Monday, March 26, 2012

TED as training material for business communication lesson (2)

Business CommunicationのコースでTED: Ideas worth spending (TED.TALK)を教材に取りいれたいるという話の続き。今回は、このLessonについて書いてみようと思う。

受講中のOne-to-One Lessonでは、講師と生徒の間で自由に内容を決められる形式。(とはいえ、自由と言われると何をしていいかわからないので、一応テキストやガイドラインあるようだ。)

Listening Practiceを始めた当初は、何か好きなものを聞いてきて、それについて内容を話すというかなりシンプルなものだった。やっているうちに、プレゼンテーションの構成についてレクチャーを受けたりしているうちに、Listening And Presentation Practiceに形を変えていった。

授業では、聞き取った内容をサマライズするだけでなく、自分の意見も加えてプレゼンテーションを作る。プレゼンが一通り終了すると、内容に対して先生から、詳細を問う質問やどう考えるかなどの質問が投げかけられる。準備の段階で、内容を聞き取るだけなく、内容の理解を深めるためにサーチをするなどの作業が必要となるので、時間はかかるが、英語でものを考えて、発表し、議論する基礎力を養うのに役立っている。

自分の準備も大変だけど、毎週の題材については、ほとんどの場合、先生には知らされていないので、その場で、聞き取って質疑をするので、相当の知性がないと対応できない。前に、ピンチヒッターでやってきた先生にいつもどおりにやろうとしたら、TEDの説明だけで半分ぐらいの時間が終わってしまった。残りの半分は、とても間の抜けたもので、誰にでもできることではないのだと思い知らされた。

しかも、私の英語の能力がそれほど高くないので、コンテキストを共有しない相手とはかなり会話がつらいものであることを考慮すると、先生の語学教師としての能力は相当なものだ。

一通り質問が終わると、文法と発音のReviewになる。PresentationやQAのような場合、内容に集中するので、どうも文法や発音に神経を割いてばかりはいられないので、自分の真の実力がわかる。それに自分の間違いの癖なんかも。
発音について言うなら、間違いを指摘されると、ちょっと悔しいなあとおもうのの、Reviewを受ける前と受けた後とでは劇的に音が変わるので、ちょっととしたマジックだ。

Sunday, March 25, 2012

TED as training material for business communication lesson (1)

Business CommunicationのコースでTED: Ideas worth spending (TED.TALK)を教材に取りいている。

昨年の6月ごろからスタートしたのでかれこれ、9ヶ月取り組んでいる。スタート当初は、Listeningの能力向上が目的だった。始めたころよりも、予想外に幅広く学習に活用できているので、ちょっとまとめてみようと思う。

1回で言いたいことが表現できるかどうか、自分でもわからない。だから、とりあえず(1)とした。でも2回目が続くかどうかわからない。

TEDを英語学習にと入れてときのよいところして、まず思い浮かぶのが以下の2つだとおもう。

(1) 世の中を変革する新しいアイデアを知る
まあ、TEDの理念についてはここでいうまでもないけどね。
特に、日本語で紹介されていないアラブ世界などのGlobal Issueや経済学、心理学などのTalkはおすすめ。

(2) Native Speakerのスピーチを聞くことでListening能力の向上させる
Talkは、短いものは6分以下だが、大体のものは20分程度。20分程度のものだと、そう単語するうにすると3,500~4,000語。毎週、20分程度のものを一本じっくり取り組むようにしている。正直かなりしんどい。

たぶんこのあたりは、他の人のBlobなどに書いてあるので割愛しようと思う。最近思うのは、むしろ

(3) 英語圏でのPresentationやSpeechの技術を知る
なんじゃないかな。

後天的に、学習で英語を身につけた人中にも、ビジネスや日常に事欠かない程度にまでなった人は多いと思う。でも、英語でちゃんとスピーチできるひとは皆無に近いんじゃないか。日本で教育を受けている限り、こういった教育は期待できないだろうな。この先もずっと。

それでもまあ、スピーチの構成や小道具の使い方などは、たぶんどこかの本に書いてあるだろう。最近視聴したなかで、特に感慨深かったのは、Carne RossとSusan Cain。

この二人のすごいところは、観客の既成概念を計算に入れた上でスピーチを作っているところ。欧米式のスピーチのうまい人たちは、観客の既成概念を上手に取り込んでいるところだろう。

