IsetanでMade In Indiaの小さなバックを買った。
全面にビーズ刺しゅうが施されたもので、職人の丹念な手仕事が伺えるものだ。手ごろな値段だったというのも、魅力だった。少し前にも、ビーズ刺しゅうのリボンが、セール会場の片隅で、驚くほど安値で売られており、迷わずに買った。
最近のインドの手工芸品、特に服やアクセサリーには、びっくりさせられっぱなし。手仕事ならではの正確さとほんの少しの乱雑さ。欧米のセンスを取り入れつつ、インドらしさが感じされる配分に仕上がっている。このグローバルとローカル、精密さといい加減さ、相反するものの微妙なさじ加減がいいのだ。
ちょっと前までは、Made In Indiaというと細かいところの作りが悪くデザインも野暮ったかった。この数年でMade In Indiaの製品は、お値段据え置きでクオリティーは格段に向上という、変身を遂げた。世界が何をIndiaに期待しているのか、分かってきたのではないか。Global Marketingの向上っていえばいいかな?
今回買ったバックは、ハンドバック売り場では見かけないものなので、たぶん少し前の企画販売(Isetan Meets India)の時に買い付けたものではないかと思っている。そんなこともあって、店員さんに元値を尋ねると、およそ3倍の値がつけられていたことをこっそり教えてくれた。
偶然にも翌日、丸の内の(いわゆる)国内大手セレクトショップに言ったら、同じものがIsetanの店員さんの言っていた値段で売られていた。春ものとして買い付けられていたのです。
この数年いわゆる欧州の高級ブランドがさえないなあと思う。世界のどこに行っても手に入るし、値段も一定している。そろそろ空港のデューティフリー(あ、あえてカタカナ)に当たり前にあるのはよした方がいいんじゃない?って思う。まあ、便利ですが、少し魅力を欠くように思う。
会計をすませて、商品を手渡してもらう際に、店員さんが言った言葉が印象的。
「お好きな方にお求めいただいて、何よりです。」
この人、ファッションを売り買いするのが好きな人なんだろうな。。
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