Friday, June 29, 2012

Never Say Good Bye ! / さよならなんて言いたくない

Every thing has both start and end. An end is another start.
I know that. But ... 

9月からのBusiness Communicationのコースの募集が始まった。

システムにログインすると、Sighn Upできない。どうも利用している教育プログラムが変わってしまったようだ。これが現実だとすると、あと4回しか授業を受けられない。目の前が真っ暗になる。が気を取り直して考えてみる。あと4回しかない?それもまだ4回もある?人間、考え方一つで人生どうにでもなるとはいうものの、つらい現実だなあ。

ともあれ、4回を如何にに楽しんで過ごすかに知恵を絞ることにする。

授業では今週からFinance。FinanceとかAccoutingとかとっても苦手。どちらもちゃんと勉強すれば、楽しいんだろうけど…。使用しているCourse Bookはイギリス英語なので、当然会計もイギリス式。用語は違うし、例えば TurnoverはRevenueになるし、outgoingsはexpenseになる。とまあ、これはよいとして、よくわかんないのは、CostsのところにGross Profitがあったのは、驚いた。なんじゃそれ!(日本語の授業だったら叫んでいただろうな。)

英米の会計では、赤字は()(=Bracket)で示される。「日本では、△だよね。うちの会社(のバランスシート)は、△だらけだよ。」といってみた。私の働いている会社は、昨今新聞をにぎわせている某製造業で再建策を模索中なのだ。

もうひとつ驚いたのは、先生の母国では高校の授業で会計があるこという。日本でも商業科のある学校に行けばあるもかもしれないが、少数派だ。こんなところにも日本の投資嫌いの原因があるのかなと思った。

ともあれ、宿題の答え合わせの結果は散々だった。ほどんどあっていないのだ。
「苦手でも、この課が終わることには、理解できるようなっているよ」との先生のアドバイスを信じてとりくんでみよう。たぶん食わず嫌いなんだよね。

Friday, June 22, 2012

I'm so sorry .... / どんな時でも相互理解は必要

前期のAssessment Sheetを先生から手渡された。今回は、口頭でReviewをしてもらえてとてもうれしい。

Reviewの中でCommunicationのことについてふれたとき、先生が意外なことを言った。全く名前を呼ばなかったり、名字を敬称付き(Mr. XXX)と呼んだりする生徒がいるという。生徒皆が親しみをこめて名前を呼んでいるんだと思っていた。学校きっての人気の先生であっても興味を覚えない生徒がいるのかと驚いた。

偶然にも、PCのデータを整理していたら、学校に通い出したころの授業へのアンケートが出てきた。読んで驚いた。「できれば講師を変えてほしい」とあったのだ。理由は、「IT技術に精通していないから」とある。自分でもそんなことを書いていたのか、恥ずかしかった。

たぶん、お金を払って学校に通っているのだから、先生を選ぶのは当然と考えていたはず。文面から察するに。たしかに、生徒が講師を選ぶ権利があるというのには一理はある。

でも、言いたいのは、私は相手の先生を知る努力をしただろうか、相手の持っている能力を引き出そうとあれこれ、やったか?答えは、Noである。当時の先生の顔も話し方も思いだせない。そして、リクエストの結果変えてもらった(であろう)次の先生がどんな人だったのかも思いだせない。いまさらながらなんてひどい人だったんだろう。ごめんなさい。

昨今の相手を何かとリスペクトしあう人たちがいるという。こういった人はちょっと理解できないけど、これとは別に、どんなときもどんな立場でも相互理解することは、大切なんだなあと深く反省した。。

Thursday, June 21, 2012

Stormy Tuseday & Sitting Here in Silence

A typhoon is coming up and hitting Tokyo with full force.

I'm sitting at Starbucks and watching favorite gig on YouTube. It's stormy outside, but quiet inside.   

In such a stormy night, it's suitable for "Sitting Here in Silence".

It's the best acoustic gig that Noel's performed  at Union Church in London 2006. Noel performed with Gem and Terry. Noel played an acoustic guitar and Gem did semi-hollow Gibson. Terry's drums set is very simple without bass drums. I've watched many gigs but I don't know the better gigs than it. It's perfect.

