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Friday, February 21, 2014

principle, principle and principle

自分の行動を振り返ってみることにした。

オフィスを離れて6ヶ月もたつと、自分の日々の行動がちょっとあやふやに思えてくる。一番変わったのは、早起きの習慣がだいぶ鈍ったことだ。

前職は、出張や海外からのエスカレーションがあったので、起きるのは早朝だったのに、この冬は、ほとんど日の出を見ていない。(話はそれるが、冬は、空気が澄んでいるので一番美しいように思う。なので見逃したのはとても残念だ。)そんなこんなで、自分の行動を元に戻すべく、まずは自己採点してみることにした。
で、使ったのがこの本。

「世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか」

エリートかどうかはさておき、この本に書かれていることは仕事の基本である。新人でも中間管理職でも経営層でもできることが書かれているが、パーフェクトにできる人は、皆無ではないかと思う。

よい実用書は目次の利用価値があるというのは持論だけど、この本の目次でセルフチェックしてみるのはどうだろうか。48項目あるので、1-5までつけてみて何点取れるか、試してみるといい。

買うのが惜しい人は、Amazon.jpに目次が乗っているので、目次で自己採点してから、自分に足りないところを本を読んで補強するのは、時間の節約にもなるし、著者がいうように(本を)読んだら3倍考えるという理論にもあっているように思う。

この本を読んで、自分が知らず知らずのうち習慣としてにやっていたことが乗っていてうれしかった。たとえば、ノートとペンを持ってオフィスを離れる話とか、日曜夜にメールに目を通してTodoを整えていたこととか。

たぶん、ここに書かれていることは、世界のあちこちを仕事をしていると、自然と必要になって身についていくことなんだろうな。でも、いまだに私はクイック・レスポンスができていないことが、自分で考える以上にボトルネックになっているかもと反省した。

この本、唯一ケチをつけさせてもらうなら、靴磨きは、毎週末やったほうがいい(笑)。手を動かすことは気分転換になるし、次に会う相手とのシーンをシミュレーションするにももってこいだ。最近は、外国製の素敵なキットもあるから、結構はまりますよ。


<補足>
この記事を推敲途中に、マッキンゼーノートについて調べてみた。これも驚き。ここ数年は、miquelriusのノートを愛用していたが、これとほぼ機能が一緒なのだ。付け加えるなら、miquelriusのほうがカラフルでデザインがよいだけでなく、1冊が35ページ×4色なので、ちょうど四半期で1冊使い切るのにちょうどいいのだ。

特に重宝したのが、誰かと仕事の相談をする際。各ページにはミシン線が入っているので、切り取りやすい。話し合った後、スキャナでシェアするのにとても便利だった。

Sunday, May 5, 2013

Something special for me / 私だけの特別

GWもあと1日となった。連休の日曜の夜ともなると、さすがにLSもがらんとしている。静かだなあ。

今日は、正直なところちょっとだけ、Lessonに来づらかった。前回のLessonで辛口な評価をつけたのを後悔している。仕事でもそうなのだけど、私は、他人にあまりダメ出しをしない方だ。でもダメ出しをする場合、あまりにも理路整然とするので、相手は逃げ場がなくなってしまう。気を付けてはいるんだけどね。

他にも、Lessonの進行も軌道修正できるか不安だった。でも、何よりも怖かったのは、1週間ぶりにあう担当の先生に名前を忘れられているのではないかと…。


でも、Lessonが始まってみると、全てが杞憂だった。あ~よかった。いつものように、これがLessonなのかと思うほど楽しく時間が流れていく。チャイムが鳴って、いつもなら挨拶をして終わりになるところで、担当の先生は
「次回はね。」
と、次回のLessonでのテキストの開始位置を入力する画面をおもむろに開き、開始位置を訂正するとともに復習中と書き添えた。次に誰が担当しても間違えないように。


クライアントの評価をインストラクターは直接見ることができないらしい。だから、カウンセラーさんかLSマネージャが前回の私の評価結果を先生に伝えた(に違いない)。時々、LSマネージャがブースのインストラクターに手短に話をしているのを見かける。それはこういったためだったんだ。でも、私の目の前で入力したのは、たぶん担当の先生の機転。


***   ***

インストラクターの中には、あっという間に予約が埋まってしまう先生が何人かいる。今までは、教え方の差だと思っていた。でも、クライアントが何を求めてきているのかに瞬時に判断し、それを実現できることができるかできないか…。そっちじゃないかと今は思う。

マンツーマンのLessonを選ぶ人は、自分だけの特別を求めている。その特別は、人によってそれぞれ違う。同じ人でも時と場合によっても違う。それを確実に探り当てて実現していくのは、教えるいうこととは別の才能だ。

