”Robert Wright: The evolution of compassion”を題材にする。

これは、数あるTED.talkの中でもかなり難しい部類に入るんじゃないのかな。どんな内容かは、明日プレゼンが終わってから書くつもり。ブログなんか書いている場合じゃないな。準備しなくっちゃ。


どうか、うまくいきますように。
いつもよりもかなり緊張しています。

Sunday, January 22, 2012

How do I translate a Japanese word "SUTEKI"

久しぶりにYouTubeで矢野顕子さんと忌野清志郎さんのうたう「ひとつだけ」を聞いた時のこと、登場した清志郎さんに、矢野さんがつぶやくようにかけたひとこと。
「素敵」
すごく自然で、でも心の底からそう思っているから、思わず口から出てしまったという感じだった。こんな感じに、人に素直に素敵って言えたらいいなぁ。

このところ、英語で自分の感情をどう伝えるか、苦心惨憺しているのだけど、日本語で感じた素敵ってどう英語で表現したらいいんだろうか。

私はこの「素敵」って言葉が好きだ。すごくあいまいだけど奥行きを感じるいかにも日本語らしい言葉だからだ。

思うに、英語に表した途端、中身がちょっとディスカウントしてしまうんじゃないかって怖れている。

Friday, January 20, 2012

Grammar / たかが文法、されど文法

今週のLessonは、久しぶりにコースブック中心。

今日は、ケーススタディのプレゼンと文法(冠詞、進行形、未来形)の復習。

Lessonでは宿題が前提になっているので、穴埋め問題に取り組むけど、驚くほど宿題に時間がかかった。自分で答え合わせをしてみるも、正しいのかどうか、かなりあやしい。

授業で答え合わせをするけど、これが、予想に反してできない。特に、冠詞はほぼ全滅。比較的自信のあった、進行形もパーフェクトならず。うーん。来季は、文法にフォーカスしようかなあ。

いまこれを書きながら思ったのは、うーn、日本語の文法ってほとんど知らないかも。少なくとも授業でやった記憶があんまりないな。


ケーススタディでは、ハーレーダビッドソンの年齢問題をネタに解決への提言。
これは、前回の日産のリバイバルプランよりは、ちょっとはうまくいったみたい。 

日本では、ハーレーは贅沢品で、ハーレー=お金持ちという感じだけど、北米では、ミドルクラスのユーザ多いとのこと。 

授業では、話はヘルズエンジェルそして、ローリングストーンズのギミシェ ルター(*)におよび楽しかった。なんとかかんとか言っても、私の英語の原点はPop Musicだったりする。

Sunday, January 15, 2012

TED: Daniel Goldstein: The battle between your present and future self

[web]

Daniel Goldsteinは、行動経済学者で、経済活動における意思決定を研究している。過去と将来、どちらもよりよくなるための意思決定の方法として、Commitment Devicesとコンピュータを使った貯蓄シミュレーションの紹介をしている。

Commitment Deviceとは、自分を追い込むために退路を断つことがあるが、この退路の断ち方こと。日本では、Commitment Deviceとしてよく知られているのは、背水の陣。

Danielは、Commitment Deviceの例として、冒頭でギリシア神話のオッデセイの話を持ち出している。トロイ戦争の帰途、近道をする。海路にはそこにはひとたび歌声を聞くと誘い込まれて海の藻屑と消えるサイレンスという美女がいる。オデッセイは、マストに自らを縛りつけることで、歌声は聴くけど海路は進むという選択をする。

TEDで難しいなあと思うのは、こうした西洋人だったら普通に知っているはずの知識がないために、さっぱりわからないことである。むしろ、科学技術や経済などのその道の一人者の話ではあるが、こうした内容は、聴衆が門外漢であることを前提に話しているので、専門用語が問題となることはあまりない。

DanielのTALKの後半で、ヒューリスティックな貯蓄シミュレーションシステムについてデモを交えているが、このシーンを言葉だけでこのTalkを聞いていない人に説明するのは、よい訓練になった。

私自身は、プロのサポートエンジニアであるので、電話だけで目の前にいない相手とシステムの挙動について会話することが日常的である。そのため、こうした言葉だけでシステムの動作を説明することは普通の人より長けているつもり。それでも、システムの入出力、順序や同期について説明するのは骨が折れた。ましてや英語でやろうとすると二重苦でしかない。

Japanese Native SpeakerでTEDを英語の教材として利用している人は、このTALKは、こういった二つの意味で訓練としてはかなりお薦めです。

TALKの中で紹介している最新の貯蓄シミュレーションシステムでは、若いときの顔写真を入力し、総収入に対する貯蓄率を操作すると、若いときの顔と引退するときの顔の両方の表情が変化する。なお、引退時の顔は、若いときの顔をベースに合成される。

このシステム、Smartphone用にインプリされているらしい。わずか数ドルで手に入るとのこと。使ってみたいかって?シミュレーションする以前に、年をとったときの顔を見たくないな。

Friday, January 13, 2012

Restating Lesson / Lesson 再開


冬休みが終わって、仕事がはじまってあっという間に現実に引き戻された。

とはいえまだまだリハビリが必要な状態。明けた初日は、北米から文句を言われ、次の日の欧州とのConference Callでは、切り込んでいけずに臍を噛み、その翌日は、シンガポールから仕事の催促の電話をもらった。