The echo in the church is amazing. Noel knows the effects well that the echo creates. And he selected their acoustic instruments(*) and simple play style that are matched with the effects of echo . It's so beautiful. And I feel as if the particles of sound spread and reach in every part of the church.

(*)Crowds called "Noel, Noel ..." The chorus  is also an interment.

Wednesday, June 20, 2012

Open a door to the future / 外国語を学習すること。それは未来への扉をあけること。

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (7)

外国語を学習すること。それは未来への扉をあけること。

BobのLessonはいつもあっという間だ。いつも、ビルの入り口で、「今日はどんなLessonなんだろうか」とわくわくする。もちろん、期待通りに自分の力が発揮できず、 へこむことだってある。でも、そんな時も含めて、やはり楽しい。

Lessonが終わると、Bobは自ら教室の扉を開けて、出口まで見送ってくれた。わずか数メートルのことだが、二言三言会話をして、最後には、「Than、じゃあね。また来週」とあいさつをす る。時間にしては、わずか10数秒のことだ。とても簡単なこと。でも、他の講師は 案外やっていないみたいだ。毎回、どの生徒にも、欠かさずやっていたのは、Bobだけだと思う。始めのあいさつ(*)は皆やってるのにね。

(*)実は、これは外国語学習の可能性を示唆するメタファーになっている

Bobの授業を通していろんなことを学んだ。英語に対する考え方も随分変わった。これまで、英語なんて仕事で使えればよいと割り切っていた。もちろん、それなり努力もしてきたけど、仕事の道具以上のことは自分にはできないだろうとどこかで諦めていたんだと思う。

TEDやVOAを聞いたり、Bobが紹介し てくれた遺伝心理学の本を読んだり投資について調べたり、政治や社会の討論(bloggingheads.tv)に耳を傾けることで、自分の世界が大きく広がっ た。Bobの素晴らしいコミュニケーションの才能を目の当たりにして、人との接し 方に深く考えるとともにすこしでもBobに近づきたいとやり方を真似てしてみた。そうすると、不思議なこ とに、普段の生活も大きく変わってきた。とりわけ仕事の幅が広がった。大きなチームをまかされるようになった。もちろん海外との仕事も以前と は比べ物にならないくらいスムーズに進むようになった。

自分の外にはこんなにも素晴らしい世界が広がっているんだと実感した。

でも、どんな事にも必ず始めと終わりがあ る。Bobの授業にもいつか最終回がやってくる。最終回のことを考えると、とても 悲しくせつない気持ちでいっぱいになる。でも、その時がきたら、必ず言おうと思っていることがある。

ねぇ、Bob。ありがとう。楽しい授業を。君はいつも、Lessonの 終わりにドアを開けてくれたよね。そして、未来への扉もあけてくれた。ありがとう。こんなとき英語ではどういえばいいんだろう。

でもこの先、一つだけ確実に後悔することがあるだろう。たぶんこの先、私の語学能力はもっともっと向上して、語彙も表現力も豊かになる。発音やListeningだって素晴らしくなってもう聞き違いや言い違いと無縁になってるじゃないかな。

そしてあの時、もっとこう表現すれば、ああ言えれば、もっと感謝の気持ちを伝えられたのに、ときっと思う。そして、涙が出るぐらい後悔する。


君は、これからどんな人生を送るのだろう か。若くて才能のある君のことだから、きっと素晴らしい人生を送るだろう。そう信じている。

Bob、See you latorという代わりに、君にはこういうことにする。
Good-by. I'm going home.(*)

(*) Married with Children

Tuesday, June 19, 2012

Unlock Motivation / やる気を引き出す高度なテクニック

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (4)

(4) 相手のやる気を引き出す高度なテクニック 「待つ」・「質問する」


Bobが教師としてずば抜けてに素晴らしいところは、生徒のモチベーションの巧みなコントロールだと思う。彼の使っている二つのテクニックについて記しておく。

ポジティブなメッセージを送ることで相手のモチベーションを変えられることを書いた。今度は受動的に相手の力を引き出すためのコミュニケーションのテクニックについて、書いてみようと思う。相手の中にある力を引き出すには、高度なテクニックが必要だ。「待つこと」そして「質問をする」ことについて書いてみようと思う。