クライアントから見れば、たった一人、まあ多く見積もっても数人だけど、一方のインストラクターは、1日で10 Lesson、1週間に5日とすると、50 Lessonを行うことになる。なんと大変なことだろう。つくづく、クライアントでよかったと思う。

もう一つ分かったのは、というよりまだ仮説だけど、LSマネージャやカウンセラーそして他のインストラクターとの連携。クライアントだけでなく他のスタッフと高いコミュニケーション能力を発揮していける人だけが続けていかれるのだろう。なんとも厳しい世界だ。


Sunday, March 31, 2013

Are you busy right now? / 今ちょっといいかな?

会話の難しいところ。それは気の利いた言葉が言えるか言えないかってことじゃないのかな?

たとえば、オフィスで同僚に用があって話しかけるとき。忙しそうにしているけど、ちょっと聞きたいことがあるなんてとき。

Are you busy right now?

と声をかける。どうもこの"right now"っていうのがミソ見たい。「ほかの言い方としてはね
Are you available right now?
というのがあるんだけど、必ず"right now"ってつけてね。」と先生。つけないと、デートに誘っていることになるらしい。

何回かレッスンを受けるうちに先生にも慣れて心を開けるようになると、会話ががぜん楽しくなる。私の場合、会話そのものよりも、先生が教えてくれる言葉そのものが面白いと思うのだ。

不思議なもので慣れないうちは、どの先生もいわゆる諺とか堅苦しい優等生っぽい言葉ばかり進められるように思える。慣れてくると、少し砕けた言い方とか、逆に文学的な美しい言い回しとか、がぜん興味をそそられる。

そして、さらに面白いことに、相手の先生は、プロなので、私が知りたいであろう言葉を私の個性に合わせて瞬間で選び取って、教えてくれるのだけど、これがびっくりするほど先生の個性を表しているように思うのだ。

たとえば文学などの素養のある先生は、文学的なセンスのある美しい言葉だったし、見た目のスタイリッシュな先生は、とってもかっこいい響きの言葉を教えてくれた。

今でも忘れられないのは、去年の夏まで教えてくれた先生(Gabaの先生ではない)。とても頭のよい人で、教えてもらった言葉を並べてみると、やっぱりインテリジェントでちょっと皮肉がきいた Skeptical とか Sarcasticなんて言葉を教えてくれた。他にもnuisanceっていうのもあった。

***

声をかけるのも大切だけど、かけられた側として気の利いた返しができるようになるのはいつのことなんだろうか?

なんせ、気の利いた返しなんて、日本語でも大変。今日は、新しくチームにやってきた同僚から、「今忙しい?」
と声をかけられた。とっさに。
「ひまだよ」
と返したら、向こう側からやり取りを聞いていた上司に
「ぜんぜん、暇じゃないじゃないの」
と大笑いされた。

何語であっても、気の利いたやり取りって大切だし、難しい。次週は先生に、そこんところを聞いてみたいものだ。




Wednesday, October 31, 2012

Good Posture, Good Communication / 耳慣れないけど大切なこと

Excellent lesson improves language skill. Increasing my vocabularies, speaking in correct grammar, pronouncing exactly ... moreover, it also changes my communication skill itself. After his lessons, I found that it was easier to build a relationship with first comers.


いつもは日曜の夕方に受けているGabaのLesson。たまには、週日に取ってみることにした。

Lessonが終わって、帰りにエレベータの中で他の生徒から声をかけられた。「なかなか上達しないよね。」ということで一致。こういう所ってすごく日本人だなあと思う。

「今日の先生は、早口で言っていることがよくわからなかったな」とちょっと残念そうだったので、担当の先生をおすすめしてみた。でも私の発音が悪かったみたいで、何度も聞き返される。(私の担当の先生は、)カウンセラーさんによると、生徒の要望を組み込んだレッスンが好評だとのこと。レッスンスタイルも、生徒によってかなり違うそうだ。

先生の授業の内容も素晴らしいが、なんて言うのかな、とても感じのがとてもよい人だ。ポジティブだけど押しつけがましながない。いつもリラックスして授業を受けられることができる(*)。

(*)こういう人との接し方がうまい人と会話していると、仕事とか授業以外の日常生活でも、人との関係がよくなっているのは、いいことだ。

もちろん、知識や人柄といった内面もあるけど、どうもそれは、姿勢(Posture)と関係がありそうだ。Specificな言い方になってしまうが、相手と90-120ぐらいの角度になるように上体を向けて座っている。どうもこの角度で向き合っていると、相手としっかり視線を合わせても、相手は威圧的な感じをうけず、むしろ安心感を得るようだ。(他にも理由はありそうなので、これから、折々探っていくつもり。)


