Sunday, December 9, 2012

Mission Impossible / 怠け者の首を切れ!

朝起きたら、のどが少しひりひりする。まずいなあ、風邪ひいたかな?
試しに声を出してみたら、一応普段通りだったけど。今週は寒波の到来で、周りは風邪の人だらけだったから、立派な保菌者だろうな。

というわけで、レッスンを始める前に、先生に一応自己申告してみる。
レッスンは休めなくて大変だろうなと想像していたけど、「他の仕事と一緒だよ」との答えが返ってきて、ちょっとだけ安心する。

***

今週も引き続き復習。一度習ったことなのに、ロールプレーで四苦八苦する。
学習したフレームワークに沿って複数のパタンのフレーズを準備をするけど、思い通りに言葉が出てこなくて苦悩する。例えば、処罰のタスク。そもそも、誰かを罰するなんて、私にとってかなり苦手。

タスクには「あなたは、映画監督。遅刻続きの部下を遅刻が原因で撮影が遅れたので罰しなさい。」とある。
「罰せよとあるので、首だな。」と、心を決める。首にするには、それ相当の理由も必要。で、「撮影許可の最終日が迫っていて、それを超えたら、追加料金がかかる。」とした。たぶん、遅刻の原因は、寝坊で、「朝は早いし、夜は遅い」と言い訳するだろうから、「映画撮影じゃそんなの当たり前!」と一喝することにした。ここまで、できればばっちり首か切れると思ったのに、そうは問屋が卸さなかった。

まず、のっけから調子が狂う。
「今日も遅刻したよね」と確認すると、
「え、遅刻?」ととぼける。うまいなあ。
「もう、5回だよね」と突っ込んでも
「そんなにしてないよ」と、しらを切る。実は、いつもこの調子で逃げ切っているのでは、と疑いたくなるぐらいうまい。

最後は、「え?首?これからちゃんとするから、今回ばかりは。」と泣きが入ったので、心おきなく、「他の人に変わってもらう」と首にする。先生には終始ペースを崩されっぱなしで、「今回は君の言い訳は聞かない」とかいくつか決め台詞も用意したけど、全く出番はなく終わった。

それにしても、先生はうまい。こちらのペースを掻きまわし、あらかじめ用意した言葉でなく、その場で考えさせて発話させようとする。プロのインストラクターってすごいのです。(それとも私がヘボなのか)

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