今、ビルバオのホテルの一室でこれを書いている。
昨日はアラゴンの城塞の村を出発して、パンプローナでお昼を食べ、それからビルバオまで高速を飛ばしてやってきた。このあたりは何年か前にもきているが、来るたびに新しい道ができている。カーナビも途中何度かルートをロストしていたから、相当新しそうだ。昨日はとても天気が良かったせいもあるけど、とても走りやすくて、ふとスピードメーーターを見ると150キロ出ていた。すごく飛ばそうとか、床板いっぱいにアクセルを踏んだということはなかったので、とても驚いた。
今回は山路に行くので、エンジンブレーキのよく聞くプリウスを借りたが、高速でも滑らかに加速する。兎に角道がいいのだ。日本だともし出せたとしてもこの速度で車体が揺れずに走るには難しそうだ。テクニックや車の性能よりも道そのものが良いためだと思う。
雪の日のにも感じたことだけど、ヨーロッパは、ドライブするには最高だ。雪でも装備なしで楽々峠をこせた。まあ、凍結していたらそんな悠長なことはいえないけどね。1000年とかそういう長い時間をかけて道ができていくということはこういうことなのかとはるか昔に思いを馳せた。
少し前に、ギリシャが経済破綻した時、次はスペインかポルトガルだと言われた。しかし、実際に現地にきてみると、なぜ、そう言われるのか、わからくなった。新しい高速は年々できているし、街にも人やものが溢れている。人々の表情はおだやかだ。国家の豊かさとは、ひょっとしたら日常の生活とは別のものかもしれない。そんなことを感じた。
今日は、これから空港まで走って、車を返してパリに向かう。私の休暇もそろそろおしまい。
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