姿勢と言うか、Postureってコミュニケーションで大切だと思う。

日本語で、姿勢っていうと、背筋が伸びているとか、猫背にならないとか、背骨にフォーカスされているけど、Postureには、日本語でいう姿勢よりもはるかに広い意味があるんじゃないかな。全体の体の向きとか、立ち位置とかも含まれるみたい。


ちょっと、話が飛んじゃうけど、素晴らしい授業って、語彙が増えたり、発音がよくなったり、正しい文法通りに話をできたりと言語のスキルが上がるだけでなく、言葉の間合いがよくなったり、相手と信頼関係ができやすい接し方ができるようになったりと、言語を超えたコミュニケーションのスキルが上がると感じている。

だいぶ、だらだらと書いてしまったけど。エレベータであった生徒さんに、コンパクトに伝えてあげられれば良かったな。

Equilibrium and Improvement / 上達とスランプ

ようやく2か月10レッスンが終了。

Gabaを始めたのがすごく遠く感じられるほど。ちょっと険しいけど充実した2か月でした。


先週から、予習のメモを授業の時には、一切見ないで、その場で考えながら話すようにしている。これ、予想以上に難しい。準備しただけの成果が感じられない。

英会話でも、スポーツでも、楽器でも、ある時までは、するすると上達するのに、突然すっと穴に落ちたように、全く上達しなくなるときがやってくる。スランプですね。化学の授業でならった 平衡状態(Equilibrium)っていうのとちょっと似ている。

スランプも順調な上達のうちと、頭でわかっていても、穴に落ちてしまうのは、結構つらい。だってじたばたもがいるのに、這い上がれないんだもん。話そうと思ってもなかなか言葉出てこない。些細な間違いがきっかけで、頭が真っ白になって、言葉が出ない。そのくせ、レッスンが終わってから、ああ言えばよかった。こういえば言いたかったと、言いたかったことが洪水のように押し寄せてくるのたもの。

しばらくトンネルは続きそう。でも、その先にはきっと素晴らしい風景が見えるはず。

Sunday, September 2, 2012

Communication is like playing catch. / コミュニケーションはキャッチボール

"What's up?" "Not much."

今日からGabaでの授業が開始。これまで随分、英会話の授業を受けてきたけど、早くも知らないことだらけ。

白状すると、挨拶すらまともにできていなかったのですね。挨拶なんて、
"How are you"
"I'm fine thank you, and you?"
さえ覚えれば、OKなんて思いこませた文部省が恨めしい:-D

挨拶にも、くだけた挨拶もあれば、改まったものもあるわけで、ごちゃまぜにしていたことが、よくわかりました。
「ごきげんよう」
「よぉ!ちーっす」
こんな感じだったのでしょう、これまでの私の挨拶は。

人間、調子のいいことばかりでない。二日酔いだったり、風邪っぴきだったり、はたまた、仕事でトラブっていたり…。そんな時はどうするんだろう?
「『悪い』だなんて言っちゃいけないんだ、『良くはないよね(Not so good)』っていうんだ。」
と先生。これで、少しはまともな挨拶ができそうです。挨拶のついでに前から疑問に思っていた、日本人が大好きな驚きのフレーズ、"Oh, my god"についても聞いてみたら、「高校生までだね」とのこと。またまた赤面もんです。

挨拶以上に自分の力の無さを実感したのは、Small Talk(雑談)。キャッチボールが続かない。ロールプレイの途中で沈黙しちゃいました。英語がでてこないというより、聞きたいことが思い浮かばない…。先が思いやられそうです。

授業の帰りにぼんやりと東京駅を歩いていたら、横須賀線のホームで若者二人を連れたDollyさんという日系人のおばあさんに道を聞かれました。てっきり若者のホームステイ先の人かと思ったら、お孫さんをつれて仙台の親類の家を訪問するとのこと。横須賀線のホームは地下4階、東北新幹線のホームは地上2階、余りの高低差にかなり驚いているようでした。

今頃は、親類のお宅で自慢のお孫さんを紹介しているんでしょうね。小柄なおばあさんとは、対称的な上背があってとてもハンサムで礼儀正しい若者でした。

Thursday, July 26, 2012

The Final Lesson / What is a communication ?

