Thursday, November 10, 2011

Fortune comes in by a merry gate / 笑門福来

前回、見るも無残に砕け散ったプレゼン。構成が大切だと思い知らされた2週間前。

予告どおり先生からプレゼンの構成に関してレクチャーを受ける。一通りの説明後、思い切って2年前のインドのオフショアテストでの失敗談を話してみた。それはこんな話。

隔週でのビデオミーティングで、進捗をプレゼンした。事前の準備もばっちりやった(と自分では思っていた。)プレゼンが終わって、我に返って、ビデオシステムの画面をみると、画面の向こう側は浮かない顔をしている。


画面の向こう側に聞いてみる。
 「今の説明で理解できましたか?」
 「ええ、問題ありません。」
やっぱり、うかない顔に見えるのは、画面の解像度なのだろう。ミーティングが終わって回線をきる直前に、画面の向こうはこう切り出した。


「今日はどうもありがとうございました。(先ほどのお話、)どうかメールを送ってくださいね」


そう、インド人は紳士の国だ。客に気まずい思いをさせてならないと相手の対面に配慮する気配りの国なのだ。

と、ここまで話して、テーブルの向こう側をみると、先生がお腹を抱えて笑っていた。こういう失敗は、人に思いっきり笑ってもらうことで、乗り越えられるものなのだ。笑ってくれて本当にありがとう。これで、次のステージにすすめる。1

ただ、このインドプロジェクトには、もうひとつ乗り越えていない失敗があって、これまた別の機会に書くことがある。

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