Carne Ross の場合、外交官のイメージを利用したり裏切ったりしながら、主題を展開する。舞台に登場するときの彼は、ユニクロで売っていそうなカジュアルスタイル。悪く言ってしまうと、日曜日のお父さんスタイル。外交官の対極にある服装をすることで、アイデアの斬新さを主張しているのだ。この域まで来ると、策士と言うかあざとささえ感じる。さすが、大英国外交官のことはある。

Susan Cainの場合は、Introvert(内省的)なおイメージを表現する道具として、自身の少しはにかんだ表情と大きなスーツケースを持って登場する。

小道具に関して言うと、講演者は実にいろいろなものをステージへと持ち込んでいる。ありがちなのは楽器やデジタルガジェット。次に多いのが最新のテクノロジーを駆使したロボット。ダンサーを伴っていうのもある。

Susanはスーツケースを持ってくるもの、中から物を取り出すのは、講演の中盤である。そう、Introvertはそうそう、人に心の内を見せないということを表現している。かなり、脚色が入っているが、これからGlobalでなにかやっていくには、こういったSpeechのテクニックは必要だろうね。

Friday, March 23, 2012

New Season Start / "Nice to meet you"はないよね。

Business Communicationの新しいシーズンが始まった。

今の学校にはかなり通っているが、初めて教務課の担当の方とお会いした。メールではずっとのお付き合いだが、実際にお会いするのは初めて。とても感じのよい方だった。

入り口で先生とすれ違う。何を思ったのか、
"XXX, Nice to meet you"
と口走ってしまう。言った瞬間、あちゃーと思う。先生から、
"Nice to see you again"
だよねと、笑いながら訂正される。1年も教えてもらっているのに、ごめんなさい。

前のシーズンは、1時間コースだったのが、今シーズンは40分になった。シーズントータルの時間は変らない。前のシーズンのときは、回数が多い方がいいなと思っていたのに、新しいシーズンになったら、時間が長い方がいいなと思う。人間は、勝手だね。


時間が短縮になったことでListening & Presentation Practiceの準備がかなり悩ましい。前よりも念入りに準備して完成度を上げないと、時間内に収まらない。題材として何を選ぶか、かなり考え込んでしまった。

こんなときに限って、TED.TALKで手ごろなものがないのだ。このところ選ぶ基準にしているのが、Native Speakerで20分程度のものでSub Titleがあるもの。題材は、経済、心理学、グローバルイシュウ、政治としている。IT関連は前提知識で聞けてしまうので、あまりListeningの教材にならないので極力さけている。

題材を決めたのは、火曜夜だった。もう、ほとんど準備の時間がないことになる。

今回は、Sub Titleがないもの(=YouTubeにUpされている)で、最近にUPされたTED.EDから選んでみた。(The Cockroach Beatbox)観客が中高生相手なのと、実験をしながらなので、Listeningは、あまり大変ではなかったけど、全く実験を見ていない人に、手順や光景を説明するためには相当な表現力が必要なので、予想よりもだいぶきつかった。

今回、題材を決めるのにあたって頭に片隅にあったのは、以前、テレビで見た実験の話をしたこと。(Speech Communication Instructor / 気のみじかい人には勤まらない職業)実験の手順とか結果とかを伝えられなくて、悔しかった。そのことが頭の片隅にずっとあった。まだいくつか伝わらなかったけど、少しは上達したようだ。

Thursday, March 22, 2012

TED: The Cockroach Beatbox

[web]

ちょっと残酷だけど、こんなに面白くてためになる実験はないよね。

グレッグは神経科学者。脳の内部では、化学と電気の反応が起こっているという。神経細胞の中にはニューロンがあって、ニューロン同士が電気信号を送ることで、運動は脳に伝わる。...なんて書くととても難しいよね。グレッグは脳が運動を受け止めたり、伝えたりすることを、ゴキブリ使ってわかりやすく説明してくれる。

ゴキブリは身近な人類の友達なんて言っている割に、氷水につけるは、足を根っこから切り取るは、結構残酷。切り取った足の2箇所にピンを打ったら、さあ実験開始。時より映される客席をみると、身を乗り出している男の子や今にも泣き出しそうな女の子など、反応はさまざま。

