Instead of sending them off into the Third World, we send them into the wilds of City Hall. And there they make great apps, they work with city staffers.
[Web]
久しぶりにTEDを視聴した。こういうSpeechにであうと、TEDってやっぱり素晴らしいなあと思う。
社会を自分たちの手で変えていきましょうというのがこのSpeechの主張だけど、Appを作ることでというのが、新しいところ。Code for Americaという、優秀なプログラマをお役所に派遣して、Appを開発するプロジェクトの紹介。
冒頭、「途上国に派遣する代わりに市役所という荒野に送り込んだのです。」といっているが、うまいことを言うなあ。確かに、ハッカーがお役所(のサーバ)を攻撃する事はあっても、助けるというのは逆転の発想に近い。結果、お役所主導の開発よりも、短期間で質の良いS/Wができたという。
S/W屋としてどうしてこういったことが可能になったのか考えてみた。ITの社会が成熟したことが一番の要因じゃないかな。
水道栓や排水溝といった街角に点在する社会インフラを、市民のボランティア活動で維持するために、ゲーム感覚を取り入れている。ゲーム性を取り入れたことは確かに着目するべきだけど、GoogleMapのようなAPIが整備されたことや普通の人が自然にネットと現実のデュアルスペースになれたという変化の方が重要だと感じた。
リアルワールドとネットの世界とを行ったりということで最もおもしろかったのが、ゴミ箱に入り込んだオッポサムの救出事件。
“A neighbor is a far better and cheaper alternative to government services.”
と語っているが、ネットの掲示板に寄せられたオッポサムの出来事を近隣の住民が発見して実に簡単なやり方(=ゴミ箱を倒す)で解決したという。
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