Sunday, March 31, 2013

Are you busy right now? / 今ちょっといいかな?

会話の難しいところ。それは気の利いた言葉が言えるか言えないかってことじゃないのかな?

たとえば、オフィスで同僚に用があって話しかけるとき。忙しそうにしているけど、ちょっと聞きたいことがあるなんてとき。

Are you busy right now?

と声をかける。どうもこの"right now"っていうのがミソ見たい。「ほかの言い方としてはね
Are you available right now?
というのがあるんだけど、必ず"right now"ってつけてね。」と先生。つけないと、デートに誘っていることになるらしい。

何回かレッスンを受けるうちに先生にも慣れて心を開けるようになると、会話ががぜん楽しくなる。私の場合、会話そのものよりも、先生が教えてくれる言葉そのものが面白いと思うのだ。

不思議なもので慣れないうちは、どの先生もいわゆる諺とか堅苦しい優等生っぽい言葉ばかり進められるように思える。慣れてくると、少し砕けた言い方とか、逆に文学的な美しい言い回しとか、がぜん興味をそそられる。

そして、さらに面白いことに、相手の先生は、プロなので、私が知りたいであろう言葉を私の個性に合わせて瞬間で選び取って、教えてくれるのだけど、これがびっくりするほど先生の個性を表しているように思うのだ。

たとえば文学などの素養のある先生は、文学的なセンスのある美しい言葉だったし、見た目のスタイリッシュな先生は、とってもかっこいい響きの言葉を教えてくれた。

今でも忘れられないのは、去年の夏まで教えてくれた先生(Gabaの先生ではない)。とても頭のよい人で、教えてもらった言葉を並べてみると、やっぱりインテリジェントでちょっと皮肉がきいた Skeptical とか Sarcasticなんて言葉を教えてくれた。他にもnuisanceっていうのもあった。

***

声をかけるのも大切だけど、かけられた側として気の利いた返しができるようになるのはいつのことなんだろうか?

なんせ、気の利いた返しなんて、日本語でも大変。今日は、新しくチームにやってきた同僚から、「今忙しい?」
と声をかけられた。とっさに。
「ひまだよ」
と返したら、向こう側からやり取りを聞いていた上司に
「ぜんぜん、暇じゃないじゃないの」
と大笑いされた。

何語であっても、気の利いたやり取りって大切だし、難しい。次週は先生に、そこんところを聞いてみたいものだ。




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