まずは電気信号の伝搬系の実験。お手製のスパイクボックスのお出ましだ。神経の間には微弱な電流が流れていて、スパイクボックスをつないで、電気信号を増幅する。スパイクボックスのもう反対側には、ipadつなぐ。波形表示のappを立ち上げて、電気信号の状態を観察する。切り取った足を動かすと、波形中にスパイクがあらわれるというわけ。

さてお次は、受動系の実験。スパイクボックスをiPhoneに換えてみる。ビートの聞いた音楽をゴキブリの足に流すことにする。するとあら不思議、足はピクピクと動き出す。iPhoneから、流れる音楽は電気信号であるわけで、よく考えれば当たり前なんだけど。

そして、iPhoneをマイクに変えてみる。何が始まるのかと思ったら、人間ビートボックスが舞台に登場。ブンブン、チャと得意のRAPを刻み出す。もちろん、哀れなゴキブリ君の片足は、ピクピクとRAPにあわせて動く。グレッグは客席向かって叫ぶ。
「人類とゴキブリの初のコラボ。」
高校生は当然オオウケってわけ。

Wednesday, March 21, 2012

A TED speaker's worst nightmare

[web]

TEDを英語の教材にしている人も多いんじゃないのかな。息抜きにぴったり。

ちょっと楽屋落ちの感はあるけど、文句なく面白いよ。これ。

Podcastでは、タイトルがあるから何か面白そうなことがはじまるって思うけど、会場にいた人は、「え?何が起こったの?」と思ったに違いない。

ちょっとネタばれになっちゃうけど、でも、本当に面白いものは、そんなの関係ない。

会場にエンジニア風の男性が登場して、最新技術の太陽電池について話をはじめる。ビデオを上映しようとしてPCにアクセスすると、アクセルエラーが次々起こってハングしてしまう。

そうこうするうちに、アクセスエラーのアイコンと同じレインボーカラーの傘が会場のあちこち現れる。このあたりなるとこれは、TEDのセルフパロディーなんだとわかってくる。

ここまでくると後は加速するのみで、会場は、スクリーンも客席もレインボーカラーの洪水となる。舞台の袖から、レインボーカラーのタイツ人間が登場したり、もうやりたい放題。

思い切り笑ってみるのも時にはいいよね。

Monday, March 19, 2012

TED:Clifford Stoll on ... everything

[web]

Clifford Stollは、私のヒーローだった。ちょっといいすぎかな。

でも今から20年ほど前、プログラマをはじめたころ、大きく影響受けた人の一人だ。高々数セントの課金の齟齬をたどっていたら、KGBのハッキングにぶちあったという「かっこうはコンピュータに卵を産む」の作者。

(*1)この本の面白いところは、KGBを後ろ盾とするハッカーの勧善懲悪ストーリーともよめるし、80年代のコンピュータセキュリティ創世記の入門書とも読めるし、Clifford自身の素敵なラブストーリーとも読める。

タイトルは”Everything”とあるけど、いったい何を語るんだろう?彼は中々答えを出さない。舞台をうろうろと歩き回り、手を振り回したり、髪をかきむしったり…。公演の前にちょっと前に話したいことをメモしてみたと掌に書いたものをカメラにかざしてみたり、…TEDの講演者でちょっとこんな人いないよね。…、最初は天文学について語ると見せかけて、コンピュータに移ったと思ったら20年前の話は古いよねとあっさりと、クラインの壺を手にとってみたら今度はディレクターチェアに腰掛けたクリスアンダーソンをぐるぐる回してみたり、とにかくせわしないことといったらこの上ない。

最終的には、中学生に大学レベル物理を教えていることを話すのだけど。ここからは、かなり面白いので実際に視聴することをお薦めします。

ちょっとだけ気にかかるのは、講演を行ったのは2006年で、かれこれ6年が経過するのだけど、当時の彼の連絡先のリンクが切れていること。今彼は何をやっているんだろう。

ちょっと息継ぎなくあれこれと書いてみた。そうCliffordのTalkスタイルに敬意を表してね。

Sunday, March 18, 2012

Movie: Shame / 心に漣をたてるBach

マイケル・ファスベンダー主演の映画Shameをみた。映画を見に行くのはとても久しぶりだ。

Webに流れている予告編をみて、どうしても見ておかなくてならないと行く気になった。仕事を終えて東海道線に乗り込んだら、事故でしばらく停車した。結果的にレイトショーで見ることになったのだけど、ほとんど劇場を独り占めして見るような感じで、よかった。