これついては、Bobがすばらしいテクニックを持っていることはわかるんだけど、「名前を呼ぶ」ことみたいに、誰でも真似できるというものではない。「待つ」、「質問する」とやるべきことは実にシンプルだが、タイミングが難しい。そして、私自身、どんなタイミングが一番効果的なのかわかっていない。


待つことについて

Lessonが始まった当初、今にして思えば、私は治さなくちゃいけないことだらけだったはずだ。しかし、Bobは、こうした方がいいとか、こう変えたほうがいいとあまり言わなかったように思う。どこまでやる気があるか、Lessonを続ける覚悟があるのか見ていたのかも しれない。事実、私自身もLessonを続けるか余所の学校に行くのか相当迷っていた。(短気を起こして、やめてしまわなくて本当に良かった。)

2シーズン目が始まる直前、Bobは、学習の方法をガラッと変えた。

Open-minded, honest and candid / オープンマインドと率直さは大切

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント(7)

(7) オープンマインドと率直さはとても大切

Open your mind and be honest and candid. That is the most important. Language is to exchange minds each other. 

BobのLessonで以前こんなことがあった。
フリートークで、
  「Thann、今週はどんなことがあった?話してみて」
と水を向けられ たのに、
  「何もないよ。(Nothing)」
とそっけなく返したことがあった。

その時は、スルーしてもらえたが、次に同じ答え方をしたら、
 「なしっていう のはなし(Don't say 'nothing')」
と言われてし まった。後から思えば、全くなんて(*)傲慢なんだろう。映画の初日に大バッシングされた女優さんのようだなあ。

(*)別の機会に、Bobからは、「『全くない』っていうじゃなくて、そういうときは『特別なことは何もないよ』(Nothing Special)っていうんだよ」と教えてもらった。


でも何でフリートークが嫌いなんだろうか。別に、自分のことを語るのは、嫌いというわけではない。いやなのは、語彙が貧弱なために、自分が表現したいこと言葉に当てはめられず、細部を省力しなければならなかったり、相手に伝わらなかったり、ひどい場合はまったく逆の意味に誤解されたりすることが嫌なだけだ。


少し前に思うように話せないことがあった。話しているうちに自分が表現したい方向とは全く逆の方向に話が進んでしまうのだ。もう泣きたい限りだった。


これ以外にも話している途中に言葉が出てこないのにちょっと後から言いたかった言葉が頭に思い浮かぶのもいやだ。(勝手に「会話に遅れてしまう」と呼んでいる)

BobとのLessonはマンツーマンのレッスン。レッスンが始まるまで教室の外で準備をしながら待っていると、講師と生徒とが話す声が聞こえてくる。だいたい女性の生徒の方が、技量の優劣にかかわらずよく話すし、とても楽しそうに話す。時折、楽しそうな笑い声が聞こえてくる。特にBobの生徒はそうだ。Bobとの会話もはずんでいるようだ。本当は、あんなにフレンドリーな関係になれたらなあと思うし、本当にうらやましい。語学では発音や構文等の技量も大切だが一番大切なのは、オープンマインドなんだ。頭でわかっているのに、行動に移すのは難しい。

それでも、自分のジレンマの原因がはっきりしたので、(ジレンマから)這い出るために、会話ノートを付けることにした。フリートークの準備をするなんて、ちょっとルール違反な気もするが、エリカ様になるよりは いいよね。


フリートークが思うように進行しない場合、Bobは根気よく質問するし、理解しようとする。で も、時々、「よくわからないよ。」と言われてしまうことがある。伝わらなかったことはとても悲しいこと(**)ではあるけど、次に進むことためには、相手に伝っていないことを率直に伝えてあげることも、とても大切なことだと思う。

(**) 正直へこむ。そもそも、このブログも、まずは自分をLessonを振り返るために始めたものだ。

「The 7 Things Bob Told (8) 未来への扉を開けよう」


TED:Graham Hill: Less stuff, more happiness

[WEB]

