Saturday, April 21, 2012

I met me who was 16 years old./ 扉の向こうにいたのは

とても久しぶりに、Rocking Onを買った。

最後に買ったのは、いつだったのか思い出せないほど昔だ。最新号は、ノエルギャラがーとブラーのインタビュー。ノエルが一位を取れなかった腹いせにブラーを罵り、でも、後年になって仲直りしたというのは有名な話。

ノエルのインタビューを立ち読みしていたら、とても欲しくなって、気がついたらレジでお金を払っていた。

ノエルの記事を読んでいたら、…確か、放校される前、シンナーを吸うといった話だった。…
高校生の頃の自分を思い出した。

今よりずっと自分に自信もなく、将来への不安でいっぱいだったころ。毎日、教室の窓の外から道行く人を眺めていた。ロッカーには、1冊も教科書なんか入っていなくて、山のような Rocking On があって、でも、見た目はまじめで目立たない成績優秀な生徒だったので、先生も親もまさかそんなことになっているとは想像すらしていないだろうなぁというのが、ちょっとした自慢 だった。

あのころは、好きなだけ音楽を聴けるという単純な理由で、音楽のジャーナリストになりたかった。

あれからずいぶん時がたった。20才からプログラマとして働き出して、今は大企業(しかも超ドメスティックな製造業)の管理職にしがみついている。

あのころの私がみたらなんていうんだろうな。かっこよくは見えないだろうね。


Friday, April 20, 2012

Sorry Franz

今日のレッスンでは、2週ぶりに発音にフォーカス。

子音はよくなってきていて、母音の発音に進んだところ。音が間延びしているよとの指摘を受けた。

例えば、「Easy」の場合。
先生によると、私の発音は「イーージーィー」とえらくえらく間延びしている。先生の発音の場合は、「イ'ーズィ」と言った感じ。先生の場合、話すスピード事態はゆったりとしているが、音に勢いがある。ゆっくり話すのと間延びするのは、違うんだなあと実感。

以前、読んだ本で英語と日本語は、瞬間的な息の出し方が違うとあったが、こういうことだったのかと納得。

自分のスピーチを録音して、どこが違うのか説明してもらう。先生の発音をマネしているつもでも、再生してみると聞こえてくるのは、ひどい日本訛りの英語。

今日はレッスンに出かける直前に、Franzから電話をもらう。
いきなり本題から入るところをみると、かなり急いでいたみたいでいつも以上にFranzのドイツ訛り英語はとても聞き取りにくい。だから、最初の1分間は何を言っているのかさっぱりだった。

自分のほとんど日本語にしか聞こえない英語を棚に上げで随分勝手だなあと反省。Franzだって思ったに違いない、日本訛りって聞き取りづらいなあと。

次に電話をもらう時まで、うまくなっているからね。

Friday, April 13, 2012

VOA: Guitar Heroes, Before Anyone Even Heard of Video Games | Arts and Entertainment | Learning English

[web]

アメリカのポピュラーミュージックと切っても切り離せないギター、特にエレキギターの話。

ギターのルーツ。エレキギターの原点にして代名詞、レスポールの話。また、BB KingのLucile、Wille NelsonのTrigger、Chack BerryのJonny B Goodなどギターの名器/名曲とプレーヤーについて触れている。

こうやってみると、音楽のスタイルは時代とともに変化しているのに、エレキギターは誕生から60年近くたつのにほとんど形が変わっていないのは、ちょっと驚きだ。

奇しくも、この記事がでた少しあと、Marshall Ampの創始者、Jim Marshallが永眠した(4/15)。御年、88歳。Marshall Stuckの前でLes Paulを弾いているのは、私の憧れだったのだ。

このところ、プレゼンの題材にTEDの中でもEvolution Psychology、Global Issue、Tradeといった硬派な話題が続いていたので、あえてEntertainmentを選んでみた。めずらしく、Guitarの話題は大いに盛り上がった。Les Paul以外にもFenderなど話題が及んだ。先生が、Rickenbackerがいいねとっていたのはちょっと嬉しかった。

本題とはちょっと脱線するが、Rickenbackerをビートルズが愛用していことはよく知られているが、他にも有名どころでは、Tom Pettyが愛用していた。少し鼻にかかった癖のある歌い方とRickenbackerの艶のある太めの音がマッチしていてよかった。久しぶりにAmerican Girlを聞きたくなった。

Saturday, April 7, 2012

TED: Jonathan Haidt: Religion, evolution, and the ecstasy of self-transcendence

[web]

久しぶりに、進化心理学に取り組んでみた。

日本では、動物の進化については取り上げることは多いけど、人間の心理特に、思いやりとか宗教ととか、科学的な見地から取り上げるのは極めて少ない。かろうじて、少し前にNHKが特集番組で取り上げていたけど、かなり画期的な取り組みだと思う。

私もこの分野に対してはまったく門外漢なので、講演聞いてもどれだけ理解できているのかあやしい。だから、いつも聞き終わってから山のようにWikiにお世話になるだけどね。

ここでは、宗教的な経験がどのように進化の過程で適応していたをテーマしている。ただし、この書き方は誤解を招く。宗教的な体験によって、自己超越が引き起こされるのか?特に、集団心理によって引き起こされた自己超越を対象としている。

彼は、集団の力を発揮するため、集団での自己超越という適応が必要だったと結論付けている。また従来ダーウィンが提唱した集団選択ではなく、その発展したマルチレベルの選択によって人間は進化していったとしてる。これは、ボートレースのようなもので、チームへの入るための競争とチーム間の競争と複層で競争が起こるものだ。

たった20分で、こうした難しい題材に取り組む講演者のJonathanのチャレンジ精神には敬意を表するが、この講演は、すごく論理の飛躍が多く、結果としてすごく難しい。ビデオなどを多用することでどうにか、見た目の分かりやすさは保たれているが、さて、何を語っているんだっけと反芻してみると、よくわからなくなってしまう。

それでも、戦争をはじめとする集団的な自己超越は、マルチレベルでの選択によるものというのは面白い。それに、進化心理学ネタみたいに日本語には翻訳されないものに取り組んでみることは、英語力を鍛えるのにとてもよいと思う。