見ようと思った理由は二つ。

グレン・グルードのバッハのBWV855がよかった。グルードのバッハはすばらしい。だけど、他人には奨めない。グルードのバッハは、人の不安感をあおり、落ち着かなくさせる。心の中にざわざわと漣が立つような感じ。主人公の心の不安定さを表現するのにこれほど、マッチした演奏はないだろうな。


もうひとつは、マイケル・ファスベンダーの表情、とくにグレーがかったブルー瞳を堪能したかった。


仕事仲間に息を呑むほど美しいブルーグレーの瞳の持ち主がいる。光線の加減や顔の角度、感情によって瞳の色が違って見えるのだ。非常に明るいブルーに見えるときもあれば、ダークカラーに見えることがある。あるとき、写真に写っている姿をみて、別人に見えて驚いた。あまりにもきれいなブルーアイだった。ダーク・ブラウンの場合、いつどこで見ても、ダークブラウンなんだけどね。

マイケル・ファスベンダーがダーク・ブラウンの瞳の持ち主だったら、これほど空虚感を表現できなかったかもしれない。映画の冒頭、彼は、青いシーツに横たわっている。瞬きせず、身じろぎせず。虚空を焦点の合わない目で見つめている、このブルーグレーの瞳がなんともよいのだ。

キャリーマリガンの留守電のせりふも不安定な感じがしてよかった。

"Brandon, it's me. pick up, pick up" (ブランドン。私よ。電話に出て、出て)

彼女の歌声も素晴らしい。New York New Yorkをこれほどまでに、切なく歌えるなんて。心が揺さぶられるね。

Friday, March 16, 2012

Assessment / PositiveなMessageで相手を変える

1月からはじまったBusiness Communicationコースが終了。

コースの終了時には、講師から生徒へAssessment Sheetが渡される。Assessment Sheetには分野別の定性評価のほか、講師からのComment & Adviceが記入されている。

昨年の春から担当していただいる先生は、普段の教え方もとてもうまいが、生徒の学習の意欲を引き出すのがうまい。Comment & Adviceにも、Positiveなメッセージがつづられていて読むのが楽しみ。それに、来期もがんばろうと思う(*1)。(日本の学校通知表とはえらい違いだ。)

日本でGlobal Businessというと自分の主張を声高に繰り返すということばかり強調されがちだ。海外対応をする人の中には、いかに相手に自分の意見を声高に主張したかとか、相手とのConflictばかりを勲章のようにいう人がいる。違うんじゃないかと思っている。

Positiveなメッセージを出していくことで、相手を変えていく方法というのもあるんじゃないか。この1年の授業を通して深く思ったことだ。もし、そういう人でなかったら、私はとっくに授業をやめて別の学校に移っていただろう。なぜなら、先生に対する第一印象はかなりひどいひどいものだったからだ。初日に学習履歴を詳細に書いている姿を見て、私の第一印象のほうがまちがっているかもしれないと感じた直感は正しかったといえる。

すばらしい授業をどうもありがとう。なんてお礼をいればいいんだろう。

Thursday, March 15, 2012

TED:Susan Cain on the power of the introverts

[web]

私は、Introvert(*1)な人間である。

(*1)Introvert 辞書を引くと「内気、内省的」と表現されているが、日本語で言うところとちょっと違うように思うので、 Introvertとしておく。

生まれてからかれこれ40年以上たつけど、自分がIntrovertかExtrovertなのか、あまり気にしてことなく生きてきた。 ちょっと前に Business Communicationの先生から、「君はIntrovertなんだね」といわれて、自覚した次第。

まあ、北米出身の先生からすると日本人は大方Introvertに思えるらしい。一方のExtrovertな典型はアメリカ大統領 (*2)ってことになるけど、(例外的に)JFK(*3)とObamaはIntrovertというらしい。 なお、アメリカなんかでは、近年、Extrovert/Introvert は結構ホットな話題らしい(*4)。