以前、Buisiness CommunicationのLessonの課題として、ピックアップしておきながら、結局は取り上げなかったものがいくつかある。時間は、5:50短いながらも、内容があまり面白くなさそうに思えてたからだ。

Super Presentation(NHK)で取り上げていたので、改めて見てみたらとても面白かった。内容的には、80%くらいは正確に捉えていたのに、面白いと思えなかったのは何故なんだろうか。それは、語彙力が低すぎて、言葉を表面でしか捉えられず、Speakerの語り口を味わうことができなかったことだ。ものを減らして幸せにとの主張のとおり、彼のtalkもシンプルで言葉は厳選されてとてもスタイリッシュだ。

番組では、彼の語り口や言葉の選び方についても解説している。たとえば、「Life-Edit」(人生をデザインする)など、Sub Titleを読んでいるときには通り過ぎてしまったが、Editの意味を上手に捕らえてよかった。

番組で表示する訳は、TEDで使用しているボランティアの訳ではなくて、NHKで再度校正している。”Sounds >Familiar”を「あるあるでしょ。」というのはうまいなあ。素人だと、よくある話でしょとかなじみがあるよねぐらいが限界だ。

解説を聞いた後、再度英語を拾ってみると、Small is sexyとかThink smartなどシンプルでかっこいい言い回しが並ぶ。

TVを持っていてあまり得したことはないと思っていたが、今日はちょっとよかったかな。彼のプレゼンテーションは、黄緑が貴重になっている。PCの小さな画面では気がつかなかった。


Monday, June 18, 2012

VOA:Facebook Stock Goes on Sale

[web]

FacebookのIPOに関する記事。内容としては、何一つ目新しいことを言っていないので、英語での表現を味わいながら聞くのにはいいと思う。初心者でもFacebookについてある程度知っていれば、十分に楽しめるし、自分のListening能力に自信を取り戻したい人にはうってつけの記事だと思う。

Sunday, June 17, 2012

TED:Jean-Baptiste Michel: The mathematics of history

[web]

この数年、数学の価値が再評価されているように思う。特に、古典的な数学で用いられるような数学特有の思考方法が再評価されているように思う。

数学科出身としてはうれしい限りだ。半年ほど前になるだろうか、恩師と久しぶりにあった時、「最近の学生は、『大学で習った数学をどう生かしていいのかわからない。』と問いかけるて少々困っている」とおっしゃっていた。無理もないなあ、私の場合、学生のころは古典数学と世の中で役に立つ数学とは別ものだと割り切って、在学中からプログラマのアルバイトに走ってしまったのだから。

ただ、S/Wの仕事を10年以上やり続けて分かったことは、自分のS/Wの基礎は、数学にあるということだ。数学で培った抽象的な思考はもとより、分からないものとなんとなく付き合っていくという思考とも処世術ともつかないものがベースになっている。

Jean-Baptiste Michelの主張は、歴史を測る道具として数学は有効であるということ。文法の変化や戦争の規模などの数値データのパタンから歴史の進度を測れるという。

昨今の数学のツールとしての再評価は、ビッグデータの問題と無縁ではないと思う。世の中に存在するデータがある程度の電子化されたことにより、これまでの手法が通じなくなり、新しい手法を見つけるために、古典的な手法に立ち戻ったということなのだ。世の中っていうのは、いつの時代もスパイラルなんだなあと感じる。

[Listening]
4:26と短く、比較的ゆっくりと話しているために聞き取りやすい。文法の変化の速度から歴史を測るという主張は、普通の人にとってはありふれた話ではないのに、端的にまとめている。言葉もよく練られている。ただし、内容が難しいので、何度も繰り返し聞かないと理解できないと思う。

Saturday, June 16, 2012

The first impression might not true / 第一印象にふりまわされないで


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (6)

(6) 第一印象は間違っているかもしれないし、挽回もできる

語学学校から来季の案内が到着した。

事前に出した希望通りBobが担当講師とあった。小躍りするほどうれしい。ふと、最初の授業のことを 思い出したので書いておこうと思う。

Bobは指導方法も人柄も素晴らしく尊敬している。でも、第一印象は決して良くなかった。あなたがどんなに素晴らしい資質を持っていたとしても、相手はよい第一印象を持つとは限らないし、相手はミスリード(misread)するんだってことを言いたい。一旦悪い印象をもっても挽回できるのだ。

