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久しぶりに、進化心理学に取り組んでみた。
日本では、動物の進化については取り上げることは多いけど、人間の心理特に、思いやりとか宗教ととか、科学的な見地から取り上げるのは極めて少ない。かろうじて、少し前にNHKが特集番組で取り上げていたけど、かなり画期的な取り組みだと思う。
私もこの分野に対してはまったく門外漢なので、講演聞いてもどれだけ理解できているのかあやしい。だから、いつも聞き終わってから山のようにWikiにお世話になるだけどね。
ここでは、宗教的な経験がどのように進化の過程で適応していたをテーマしている。ただし、この書き方は誤解を招く。宗教的な体験によって、自己超越が引き起こされるのか?特に、集団心理によって引き起こされた自己超越を対象としている。
彼は、集団の力を発揮するため、集団での自己超越という適応が必要だったと結論付けている。また従来ダーウィンが提唱した集団選択ではなく、その発展したマルチレベルの選択によって人間は進化していったとしてる。これは、ボートレースのようなもので、チームへの入るための競争とチーム間の競争と複層で競争が起こるものだ。
たった20分で、こうした難しい題材に取り組む講演者のJonathanのチャレンジ精神には敬意を表するが、この講演は、すごく論理の飛躍が多く、結果としてすごく難しい。ビデオなどを多用することでどうにか、見た目の分かりやすさは保たれているが、さて、何を語っているんだっけと反芻してみると、よくわからなくなってしまう。
それでも、戦争をはじめとする集団的な自己超越は、マルチレベルでの選択によるものというのは面白い。それに、進化心理学ネタみたいに日本語には翻訳されないものに取り組んでみることは、英語力を鍛えるのにとてもよいと思う。
http://www.ted.com/talks/lang/en/jill_bolte_taylor_s_powerful_stroke_of_insight.html
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