(*2)先生によると、日本の政治家はIntrovertに見えるらしい。小泉純一郎なんて、私から見たらExtrovertだと思うん だけどね。確かに、はにかんで笑うことがあるけど、選挙対策じゃないかなあ。なお、日本の政治家でExtrovertの代表格と言えば、 田中角栄、真紀子の親子だなあ。
(*3)JFKは近年になってあれこれ悩み深い人生だったことが明らかになってきた。出自や悲劇的な最後と相まって語られることも多く、 そうするとあの笑顔もちょっと張り付いた作り笑いに見えてくのは不思議だ。
(*4) Googleで調べてみたら、すごく出てきた。wikiもしっかりあったし。なかでも笑えたのは、Extrovert/Introvert振り分け質問集なんてのもあって、そこまでしなくてもねえという感じ。たぶん、私の場合、Ambivalentに分類されるんだと思う。


本日のSpeakerであるSusanはIntrovertな人。内気そうな笑顔を浮かべながら本のたくさん入った不釣り合いなほど大きなカ バンをもって壇上に上がる。さながら、ライナスの毛布か…。

まずは、子供のころ、サマーキャンプでびっくりした話から始まる。びっくりするほど、馬鹿明るいキャンプの雰囲気に頑張って溶け込もうと したこの手の話だったら50はくだらないと告白する。

彼女は周囲のExtrovertの素晴らしさを認めつつも、教育の場や職場ではIntrovertは不利(*5)であり、こうした背景から Introvertに関する本を出版したのだ。そしてその本を広めるために、危険なほど話す決意をしたらしい。

(*5)Introvertであっても訓練で見た目は変えられると思う。私自身がたぶんその典型だと思う。

でも、待てよ。少し禍々しいじゃないかと日本人の私は思う。

だって、プリンストンを出てハーバードのロースクール出身のウォール街の弁護士で、専門は交渉のコンサルティング。しかもTED.TALKのスピーカーになる人が、Introvertっていうのは、誇張が入っているんじゃないかな。口頭試問やjob interviewとかパスしてきただろうに。

この辺りのわかりにくさには理由がありそうだ。

Introvert tといってもだいたい1/3から半分なんだし、IntrovertなのかExtrovertとぱっかりどちらかに分かれるわけではない。また、Introvertとshynessとも違うし、時にIntrovertのリーダーはExtrovertのリーダーよりも素晴らしい成果をあげるとSusanはいう。

Extrovertが良しとされる背景には20世紀のビジネス優先社会が関係しているという。見知らぬ人とうまくやっていくには、Extrovertでなければならなかったのだ。だから、西洋特にアメリカでは、Extrovertであることが重要だと考えられていると、結論づけている。

日本に生まれたことが幸いして教育の場でも職場でもあまり不利な目にあっていないが、ちょっとだけ不利だと思うのは、口げんかの時だ。

Introvertは、混乱すると黙る。怒っているわけではない。ただ、何が起こっているのか、どうしたら糸口がつかめるのか探しているだけ。
ただ、それはひどく怒っていると誤解されて、相手はどんどん感情をエスカレート(*6)していく。ひどい場合、相手は泣き出すこともあって、とても困る。それに不公平じゃないか。

(*6) このあたりは、Entrovert/Introvert x Peace-maker/Conflict-OKの組み合わせになるらしい。

相手は、もともとの問題だけを片付ければいいのに、こっちは、元々と目も前の問題(=相手が泣いている)の両方を片付けれなればならないのだから。


Listening Data:
19:04 / 3,275 words

Sunday, March 11, 2012

TED:Carne Ross: An independent diplomat

[web]

Speechというと、とかく、内容だけあれこれ言われがちだけど、語り口や服装も含めて楽しんでみるのはどうだろうか。

意地の悪い言い方をしてしまうと、これは数あるTED.TALKの中でも策略に満ちたTALKと言えるかもしれない。

Carne Rossは、元英国外務省に努める外交官。1989年に5000人の応募者からたった20人選ばれたエリート外交官。専門は中東。アラファト議長と会い、サダムフセイン陣営と外交交渉、特殊部隊にのエスコートで打倒アルカイーダのアフガニスタンのリーダーと秘密裏に会談。これをめくるめく外交交渉の花道と言わずしてなんといおう。