We can go anywhere we want to go. We can meet anyone we want to see. See you later

とうとう、最後の授業になった。

最後の10分をもらって、この1年の授業についての感想を伝えることにした。

自分の言葉として、感情をこめて伝えた。しかし、先生にどこまで伝わったのか、正直なところ分からない。

たしかに、私の英語の表現力の問題ということもある。でもコミュニケーションというものは、そもそもそういうものなのだ。私の表現力が十分だったとしても、相手と同じ言語を話していたとしても、伝わらないことはある。相手に喜んでもらいたいと思って発した言葉を自分の想像しないところで相手は誤解していることだってある。いつだってそういうリスクをはらんでいるものだ。コミュニケーションというものは。

たぶん、先生と同じ言語を話していたら、このことには気がつかなかっただろう。違う言語しか話せなかったからこそ気づけたことだ。

コミュニケーションが持っている本質を理解できたことも、この授業の素晴らしいところだ。

本当に素晴らしい授業だった。もっと知りたかったし、もっと伝えたかった。という思いは残る。また彼の授業を受けたいな。心の底からそう思った。でも、叶うんだろうか…?

行きたいところにはどこでも行けるし、会いたい人には必ず会える。21世紀とはそんな時代だ。

気がつけば、英語は情報を伝える仕事の道具から自分の心を表現する言葉に変わっていた。私の挑戦はまだまだ続く。


The day came. All lessons were over.

In the last 10 minutes, I told the teacher how much I appreciated him and I enjoyed his lessons. Did he understand as I would like to tell him? I don't know.

Even if I had excellent ability or even if he spoke in Japanese, I may not be able to tell him. That's is what communication with others is.

In a past year, I've considered an essential of communication and got some insights of it. If he spoke in Japanese, I didn't think and find it.

I really want to take his lesson again. Does the dream come true?
We can go anywhere we want to go. We can meet anyone we want to meet. I believe it's what life is really about.

I've been struggling with English from now on.
See you later.

Wednesday, June 20, 2012

Open a door to the future / 外国語を学習すること。それは未来への扉をあけること。

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (7)

外国語を学習すること。それは未来への扉をあけること。

BobのLessonはいつもあっという間だ。いつも、ビルの入り口で、「今日はどんなLessonなんだろうか」とわくわくする。もちろん、期待通りに自分の力が発揮できず、 へこむことだってある。でも、そんな時も含めて、やはり楽しい。

Lessonが終わると、Bobは自ら教室の扉を開けて、出口まで見送ってくれた。わずか数メートルのことだが、二言三言会話をして、最後には、「Than、じゃあね。また来週」とあいさつをす る。時間にしては、わずか10数秒のことだ。とても簡単なこと。でも、他の講師は 案外やっていないみたいだ。毎回、どの生徒にも、欠かさずやっていたのは、Bobだけだと思う。始めのあいさつ(*)は皆やってるのにね。

(*)実は、これは外国語学習の可能性を示唆するメタファーになっている

Bobの授業を通していろんなことを学んだ。英語に対する考え方も随分変わった。これまで、英語なんて仕事で使えればよいと割り切っていた。もちろん、それなり努力もしてきたけど、仕事の道具以上のことは自分にはできないだろうとどこかで諦めていたんだと思う。

TEDやVOAを聞いたり、Bobが紹介し てくれた遺伝心理学の本を読んだり投資について調べたり、政治や社会の討論(bloggingheads.tv)に耳を傾けることで、自分の世界が大きく広がっ た。Bobの素晴らしいコミュニケーションの才能を目の当たりにして、人との接し 方に深く考えるとともにすこしでもBobに近づきたいとやり方を真似てしてみた。そうすると、不思議なこ とに、普段の生活も大きく変わってきた。とりわけ仕事の幅が広がった。大きなチームをまかされるようになった。もちろん海外との仕事も以前と は比べ物にならないくらいスムーズに進むようになった。

自分の外にはこんなにも素晴らしい世界が広がっているんだと実感した。

でも、どんな事にも必ず始めと終わりがあ る。Bobの授業にもいつか最終回がやってくる。最終回のことを考えると、とても 悲しくせつない気持ちでいっぱいになる。でも、その時がきたら、必ず言おうと思っていることがある。

ねぇ、Bob。ありがとう。楽しい授業を。君はいつも、Lessonの 終わりにドアを開けてくれたよね。そして、未来への扉もあけてくれた。ありがとう。こんなとき英語ではどういえばいいんだろう。

でもこの先、一つだけ確実に後悔することがあるだろう。たぶんこの先、私の語学能力はもっともっと向上して、語彙も表現力も豊かになる。発音やListeningだって素晴らしくなってもう聞き違いや言い違いと無縁になってるじゃないかな。

