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ちょっと残酷だけど、こんなに面白くてためになる実験はないよね。
グレッグは神経科学者。脳の内部では、化学と電気の反応が起こっているという。神経細胞の中にはニューロンがあって、ニューロン同士が電気信号を送ることで、運動は脳に伝わる。...なんて書くととても難しいよね。グレッグは脳が運動を受け止めたり、伝えたりすることを、ゴキブリ使ってわかりやすく説明してくれる。
ゴキブリは身近な人類の友達なんて言っている割に、氷水につけるは、足を根っこから切り取るは、結構残酷。切り取った足の2箇所にピンを打ったら、さあ実験開始。時より映される客席をみると、身を乗り出している男の子や今にも泣き出しそうな女の子など、反応はさまざま。
まずは電気信号の伝搬系の実験。お手製のスパイクボックスのお出ましだ。神経の間には微弱な電流が流れていて、スパイクボックスをつないで、電気信号を増幅する。スパイクボックスのもう反対側には、ipadつなぐ。波形表示のappを立ち上げて、電気信号の状態を観察する。切り取った足を動かすと、波形中にスパイクがあらわれるというわけ。
さてお次は、受動系の実験。スパイクボックスをiPhoneに換えてみる。ビートの聞いた音楽をゴキブリの足に流すことにする。するとあら不思議、足はピクピクと動き出す。iPhoneから、流れる音楽は電気信号であるわけで、よく考えれば当たり前なんだけど。
そして、iPhoneをマイクに変えてみる。何が始まるのかと思ったら、人間ビートボックスが舞台に登場。ブンブン、チャと得意のRAPを刻み出す。もちろん、哀れなゴキブリ君の片足は、ピクピクとRAPにあわせて動く。グレッグは客席向かって叫ぶ。
「人類とゴキブリの初のコラボ。」
高校生は当然オオウケってわけ。
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