Lesson Roomのドアをあけて入ると、とてもにこやかにほほ笑む若者が立ち上がり自己紹介をした。

Bobは、実際よりもとても若く見えて、20代に見えた。彼のバックグラウンドについて尋ねると、卒業してからずっと日本で語学教師として働いており(語学学校以外の)日本の企業での就業経験はないという。

その時脳裏に浮かんだのは、 「彼とはうま くやっていけるだろうか。」「就業経験がないということは日本特有のビジネス事情を知らずにBusiness Communicationの授業ができるのだろうか。」 という不安だ。今となってはBobには、誠に申し訳ない。

日本の語学講師にいがちの、愛想はいいがあまり語学のスキルも日本の文化にもビジネス情勢にも疎いネイティブスピーカーの若者ではないのかという誤った先入観を抱いてしまった。

この何年か海外の拠点と仕事をしてきて、 特に欧米圏は、最初の挨拶こそにこやかだが、そのあとはビジネスの話が始まり、文化、歴史、考え方、価値観の違いからひたすらコンフリク トしているような状態が続く。とても居心地が悪い。でも耐えなくてはいけない。議論を重ね、結果を出していくことでしかコンフリクトを乗り越える しかない。山のような衝突や議論を乗り越えて初めて相手に対する尊敬や親しさを感じるようになる。ちょうど、山を登って急に視界が開けて眼下に美しい光景が広がるような感じだ。

こんな感じに仕事をしてきたから、いきなりフレンドリーに接して くる人に不慣れだったし、そうした態度がとても自信がないことを隠すような態度に思えた。


じゃあ、どうして変わったのかについても書いておく。

授業が終わる と、講師は短い学習記録を作成して、受講者はこれにサインをすることがルールである。これは、ルールではあるが、受講者は授業を受けたことを示すサインしさえす ればよいので、これまでの講師は、学習記録をまったく書かないか、書いても大雑把に1〜2行程度であった。Bobは、必ず学習記録を書くだけでなく、几帳面と言うか律儀にも記入欄いっぱいに書く。あるとき、あまりにも沢山書いたので記入欄を大幅にはみ出してしまった。ここまでまじめに書く人は初めて だひょっとして、私の第一印象は間違っていたのかもしれない。この感覚はあっていた。

あのまま自分の感覚を過信して続けなくて本当に良かったと思うとともに、Bobに本当にすまないと思っている。ごめんなさい。

「The 7 Things Bob Told Me (7) オープンマインドと率直さ」

Give positive messages / ポジティブなメッセージは相手を変える

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (3)

Bobが教師として断トツに素晴 らしいところは、モチベーションの巧みなコントロールだと思う。彼の使っている二つの方法について記しておく。

(3) ポジティブなメッセージは相手を変える


Business Communicationの授業では、各シーズンの最終回に講師から生徒へアセスメントシートが手渡される。生徒の技術のレベルや今後の学習を進めるための留意点が書かれているもので、手っとりはやく言うと「通知表」というわけだ。

ただ、私が学校のころもらっていた通知表、ここがダメ、あそこがダメといったダメだしリストとは全く別物。Bobに限ら ず語学学校のアセスメントシートは、ここがいいね、あそこをもっと伸ばそうよというポジティブなもの。

達成レベルを判定するチェックリストのほか、講師からのアドバイスを自由に書く欄がある。最初に渡されたアセスメントシートを読んだとき、とてもうれしかった。そして「もっと上達したい。そのためにもっと努力しよう」と素直に思うことができた。

私はかなり独立心旺盛な人間だと思う。自分でやりたいことを見つけて、努力し、目標を達成する。そのサイクルをぐるぐる回すことで子供の時から今までを生きてきた。だから、他人が自分のモチベーションを下げることはあっても上げることなど絶対無理だと思ってきた。だって自分の問題なんだからそんなの関係ないじゃない。他人の言動でこんなにやる気が起きるなんて、初めてのことだった。とても新鮮な体験だ。