そしてあの時、もっとこう表現すれば、ああ言えれば、もっと感謝の気持ちを伝えられたのに、ときっと思う。そして、涙が出るぐらい後悔する。


君は、これからどんな人生を送るのだろう か。若くて才能のある君のことだから、きっと素晴らしい人生を送るだろう。そう信じている。

Bob、See you latorという代わりに、君にはこういうことにする。
Good-by. I'm going home.(*)

(*) Married with Children

Tuesday, June 19, 2012

Unlock Motivation / やる気を引き出す高度なテクニック

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (4)

(4) 相手のやる気を引き出す高度なテクニック 「待つ」・「質問する」


Bobが教師としてずば抜けてに素晴らしいところは、生徒のモチベーションの巧みなコントロールだと思う。彼の使っている二つのテクニックについて記しておく。

ポジティブなメッセージを送ることで相手のモチベーションを変えられることを書いた。今度は受動的に相手の力を引き出すためのコミュニケーションのテクニックについて、書いてみようと思う。相手の中にある力を引き出すには、高度なテクニックが必要だ。「待つこと」そして「質問をする」ことについて書いてみようと思う。

これついては、Bobがすばらしいテクニックを持っていることはわかるんだけど、「名前を呼ぶ」ことみたいに、誰でも真似できるというものではない。「待つ」、「質問する」とやるべきことは実にシンプルだが、タイミングが難しい。そして、私自身、どんなタイミングが一番効果的なのかわかっていない。


待つことについて

Lessonが始まった当初、今にして思えば、私は治さなくちゃいけないことだらけだったはずだ。しかし、Bobは、こうした方がいいとか、こう変えたほうがいいとあまり言わなかったように思う。どこまでやる気があるか、Lessonを続ける覚悟があるのか見ていたのかも しれない。事実、私自身もLessonを続けるか余所の学校に行くのか相当迷っていた。(短気を起こして、やめてしまわなくて本当に良かった。)

2シーズン目が始まる直前、Bobは、学習の方法をガラッと変えた。

Open-minded, honest and candid / オープンマインドと率直さは大切

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント(7)

(7) オープンマインドと率直さはとても大切

Open your mind and be honest and candid. That is the most important. Language is to exchange minds each other. 

BobのLessonで以前こんなことがあった。
フリートークで、
  「Thann、今週はどんなことがあった?話してみて」
と水を向けられ たのに、
  「何もないよ。(Nothing)」
とそっけなく返したことがあった。

その時は、スルーしてもらえたが、次に同じ答え方をしたら、
 「なしっていう のはなし(Don't say 'nothing')」
と言われてし まった。後から思えば、全くなんて(*)傲慢なんだろう。映画の初日に大バッシングされた女優さんのようだなあ。

(*)別の機会に、Bobからは、「『全くない』っていうじゃなくて、そういうときは『特別なことは何もないよ』(Nothing Special)っていうんだよ」と教えてもらった。


でも何でフリートークが嫌いなんだろうか。別に、自分のことを語るのは、嫌いというわけではない。いやなのは、語彙が貧弱なために、自分が表現したいこと言葉に当てはめられず、細部を省力しなければならなかったり、相手に伝わらなかったり、ひどい場合はまったく逆の意味に誤解されたりすることが嫌なだけだ。


少し前に思うように話せないことがあった。話しているうちに自分が表現したい方向とは全く逆の方向に話が進んでしまうのだ。もう泣きたい限りだった。


これ以外にも話している途中に言葉が出てこないのにちょっと後から言いたかった言葉が頭に思い浮かぶのもいやだ。(勝手に「会話に遅れてしまう」と呼んでいる)

BobとのLessonはマンツーマンのレッスン。レッスンが始まるまで教室の外で準備をしながら待っていると、講師と生徒とが話す声が聞こえてくる。だいたい女性の生徒の方が、技量の優劣にかかわらずよく話すし、とても楽しそうに話す。時折、楽しそうな笑い声が聞こえてくる。特にBobの生徒はそうだ。Bobとの会話もはずんでいるようだ。本当は、あんなにフレンドリーな関係になれたらなあと思うし、本当にうらやましい。語学では発音や構文等の技量も大切だが一番大切なのは、オープンマインドなんだ。頭でわかっているのに、行動に移すのは難しい。

それでも、自分のジレンマの原因がはっきりしたので、(ジレンマから)這い出るために、会話ノートを付けることにした。フリートークの準備をするなんて、ちょっとルール違反な気もするが、エリカ様になるよりは いいよね。


フリートークが思うように進行しない場合、Bobは根気よく質問するし、理解しようとする。で も、時々、「よくわからないよ。」と言われてしまうことがある。伝わらなかったことはとても悲しいこと(**)ではあるけど、次に進むことためには、相手に伝っていないことを率直に伝えてあげることも、とても大切なことだと思う。

