Whenever a disaster or an accident happens in Tokyo,
I feel how poor information in English
and other foreign language are.
However, I believe that both quality and quantity of them
will be incredibly improved in two or three years.
At that time I will appreciate
that they chose to stay here in spite of inconvenience.
それにしても、ひどい台風だ。
夜半の横須賀線は品川駅に1時間以上停車した。
強風で多摩川を渡ることができないのだ。橋梁に設置した風速計が規定値の値を超えたこと、強風が収まって安全確認が完了するまで電車は発車できないことなど、アナウンスはやけに詳しかった。そしてアナウンスは、繰り返しそのことを伝えたが、1度も英語の放送はなかった。電車の中には、大きなスーツケースを抱えた明らかに成田に着いたばかりの外国の方が何人もいたのに。彼らの心細さを考えると、とてもすまない気持ちなった。
台風や地震など災害が起こると、いつも思うことがある。日本はなんて不親切なところなんだろう。日本語の情 報は有り余るくらいあるのに、英語や外国語の情報がほとんどないのだ。
家を出た午後2時ごろまでは晴れていたのに、3時を過ぎると空はにわかに曇り、大粒の雨が降り出した。そし て夕方には大風も吹き出し、授業が始まる7時ごろには、強風が吹き荒れ、電車は軒並み運休となった。そして8時を過ぎると、運よく動いていても徐行運転か、途中駅での停止を余儀なくされた。
Gabaについてみると、いつもどおり開校はしていたけど、手回しのよい生徒は前日までにキャンセルをして いたようで、ロビーは閑散としていた。講師の先生の何人かは、窓の外を確かめに行っていたところを見ると、直前に来るのを取りやめた生徒もかなりいたのだろう。(生徒が来ない場合でも待機していないとならない。)
講師の多くは日本語が初心者レベルの人たちである。来日して数年以内という人もかなりもいる。(私の担当の 先生もそうだ。)これから家に帰るまでの彼らの不便さを思うと、とてもすまない気持ちなった。そして、どうか不愉快なことに、特に、日本に来たことを後悔するようなことに出会わないで欲しいと切に願った。
授業ではフリートークの練習として、JRの運行状況のWebページの説明をしてみた。
「『間引き運転や遅れがある』って書いてあるけど、さっき駅では30〜50%しか運転していないっていたよ。いつもの2〜3倍は、かかるだろうね。」と私。
「大丈夫、本を持っているからね。」と先生。さすがの余裕に、ちょっとだけ安心。昨年の台風を経験している だけあって落ち着いている。
日本で日本語を使わないで暮らすのは、私たちが想像する以上に大変なことだ。英会話を習うようになって、少 しだけ彼らの不都合さ加減がわかるようなった。
そういえば、前の学校での最終授業でのこと。
(当時の習っていた)先生から「エアコンの風向きを変えてもらえない?」とお願いされた。パネルの操作方法 を話していて、気がついた。パネルの表示は全て漢字で読みづらい。だから、1度くらい説明しただけでは覚えきれない。先生は2年 あまり同じ部屋で授業をしていたから、ずっと居心地が悪かったんだろうな。気がついてあげられなくて、ごめんなさい。もっと早く 気がついてあげられたらよかった。
あと、2年たったら、これを読み返してみよう。たぶん、そのころには、これが笑い話になっていると信じたいなあ。母国を遠く離れて、3・11大地震や台風でも日本を離れず、今日のような巨大な台風のさなかでも日本人のために働き続けて くれた彼らたちのためにも、日本は変わらないといけないね。