Thursday, June 14, 2012

I' ll tell you a magic spell / 魔法の呪文を教えよう


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (2)

ここでは、相手と距離を縮める簡単で効果のある方法についてお話します。それは、相手の名前を呼ぶこと。でも、侮らないで。好事魔多し。いつでも効果を発揮するためには、呼び方も大切なのです。

(1) 相手との距離を縮める最良で簡単な方法、それは名前を呼び掛け ること。

Bobのやっていることで、人と の距離を縮める方法で、簡単だけどとても効果がある方法。それは名前を呼ぶことだ。BobのLessonはいつもこんな感じだ。

「やあ、Mxxx、調子はどう?」
「Mxxx、 今なって言った?」
「Mxxx、 あと5回やってみよう」
「Mxxx、 子音の発音はどんどん良くなっているよ」
:
「Mxxx、 じゃあね、また来週」

と、こんな感じ。わずか40分のLessonでいったい何 回自分の名前を呼ばれるんだろう?名前を呼ばれて悪い気がする人なんていないし、知らず知らずのうち、親しみを持つだろうし、気がつけば 相手に心を開いている。

もうひとつ大切なことは、まず名前を呼びかけかけてから、大切なこと言うことだ。大切なことの後ではなくて前。これもポイント。 これは、Bobの思い付きではなくて、たいていのコミュニケーションの本に書いて あることだ。でも、ちゃんと実践して、効果を出している人は、これまで身近にいなかったから、ちょっと衝撃的ですらあった。

(2) 相手の印象に残る名前の呼び方とリスクについて



冒頭にBobは人気の講師だと書いた。Bobが 担当する生徒の数は、正確には分からないけどかなり沢山いるんじゃないのかな。コースは、だいたい3〜6カ月だから、3か月で何人かは入 れ替わる計算になる。だから、生徒の名前を間違えずに呼び掛けるには、努力が必要だ。

でも、たかが名前呼ぶなんてと思わないで ほしい。前に、Bobに自分じゃない名前(同性のレッスンパートナーの名前)を呼 ばれたことがある。たぶんとても具合が悪いか、疲れていたんだと思う。そうとわかってもちょっと落ち込んだし、その日の調子はいま一つ だった。

だから、名前を間違えてしまったら、これまでの努力が水 の泡になると思ってほしい。相手は自分に親しみを持ってくれているのでなくて、コミュニケーションのテクニックとしてやっていたと感じ て、相手は一気に心を閉ざしてしまう危険すら ある。


あるとき、Bobは
「ほらね、Mxxxここに君の名前が書いてある。」
とスケジュールツールを見せてくれたこと があった。Bobは、授業を受ける生徒の名前を書き込んでいた。Bobのような達人ですらちゃんと名前を努力を怠らないというわけだ。

→ 「The 7 Things Bob Told Me (3) ポジティブなメッセージは相手を変える」
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