Bobのメッセージの一部をここに書いておく。

「君は、本当に語彙が豊富で幅広い話題をもっている。リスニング、それからとりわけに文法に力をいれたらいい、そうしたら、自分の考えを思うように表現できるよ。 」

ね、これで心を開かないとしたら、そいつは相当偏屈だ。でもいったいどうやったら、こんな人をやる気にさせる素晴らしいメッセージをかけるようになるだろう。Bob教えてくれないかなあ。

→「The 7 Things Bob Told Me (4) やる気を引き出す高度なテクニック」

Friday, June 15, 2012

Magic ? / これって魔法?

3月からのコースが終了。

シーズン途中から、例文会話集に切り替えたのと、それに合わせてAnkiを使いだしたので、ボキャブラリーは少し増えた。短い文をCDで 繰り返しシャドーゥイングをしているので、発音がもっとよくなってもよさそうなのに。相変わらず、カタツムリか亀の歩み。発音って難しい なあ。

あとどれだけやったら、それなりの発音になるんだろう。今日は完ぺきだ!と練習して言っても、正確さとしては70%ぐらいし、先生からは 自分でも想像していなかった個所を指摘される。今日は、goods(gu'dz) とroom(ru'ːm)がやっぱり、母音が間延びしているって言われた。

やっぱり凄いなって思うのは、CDで10回Shadowingするよりも、先生に1回お手本を示してもらってやってみる方が、格段に発音がきれ いになる。これってマジック?。

今日、つくづく残念なのは、TEDをやるよって言ってたのに、自分で忘れていたこと。今日は久しぶりの1時間のLessonだったのに。惜しいことをした。またとないチャンスだったのに。

Unforgettable Memo / 心に残るメモの作り方


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (5)

(5) 普通とちょっと変えてみる。手書きで書いてみる。白以外の紙に 書く。印象的な名前をつけてみる。(ちょっと大げさでもよい。)


今日は、心に残るメモについて話をする。 メモと言っても、電話メモなどの用がすめば捨ててしまうといったたぐいのものではない。ずっと相手の手 元に捨てずに取っておかれるだろう。ただ、今日の話には、単なる偶然から生まれた結果オーライも含まれていることを最初にお断りしてお く。

Dream Sheet。これは、プレゼンテーションの原稿をつくるためのBobが手渡してくれた1枚のメモ だ。緑の紙に手書きで書かれているので、書類 の山で迷子になったりはしない。

メモにはプレゼンテーションに必要な構成 と、各セクションで有効な言い回し書かれている。このメモに沿って、言い回しを並べて、言葉を当てはめてカスタマイズするだけで、プレゼ ンが完成する。ビジネスを成功への導いてくれる、夢を 現実にしてくれるというわけで、Dream Sheetと言うわけ だ。

最近の日本では、プレゼン・ブームといっ ていいくらい、書店に行けばプレゼン関連の本や雑誌は山のように並んでいる。TVで も番組ができるほど人気だ。Dream Sheetに書かれている内容は決して目 新しくない。ちょっとした本やWebを開けば載っているほど普通でシンプルな内容 だ。

これを手渡された経緯(*)(**)について書いてお く。あるとき、宿題で作ってきたプレゼンがあまりにもお粗末だった。「次週、資料を持って説明をするね」というBobの予告通りに、渡されたシートがDream Sheetだ。たぶん、何かのテキストをコピーしてくるだろうと思っていたので、手書きのシートは、ちょっと嬉しかっ た。本当は、プリンタを持っていないという単純な理由かもしれないが、手書きって心がこもっているように思っていて、うれしいものだ。

Dream Sheetは、プレゼンの授業やその準備だけでなく、仕事でプレゼンを作るときにも使って いる。だから、やわらかい透明のファイルケースに入れていつも机の書類を入れる引き出しの一番上に入れているし、発表の時には必ず持って いく。まるでお守りのようだよね。

