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Friday, October 12, 2012

Sense of the Mathematics / 数学のセンスはビジネスに役に立つの?

数学的な発想をもたないと仕事のできない人になる

数学的な発想が仕事に役に立つという。 数学科出身の私としては、やっと数学に脚光が浴びたようでうれしい。 でも、待てよ。これは数学"的"な発想であって、数学そのものではないようだ。


私の周りには、いわゆる数学科出身の人というのが結構いる。(とても失礼ではあるが、)しかも彼らは、人もうらやむ超難関名門大学の出身で修士号までもっていたりする。確かに、我々凡人には到底理解不能な純粋数学を愛情たっぷりに語ったり、数学以外にも他の人が知らないような色々なことを知っていたり、すごく奇抜なアイデアを思いついたり、何カ国語 も外国語を"知って"いたりする。でも、言語を使ってコミュニケーションするのはとても苦手みたい。

どうも、彼らの中では、たぶん、数学に打ち込んでいたころで時間が止まっていて、ガロア (*)な自分が本当で、今の数学以外のことをやっているのは、かりそめの姿なのかもしれない。
彼らにとっての数学と言うのは、不治の病なのかもしれないなあと思うのだ。(取りつかれたら最後、一生逃れられない…。)

(*) 恋と革命と数学に生きた、19世紀フランスの数学者。恋敵との決闘に敗れて(本当ははめられて)亡くなった。


昨今のノーベル賞を見ても分かるように、特別な知識や発想だけではだめで、誰かとその知識をシェアしないことには価値が認められない世の中なんだなあと思う。ジョブズもゲイツも、そしてザッカーバークも相当独善的で偏屈なヤツではあるもののコミュニケーション力は高かったりする。

頭の良さも時代によって変わるんだね。

Saturday, July 14, 2012

Why Did I learn the Mathematics / 世の中を渡るための羅針盤としての数学

10カ月ほど前、恩師から数学が社会生活でどんなに役にたったのかまとめてみないかとすすめられました。早速書き出してみたのですが、やはりうまくまとめられてなくて何度も書き直しているうちに、時間が経ってしまいました。まだ納得のいくものではないが、ひとまずUpして書き直していこうと思います。


世の中を渡るための羅針盤としての数学

こんなタイトルをつけてみましたが、私のこれからする話は、多くの人がそうであるように恐ろしく地味で平凡なものです。

私の職業はソフトウエアのエンジニア。大学生の時からプログラマーをやっていたので20年以上のキャリアがあります。こんなに一つのことが続いたなんて、私自身も驚く限りです。そしてそのことは私が大学で数学を専攻したことに幸いしていると思っています。

Sunday, June 17, 2012

TED:Jean-Baptiste Michel: The mathematics of history

[web]

この数年、数学の価値が再評価されているように思う。特に、古典的な数学で用いられるような数学特有の思考方法が再評価されているように思う。

数学科出身としてはうれしい限りだ。半年ほど前になるだろうか、恩師と久しぶりにあった時、「最近の学生は、『大学で習った数学をどう生かしていいのかわからない。』と問いかけるて少々困っている」とおっしゃっていた。無理もないなあ、私の場合、学生のころは古典数学と世の中で役に立つ数学とは別ものだと割り切って、在学中からプログラマのアルバイトに走ってしまったのだから。

ただ、S/Wの仕事を10年以上やり続けて分かったことは、自分のS/Wの基礎は、数学にあるということだ。数学で培った抽象的な思考はもとより、分からないものとなんとなく付き合っていくという思考とも処世術ともつかないものがベースになっている。

Jean-Baptiste Michelの主張は、歴史を測る道具として数学は有効であるということ。文法の変化や戦争の規模などの数値データのパタンから歴史の進度を測れるという。

昨今の数学のツールとしての再評価は、ビッグデータの問題と無縁ではないと思う。世の中に存在するデータがある程度の電子化されたことにより、これまでの手法が通じなくなり、新しい手法を見つけるために、古典的な手法に立ち戻ったということなのだ。世の中っていうのは、いつの時代もスパイラルなんだなあと感じる。

[Listening]
4:26と短く、比較的ゆっくりと話しているために聞き取りやすい。文法の変化の速度から歴史を測るという主張は、普通の人にとってはありふれた話ではないのに、端的にまとめている。言葉もよく練られている。ただし、内容が難しいので、何度も繰り返し聞かないと理解できないと思う。

Thursday, September 15, 2011

TED: Tim Harford: Trial, error and the God complex

"He was not a very careful person as a mathematician. 
He made a lot of mistakes. 
But he made mistakes in a good direction. 
I tried to emulate him, 
but I realized it is very difficult to make good mistakes."

Tim Harford: Trial, error and the God complex | Video on TED.com

Trial, error and the God complexを訳すとしたら、トライアル&エラー、そして知っているが故の先入観をもってしまうこと。と訳するのただしいのかも。

冒頭のスコットランド人医師コクランのドイツ捕虜時代のビタミンB12のエピソード。心臓病はどこで過ごすのが正しい選択かという実験でのトリックなどもおもしろい。でも、日本人で大学でちょっとだけ数学をかじった私には、最後に語られるフェルマーの最終定理の谷山志村予想の話は、とてもぐっと来る。

谷山は、わずか30歳の直前で自殺をしてしまう。共同研究者だった志村が、後年、谷山を振り返り、谷山のように上手に失敗できなかったと振り返る話をもってくるのは、なんともうまい。

Easy to Listen: ***
Length: 
Category: Social
Familiar: **