(**) 正直へこむ。そもそも、このブログも、まずは自分をLessonを振り返るために始めたものだ。

「The 7 Things Bob Told (8) 未来への扉を開けよう」


Saturday, June 16, 2012

The first impression might not true / 第一印象にふりまわされないで


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (6)

(6) 第一印象は間違っているかもしれないし、挽回もできる

語学学校から来季の案内が到着した。

事前に出した希望通りBobが担当講師とあった。小躍りするほどうれしい。ふと、最初の授業のことを 思い出したので書いておこうと思う。

Bobは指導方法も人柄も素晴らしく尊敬している。でも、第一印象は決して良くなかった。あなたがどんなに素晴らしい資質を持っていたとしても、相手はよい第一印象を持つとは限らないし、相手はミスリード(misread)するんだってことを言いたい。一旦悪い印象をもっても挽回できるのだ。

Lesson Roomのドアをあけて入ると、とてもにこやかにほほ笑む若者が立ち上がり自己紹介をした。

Bobは、実際よりもとても若く見えて、20代に見えた。彼のバックグラウンドについて尋ねると、卒業してからずっと日本で語学教師として働いており(語学学校以外の)日本の企業での就業経験はないという。

その時脳裏に浮かんだのは、 「彼とはうま くやっていけるだろうか。」「就業経験がないということは日本特有のビジネス事情を知らずにBusiness Communicationの授業ができるのだろうか。」 という不安だ。今となってはBobには、誠に申し訳ない。

日本の語学講師にいがちの、愛想はいいがあまり語学のスキルも日本の文化にもビジネス情勢にも疎いネイティブスピーカーの若者ではないのかという誤った先入観を抱いてしまった。

この何年か海外の拠点と仕事をしてきて、 特に欧米圏は、最初の挨拶こそにこやかだが、そのあとはビジネスの話が始まり、文化、歴史、考え方、価値観の違いからひたすらコンフリク トしているような状態が続く。とても居心地が悪い。でも耐えなくてはいけない。議論を重ね、結果を出していくことでしかコンフリクトを乗り越える しかない。山のような衝突や議論を乗り越えて初めて相手に対する尊敬や親しさを感じるようになる。ちょうど、山を登って急に視界が開けて眼下に美しい光景が広がるような感じだ。

こんな感じに仕事をしてきたから、いきなりフレンドリーに接して くる人に不慣れだったし、そうした態度がとても自信がないことを隠すような態度に思えた。


じゃあ、どうして変わったのかについても書いておく。

授業が終わる と、講師は短い学習記録を作成して、受講者はこれにサインをすることがルールである。これは、ルールではあるが、受講者は授業を受けたことを示すサインしさえす ればよいので、これまでの講師は、学習記録をまったく書かないか、書いても大雑把に1〜2行程度であった。Bobは、必ず学習記録を書くだけでなく、几帳面と言うか律儀にも記入欄いっぱいに書く。あるとき、あまりにも沢山書いたので記入欄を大幅にはみ出してしまった。ここまでまじめに書く人は初めて だひょっとして、私の第一印象は間違っていたのかもしれない。この感覚はあっていた。

あのまま自分の感覚を過信して続けなくて本当に良かったと思うとともに、Bobに本当にすまないと思っている。ごめんなさい。

「The 7 Things Bob Told Me (7) オープンマインドと率直さ」

Give positive messages / ポジティブなメッセージは相手を変える

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (3)

Bobが教師として断トツに素晴 らしいところは、モチベーションの巧みなコントロールだと思う。彼の使っている二つの方法について記しておく。

(3) ポジティブなメッセージは相手を変える


Business Communicationの授業では、各シーズンの最終回に講師から生徒へアセスメントシートが手渡される。生徒の技術のレベルや今後の学習を進めるための留意点が書かれているもので、手っとりはやく言うと「通知表」というわけだ。

ただ、私が学校のころもらっていた通知表、ここがダメ、あそこがダメといったダメだしリストとは全く別物。Bobに限ら ず語学学校のアセスメントシートは、ここがいいね、あそこをもっと伸ばそうよというポジティブなもの。

達成レベルを判定するチェックリストのほか、講師からのアドバイスを自由に書く欄がある。最初に渡されたアセスメントシートを読んだとき、とてもうれしかった。そして「もっと上達したい。そのためにもっと努力しよう」と素直に思うことができた。

私はかなり独立心旺盛な人間だと思う。自分でやりたいことを見つけて、努力し、目標を達成する。そのサイクルをぐるぐる回すことで子供の時から今までを生きてきた。だから、他人が自分のモチベーションを下げることはあっても上げることなど絶対無理だと思ってきた。だって自分の問題なんだからそんなの関係ないじゃない。他人の言動でこんなにやる気が起きるなんて、初めてのことだった。とても新鮮な体験だ。