少し前のこと、会議であまりにも緊張しす ぎたために、演台にDream Sheetを忘れてきてしまったことがあった。席 に戻って手元にない。随分あせった。なくなったらどうしよう。蒼くなった。Coffee Breakの時に演台にあったときには、ほっと胸をなでおろした。

最近、Bobに尋ねてみたところ、どうもDream Sheetというのが私の聞き違えらしいことがわかった。でも、やっぱりこれは私にとってDream Sheetなのだ。Bobに 習い始めて以来、私の仕事は上向いている。特に海外向けのビジネスでは、1年前には想像できなかったような仕事がくるようになった。

「The 7 Things Bob Told Me (6) 第一印象に振り回されないで」

Thursday, June 14, 2012

I' ll tell you a magic spell / 魔法の呪文を教えよう


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (2)

ここでは、相手と距離を縮める簡単で効果のある方法についてお話します。それは、相手の名前を呼ぶこと。でも、侮らないで。好事魔多し。いつでも効果を発揮するためには、呼び方も大切なのです。

(1) 相手との距離を縮める最良で簡単な方法、それは名前を呼び掛け ること。

Bobのやっていることで、人と の距離を縮める方法で、簡単だけどとても効果がある方法。それは名前を呼ぶことだ。BobのLessonはいつもこんな感じだ。

「やあ、Mxxx、調子はどう?」
「Mxxx、 今なって言った?」
「Mxxx、 あと5回やってみよう」
「Mxxx、 子音の発音はどんどん良くなっているよ」
:
「Mxxx、 じゃあね、また来週」

と、こんな感じ。わずか40分のLessonでいったい何 回自分の名前を呼ばれるんだろう?名前を呼ばれて悪い気がする人なんていないし、知らず知らずのうち、親しみを持つだろうし、気がつけば 相手に心を開いている。

もうひとつ大切なことは、まず名前を呼びかけかけてから、大切なこと言うことだ。大切なことの後ではなくて前。これもポイント。 これは、Bobの思い付きではなくて、たいていのコミュニケーションの本に書いて あることだ。でも、ちゃんと実践して、効果を出している人は、これまで身近にいなかったから、ちょっと衝撃的ですらあった。

(2) 相手の印象に残る名前の呼び方とリスクについて



冒頭にBobは人気の講師だと書いた。Bobが 担当する生徒の数は、正確には分からないけどかなり沢山いるんじゃないのかな。コースは、だいたい3〜6カ月だから、3か月で何人かは入 れ替わる計算になる。だから、生徒の名前を間違えずに呼び掛けるには、努力が必要だ。

でも、たかが名前呼ぶなんてと思わないで ほしい。前に、Bobに自分じゃない名前(同性のレッスンパートナーの名前)を呼 ばれたことがある。たぶんとても具合が悪いか、疲れていたんだと思う。そうとわかってもちょっと落ち込んだし、その日の調子はいま一つ だった。

だから、名前を間違えてしまったら、これまでの努力が水 の泡になると思ってほしい。相手は自分に親しみを持ってくれているのでなくて、コミュニケーションのテクニックとしてやっていたと感じ て、相手は一気に心を閉ざしてしまう危険すら ある。


あるとき、Bobは
「ほらね、Mxxxここに君の名前が書いてある。」
とスケジュールツールを見せてくれたこと があった。Bobは、授業を受ける生徒の名前を書き込んでいた。Bobのような達人ですらちゃんと名前を努力を怠らないというわけだ。

→ 「The 7 Things Bob Told Me (3) ポジティブなメッセージは相手を変える」
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Wednesday, June 13, 2012

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (1)

Who is Bob?