しかし、壇上に現れた彼は、とてもカジュアルだ。黒のセーターとダークからのズボン。Color Blindだからと言っているが、明らかにいわゆる外交官のスタイル…仕立てのよいスーツに革靴…を打ち消す意図がみえみえだ。そしてうろうろと歩き回って話す。まるでこれじゃ、ボリショイサーカスの熊だ。

でも、彼の言葉に耳を傾けてほしい。できれば、サブタイトルを読んでほしい。言葉に無駄がない。すごく洗練されているのだ。英語は日本語に比べて、書き言葉と話し言葉の差がないというが、それでも原稿があるにしてSpeechでは、冗長になるし、構造が崩れる。彼は熱情的に話すが、決してそんなことがないのだ。さすが、外務大臣のスピーチライターだっただけのことはある。

そう、これは彼のパフォーマンスなのだ。An Independent Diplomatが如何に既成概念と異なるのかというパフォーマンス。たぶんね。An Independent Diplomatの詳細については、実際にTED.TALKを聴いてほしい。

でも、間違えないでほしい。An Independent Diplomatがまがまがしいと言っているわけでないのだ。ただはっきりと言えるのは、Carne Rossいうように、国家がもはや以前のように力を持たずそれに代わる第三の勢力が台頭しているのは確かなこと。

そして、それが21世紀だということだ。An Independent Diplomatとは21世紀らしい問題解決なのだ。

Listening Data
3,557 words/20:38

Tuesday, March 6, 2012

VOA Getting Young Indians to Choose Tea Over Coffee

[web]

インドの最近の紅茶ビジネスについて。

150年と長い歴史をもつ紅茶の国も若い世代は、コーヒーをのむ。大手コーヒーチェーンも巨大市場に注目している。また、従来は、小さなとおりに面したチャイのビジネスも近代化して、チェーン化している。

Sunday, March 4, 2012

The world is what you imagine / 世の中はあなたの思う通りにある

就職活動をしている大学生たちと話す機会があった。

皆、それぞれ持てる力を振り絞って自分の将来と獲得しているんだという熱気が伝わってきた。

「世の中は、あなたの思っている通りにある」。そう伝えてあげたい。そしてこれが今自分自身に伝えたい言葉でもある。

不惑を超えた自分もまだ、自分の将来と格闘する毎日なのだ。


大阪の街を歩いていたら、懐かしい歌が流れていた。

All around the world, you've got to spread the word
Tell them what you heard
We're gonna make a better day


All around the world, you've got to spread the word
Tell them what you heard
You know it's gonna be o.k.


世の中に、広めるんだ
君が聞いたことを話すんだ
もっといい日になるだろう


世の中に、広めるんだ
君が聞いたことを話すんだ
そう、それでいいんだ


偶然にしては随分出来すぎだね。

Friday, March 2, 2012

Tentative Lesson / 代行授業

いつもの担当の先生の都合で久しぶりの代行授業。

今回引き受けてくださったのは、ロンドン出身の先生。以前は世界的に有名なデータベースのS/Wの会社でエンジニアをしていたという。

とても聞き取りやすいのだけど、独特の抑揚のあるしゃべり方だった。顔を合わせるのは初めてだったけど、確か夏ごろ、授業している声が聞こえてきたのを思い出した。どんな人がしゃべっているんだろうか…、ちょっと謎だったので、謎が解けたのはちょっとだけうれしい。

周りのひとからは人見知りしない性格だと思われているけど、実は初対面と言うのが苦手。
マンツーマンのLessonは、ただでさえ緊張するのに、初対面となると、とても緊張して早口になったり、悪い癖(時制の間違いや、's'のつけ忘れなど)がでてしまう。私のようなフロントのビジネスだと、圧倒的に初対面の人が多いわけで、初対面の人と話すのはいい訓練になったと思う。

Lessonでは苦手なフリートークがなく、いきなり本題入ったのは、ちょっとラッキーだった。ひょっとしたら、引き継ぎに書いてあったのかもしれない:)。

いつもとは随分勝手は違ったけど、これまでのLessonの素晴らしさが実感できてよかったかと思ってます。(例えば発音の訓練とか。生徒との距離の縮め方とか…)

代行授業は、あんまり進まないだろうなっと、予習から少し手を抜いたこともここで白状しておきます。(量も質もいつもの半分くらいに落ちちゃうんだよね。仕方がないことだけどね)