Bobのメッセージの一部をここに書いておく。

「君は、本当に語彙が豊富で幅広い話題をもっている。リスニング、それからとりわけに文法に力をいれたらいい、そうしたら、自分の考えを思うように表現できるよ。 」

ね、これで心を開かないとしたら、そいつは相当偏屈だ。でもいったいどうやったら、こんな人をやる気にさせる素晴らしいメッセージをかけるようになるだろう。Bob教えてくれないかなあ。

→「The 7 Things Bob Told Me (4) やる気を引き出す高度なテクニック」

Friday, June 15, 2012

Unforgettable Memo / 心に残るメモの作り方


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (5)

(5) 普通とちょっと変えてみる。手書きで書いてみる。白以外の紙に 書く。印象的な名前をつけてみる。(ちょっと大げさでもよい。)


今日は、心に残るメモについて話をする。 メモと言っても、電話メモなどの用がすめば捨ててしまうといったたぐいのものではない。ずっと相手の手 元に捨てずに取っておかれるだろう。ただ、今日の話には、単なる偶然から生まれた結果オーライも含まれていることを最初にお断りしてお く。

Dream Sheet。これは、プレゼンテーションの原稿をつくるためのBobが手渡してくれた1枚のメモ だ。緑の紙に手書きで書かれているので、書類 の山で迷子になったりはしない。

メモにはプレゼンテーションに必要な構成 と、各セクションで有効な言い回し書かれている。このメモに沿って、言い回しを並べて、言葉を当てはめてカスタマイズするだけで、プレゼ ンが完成する。ビジネスを成功への導いてくれる、夢を 現実にしてくれるというわけで、Dream Sheetと言うわけ だ。

最近の日本では、プレゼン・ブームといっ ていいくらい、書店に行けばプレゼン関連の本や雑誌は山のように並んでいる。TVで も番組ができるほど人気だ。Dream Sheetに書かれている内容は決して目 新しくない。ちょっとした本やWebを開けば載っているほど普通でシンプルな内容 だ。

これを手渡された経緯(*)(**)について書いてお く。あるとき、宿題で作ってきたプレゼンがあまりにもお粗末だった。「次週、資料を持って説明をするね」というBobの予告通りに、渡されたシートがDream Sheetだ。たぶん、何かのテキストをコピーしてくるだろうと思っていたので、手書きのシートは、ちょっと嬉しかっ た。本当は、プリンタを持っていないという単純な理由かもしれないが、手書きって心がこもっているように思っていて、うれしいものだ。

Dream Sheetは、プレゼンの授業やその準備だけでなく、仕事でプレゼンを作るときにも使って いる。だから、やわらかい透明のファイルケースに入れていつも机の書類を入れる引き出しの一番上に入れているし、発表の時には必ず持って いく。まるでお守りのようだよね。

少し前のこと、会議であまりにも緊張しす ぎたために、演台にDream Sheetを忘れてきてしまったことがあった。席 に戻って手元にない。随分あせった。なくなったらどうしよう。蒼くなった。Coffee Breakの時に演台にあったときには、ほっと胸をなでおろした。

最近、Bobに尋ねてみたところ、どうもDream Sheetというのが私の聞き違えらしいことがわかった。でも、やっぱりこれは私にとってDream Sheetなのだ。Bobに 習い始めて以来、私の仕事は上向いている。特に海外向けのビジネスでは、1年前には想像できなかったような仕事がくるようになった。

「The 7 Things Bob Told Me (6) 第一印象に振り回されないで」

Thursday, June 14, 2012

I' ll tell you a magic spell / 魔法の呪文を教えよう


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (2)

ここでは、相手と距離を縮める簡単で効果のある方法についてお話します。それは、相手の名前を呼ぶこと。でも、侮らないで。好事魔多し。いつでも効果を発揮するためには、呼び方も大切なのです。

(1) 相手との距離を縮める最良で簡単な方法、それは名前を呼び掛け ること。

Bobのやっていることで、人と の距離を縮める方法で、簡単だけどとても効果がある方法。それは名前を呼ぶことだ。BobのLessonはいつもこんな感じだ。

「やあ、Mxxx、調子はどう?」
「Mxxx、 今なって言った?」
「Mxxx、 あと5回やってみよう」
「Mxxx、 子音の発音はどんどん良くなっているよ」
:
「Mxxx、 じゃあね、また来週」