英語の研修も約一ヶ月ぶりに再開。先生から忘れられているじゃないかと、ちょっとだけ心配したが、そんなこともなくちゃんと覚えていてもらえた。ちょっとほっとした。ま、忘れられていたらどう交わそうか、ちょっと準備したんだけどね。杞憂に終わってよかった。

ただ、発音はクリスマス以前に逆戻りしていた。[cl]やlinking words(とくに、[n])が、うまくいかないばかりか、正しいときとそうでないときの違いが聞き取れなくなっていた。

TED教材としたListening / Presentation Practiceに Daniel GoldsteinのThe battle between your present and future selfを選んでみた。時間があるから、張り切ってちょっと自分のListening の実力以上のTalkを選んでみたけど、やっぱり前夜とっても後悔した。なかなか終わらずにほとんど徹夜になってしまった。

Sunday, January 8, 2012

Long Winter Holidays were over / 冬休み終了

長い冬休みも、あと後一日で終了。

今回はどこへも行かず、好きなだけ本を読んだり、音楽やPodcastを聴いたり、Blogを書いたりときわめて内向きに過ごしました。内省的って、introvertedまたは、introspectiveというそうです。

いつもの休みは、思い立ったら吉日とばかり、航空券を買って家族にも連絡せずに出かけるため、母親からは、電話がかかる度、

「今、どこにいるの?日本にいるの?」

と聞かれるあり様。こう言われて3回に1回くらいは、国外や国内でも家から遠く離れたところいたりいます。他の兄弟(*)は、もっと無精で連絡さえしないため、

「あなた、生きているの?」

が第一声らしいです。ま、生きていなかったら、こんなに悠長なこと言っていられないですけどね。

(*)ふと、思い出してみたら、彼は今日が誕生日でした。おめでとう。

話はまったく違う方向に飛びますが、この休み中ずっと考えていたのは、Blogginggheads.tvのところでも書いた(**)「予定調和」について。これってってどう訳したらいいのかな?

(**)いわゆる書いたのは、哲学用語ではなくってということ

デジタル大辞泉によると 

(日本社会で)小説・映画・演劇・経済・政治等広い範囲で、観衆・民衆・関係者等の予想する流れに沿って事態が動き、結果も予想通りであることをいう。「勧善懲悪の―を破った時代小説」「―の法案成立」

とありました。強引に訳してるとするなら、

The thing carries on and ends as if it was carefully planned.

という感じでしょうか。でも、経済が政治がなぜ予定調和になるのかと問われたら、正直日本語ですら、うまく答えられないでしょうね。

Wednesday, January 4, 2012

Intelligent Business

Intelligent business Coursebook Intermediate

Author: Tonya Trappe and Graham Tullis
Series: 4 levels
Level: 中級向
Language: British English
www.pearsonlongman.com

(2011/6/27にPostしたものを2012/1/4に加筆)

「エコノミスト(The Economist)」の抜粋記事を収録したビジネス英語のコーステキスト。マネージメント、テクノロジー、環境問題など幅広い テーマを取り上げている。

イギリス英語、しかもかなり硬い書き方で、特に、各章のThe Economistの記事の抜粋(A4 2-3枚程度)は、かなり読むのに苦労する。(慣れるまでかなり時間がかかった。)これをやった後に、BuisinessWeekなんかを読むとなんて楽なんだろうと実感するから不思議。

実践的な内容なので、すぐにビジネスの現場で使えそうなスキルが豊富に盛り込まれている。願わくば、3年に一回ぐらいは、内容をUpdateして ほしい。記事の中には、2000年近辺のものもあり、9.11, リーマンショックでパラダイム・シフトした後の世界では、ちょっと違和感を覚え る内容もある。
ただし、英語のコーステキストとしてはとてもよい。

コースブックを使って(*)半年経過した時点で、使いだしたときと印象が変わったので、書き換えることにした。

(*)現在通っている研修で、コースブックを薦められて使用するようになったが、コースブックを使用するようになって、授業が面白くなったことも書き添えておく。

出版から10年以上が経過して、当時とビジネス状況が一変してしまったこともある。また、当時の革新的な提案が取り上げられているが、ほとんどのものはその結果が出ており、評価も定まっている。
むしろ、こうしたタイムマシンのようにビジネスを振り返ることができることも、このコースブックの魅力だと思う。

Sunday, January 1, 2012

A Happy New Year 2012

明けましておめでとうございます。

日本は80分ほど前、新しい年を迎えました。
今年は、こうして東京から日本語でブログを書いているのですが、来年2013年は、世界のどこかから英語で新年の抱負を送りたいです。(鬼が笑いそうですね。)

2012年の年明けの瞬間は、家族と話して迎えたものの、それ以外は、実家の書斎にこもりながらHALA AL-DOSARI(Al Jazeera / Politics & Human rights activist)とWrightとのDialogを聞きながら過ごしました。

年の瀬は、日本のテレビ局はどこも、「震災を忘れるな、今が復興の時」と同じ調子で報道番組をBroadcastいたようです。震災は悲劇ですし、復興も大切なことです。ですが、震災を機会に外から日本を見つめなおしてみるチャンスという考えがあってもよさそうに思いました。

英語の読み書き話す力が向上することで、自分の可能性が大きく広がると知った昨年。今年は未知の扉を自ら開くこと体感する年にしたいと思っています。