彼のことをBobと 呼ぶことにする。本名を書くわけにいかないからね。彼のお薦めのジャーナリストのRobert Wrightに敬意を表して彼をBob呼 ぶことする。

Bobは英会話学校のBusiness Communicationの講師。そして、とてもかっこいい。

すらっと背が高く、美しいブルーグレーの瞳の持ち主。夜の8時を 過ぎても、白いシャツをぱりっと着こなしていて、しわが寄って着崩れるところなんか見たことがない。

生徒にもスタッフとても人気がある。特に、女性は皆うっとりと彼 を見ているんじゃないのかな。Bobだったら、どんな女性とでもデート出来るだろ うね。まあ、Bobが望むならって話だけど。

でもね、それだけで人気が出るほど世の中は甘くはない。ハンサム な英語教師なんて東京には、掃いて捨てるほどいる。

Bobの授業はとても面白いし分かりやすい。発音なんか、指導を受けると見違えるように上達する。 誰に対しても公平で礼儀正しいし、温かい人柄だ。とても知性的で、Brit Popか ら政治や社会科学まで幅広い知識をもっている。いつも今日はどんな授業なんだろうってわくわくする。準備もそれなり大変だけど、それすら 楽しく思える。ずいぶんほめすぎって思うかもしれないけど本当なんだ。

Bobからはいろんなことを教えてもらった。もちろん「これは大切だよ」って直接教えてもらった ことも沢山あるけど、Bobの日常の行動や習慣から気付いたこともある。読む、書 く、話す、といった英語の技術についてだけでなく、基本的なコミュニケーションの方法についても沢山のことを学んだ。特に、コミュニケー ションについては、普段の他人との接し方でも参考になるものが多いので、書いておこうと思う。

Bobがやっていることの中には、一見すると、とても簡単で、誰でもすぐに出来そうだ。でも、い ざやってみると、難しくてできなかったこともあった。彼は、本当にコミュニケーションの才能がある人なんだと思う。

というわけで、「The 7 Things Bob Told Me」のはじまりはじまり。

The 7 Things Bob Told Me

1. Who is Bob?

2. 魔法の呪文を教えよう。名前の持つ魔力について

 [テクニック 1] 相手との距離を縮める方法 それは名前を呼ぶこと
 [テクニック 2] 相手の印象に残る名前の呼び方、リスクと努力について

3. 相手のモチベーションはコントロールできる

  [テクニック 3] ポジティブなメッセージは相手を変えられる
  [テクニック 4] 相手にやる気をださせる高度なテクニック

4. 心に残るメモの作り方

 [テクニック 5] 普通とちょっとだけ違うことをしてみる

Friday, June 8, 2012

Anki / Ankiをさっそく使ってみた

語彙力とListening強化のプラクティス切り替えた話は前回も書いたけど、折角やるんだから、とことん身につけると決意した。 ちょっと前に、先生からすすめてもらったAnki http://ankisrs.net/ を使ってみる。

質問と答えをTHMLやLaTEX(なつかしい〜)で自由に成形できるし、(90年代の)パブリックドメイン・ソフトの香りがして、元 Tech Geekにはうれしいつくりになっている。mp3などのMediaとリンクできるみたいだし。

まずは、Windowsにインストールして、Business Communicationの授業で使っているテキストブック(PDF)をExcelに変換しインポートしてみた。まずまずの使い勝手。ただ、iPhon/iPad用のAnkiWeb(無料)はちょっと使いづらいので、ボーナスが出たので買ってみようかなあ。本を1 冊買うぐらいの価値はありそうだしね。

そういえば、以前電車の中でiPhonを使って日本語を勉強している若者を見かけたけど、今にして思えばAnkiだったのかもしれないな あ。


Friday, June 1, 2012

Depend on myself / 自分次第

5月の中頃から、これまでのTEDやVOAを使ったプラクティスから、テーマ別の会話をベースにしたプラクティスに切り替えてみた。全 20テーマ。Listeningと単語力の強化を目的としたテキストに沿って、課題をこなせばよいので、少しは楽かなあと思っていたけ ど、そうではなかった。

10数語程度の短い文だから、ディクテーションをするのも簡単なはず、と鷹をくくっていたけど、いざ始めてみると 結構聞き取れない。CDの通りに発音できない。その気になってやってみると、何事も大変なんだなあと実感。

確実に語彙力と発声は良くなっているけど。やっぱり、プレゼン中心のLessonの方が、楽しかったかな。CDは便利だけど、プレゼンの 中から発音や文法の間違いを指摘されるのは、ちょっとしたゲーム感覚が味わえたし、CDよりも先生の発音の方が優雅でいいなというのもあ る。ちょっと、おしいことをしたなあ。