と、こんな感じ。わずか40分のLessonでいったい何 回自分の名前を呼ばれるんだろう?名前を呼ばれて悪い気がする人なんていないし、知らず知らずのうち、親しみを持つだろうし、気がつけば 相手に心を開いている。

もうひとつ大切なことは、まず名前を呼びかけかけてから、大切なこと言うことだ。大切なことの後ではなくて前。これもポイント。 これは、Bobの思い付きではなくて、たいていのコミュニケーションの本に書いて あることだ。でも、ちゃんと実践して、効果を出している人は、これまで身近にいなかったから、ちょっと衝撃的ですらあった。

(2) 相手の印象に残る名前の呼び方とリスクについて



冒頭にBobは人気の講師だと書いた。Bobが 担当する生徒の数は、正確には分からないけどかなり沢山いるんじゃないのかな。コースは、だいたい3〜6カ月だから、3か月で何人かは入 れ替わる計算になる。だから、生徒の名前を間違えずに呼び掛けるには、努力が必要だ。

でも、たかが名前呼ぶなんてと思わないで ほしい。前に、Bobに自分じゃない名前(同性のレッスンパートナーの名前)を呼 ばれたことがある。たぶんとても具合が悪いか、疲れていたんだと思う。そうとわかってもちょっと落ち込んだし、その日の調子はいま一つ だった。

だから、名前を間違えてしまったら、これまでの努力が水 の泡になると思ってほしい。相手は自分に親しみを持ってくれているのでなくて、コミュニケーションのテクニックとしてやっていたと感じ て、相手は一気に心を閉ざしてしまう危険すら ある。


あるとき、Bobは
「ほらね、Mxxxここに君の名前が書いてある。」
とスケジュールツールを見せてくれたこと があった。Bobは、授業を受ける生徒の名前を書き込んでいた。Bobのような達人ですらちゃんと名前を努力を怠らないというわけだ。

→ 「The 7 Things Bob Told Me (3) ポジティブなメッセージは相手を変える」
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Wednesday, June 13, 2012

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (1)

Who is Bob?

彼のことをBobと 呼ぶことにする。本名を書くわけにいかないからね。彼のお薦めのジャーナリストのRobert Wrightに敬意を表して彼をBob呼 ぶことする。

Bobは英会話学校のBusiness Communicationの講師。そして、とてもかっこいい。

すらっと背が高く、美しいブルーグレーの瞳の持ち主。夜の8時を 過ぎても、白いシャツをぱりっと着こなしていて、しわが寄って着崩れるところなんか見たことがない。

生徒にもスタッフとても人気がある。特に、女性は皆うっとりと彼 を見ているんじゃないのかな。Bobだったら、どんな女性とでもデート出来るだろ うね。まあ、Bobが望むならって話だけど。

でもね、それだけで人気が出るほど世の中は甘くはない。ハンサム な英語教師なんて東京には、掃いて捨てるほどいる。

Bobの授業はとても面白いし分かりやすい。発音なんか、指導を受けると見違えるように上達する。 誰に対しても公平で礼儀正しいし、温かい人柄だ。とても知性的で、Brit Popか ら政治や社会科学まで幅広い知識をもっている。いつも今日はどんな授業なんだろうってわくわくする。準備もそれなり大変だけど、それすら 楽しく思える。ずいぶんほめすぎって思うかもしれないけど本当なんだ。

Bobからはいろんなことを教えてもらった。もちろん「これは大切だよ」って直接教えてもらった ことも沢山あるけど、Bobの日常の行動や習慣から気付いたこともある。読む、書 く、話す、といった英語の技術についてだけでなく、基本的なコミュニケーションの方法についても沢山のことを学んだ。特に、コミュニケー ションについては、普段の他人との接し方でも参考になるものが多いので、書いておこうと思う。

Bobがやっていることの中には、一見すると、とても簡単で、誰でもすぐに出来そうだ。でも、い ざやってみると、難しくてできなかったこともあった。彼は、本当にコミュニケーションの才能がある人なんだと思う。

というわけで、「The 7 Things Bob Told Me」のはじまりはじまり。

The 7 Things Bob Told Me

1. Who is Bob?

2. 魔法の呪文を教えよう。名前の持つ魔力について

 [テクニック 1] 相手との距離を縮める方法 それは名前を呼ぶこと
 [テクニック 2] 相手の印象に残る名前の呼び方、リスクと努力について

3. 相手のモチベーションはコントロールできる

  [テクニック 3] ポジティブなメッセージは相手を変えられる
  [テクニック 4] 相手にやる気をださせる高度なテクニック

4. 心に残るメモの作り方

 [テクニック 5] 普通とちょっとだけ違うことをしてみる