Saturday, December 29, 2012

A kind of ideal relationship / だらだらと取りとめもなく話せたら

今年最後のLessonを終えて、Gabaを出たところで、他の生徒さんにあった。

大阪弁のとても素敵な女性。同じようなタイプの人は何人か知り合いにいるが、肩の力が抜けていて、すごい頭がいい。

「どう?」
とレッスンの感想を尋ねたら、
「だらだらと話しこんでしまった」
と。うーん、いいなあ。インストラクターとフレンドリーに話せるなんて。理想です。私にとっては。

だいたい、生徒同士の話だと、
「うまく話せなかったよ」とか
「緊張した」
とか、うまくいかなかったという路線で話がまとまる。

私の場合、人見知りが激しく、日本語でも誰かと打解けて話せるようになるには、とんでもなく時間がかかる。なのに、困ったことに上達したいいう気持ちが強すぎで、間違わないで話すことに気を取られ過ぎて話せなくなったり、質問への答えを返すことにばかりフォーカスして、聞き違えたりして、コミュニケーションとしてはかなり最低。

別れ際に、
「始めて3か月ごろになると、英語の字幕とか、スムーズに聞き取れるようになるよ」
と、励ましてもらった。実際に、そうなった人の言葉って重みがあっていいな。


来年はもっと、コミュニケーションを楽しめるように。誰かの心に届くような言葉を。

As slowly as possible but steadily / 今年最後のLesson

今日は今年最後のLesson。

さすがに2日連続は、きついなあ。週1に比べると十分に予習と復習の時間が取れない。(絶対)時間が取れない中で、どう時間を作るか、特にRole-playなどの展開を複数用意できない中でどう切り抜けるかの訓練になるはず。

今日のテーマは、Spinning(言い換え)。ネガティブな要因をポジティブに言いかえるPractice。例えば、Cheap(安い)は、Affordable(お値打ち)と言い換えることで、相手によりよい印象を与え価値を高めることができる。

Spinningというなら、「さよなら」は「こんにちは」にいいかえることができるんじゃないのかな。兎に角1年、さよならといったことか。大げさ言うなら、相手がこの世にいる限り、起死回生のチャンスはある。

あわただしく1年が終わる。そういえば、昨年の大みそかは、bloggingheadを聞いていっけ。途中で語学学校を変わったり、なんか1年間ずっと英語漬けだった。満足はしている。ま、自己満足だけどね。

来年はどんな一年だろうか?たぶん。自分で考えているよりももっとワクワクする1年になることは間違いない。




Friday, December 28, 2012

Listen carefully / Progress Reportですすめ方を振り返り

今日は会社の御用納め。一年て本当に早いですね。


終業後の納会をスキップしてGabaのLessonへ。いつもお世話になっている職場の人たちとちょっとだけお酒を酌み交わし挨拶をしたいと気持ちと戦いつつ(?)、Lessonの誘惑に勝てず(笑)。いやこれは半分冗談、半分本当です(*)。

(*)冬の短期集中講座の最終日も近いので、体験Lessonを担当する人気のInstructorが結構授業をやっていたりします。

ロビーにつくとすでに予習中の受講生でテーブル席は一杯。まだLesson開始まで20分くらいあるのに、皆さん黙々と準備中。テキストもNavyやOliveとIntermediate。さすが八重洲界隈のビジネスマン、見た目もパリッと。40-50代のそれなりのポジションの人が、必死に勉強しているというのもビジネス街ならではの光景です。(学校通わなくたってよさそうと思えるほど、皆レベルが高そう。)

ただ、私には刺激が強すぎるので、やっぱりのんびりできる週末の夜をメインにして、平日の夜はごくたまにしておこう。(やっぱり、私はヘタレです。)

今日は、Lessonの後、カウンセリング。Progress Reportを渡される。これは、英語の各能力が受講中のカリキュラムが必要とする能力に対してどのレベルにあるのか示すもの。数値(1-5)とコメントが書かれており、これからの学習のすすめ方を見直すにとても役に立つ。

Gabaの場合、マンツーマンでのLessonを多彩なインストラクターを選べることはよく知られているけど、英文添削やProgress Reportといった、ちょっと地味だけどまじめに英語の能力を伸ばすことに向き合う人にはとてもうれしいシステムもあることは、あまり知られていないようだ。

Assessmentの内容は、普段のLessonでやり取りや講師の先生のレポートで、思った通りの内容だった。想定通りとはいえ、こうしたものを定期的にもらえるとしたら、かなり嬉しいなあ。

ちょっとだけ、うーんと頭をひねってしまったのは、Listening Skillが他のものより幾分低め。確かになあ。私は結構聞き違いをする方だと思う。先生の質問に対して私の答えがずれていることがある。(答えた後で、あ、とんちんかんだったと思うこともしばしば。)

いわゆるListeningの能力…音を聞き分けてそこから文章を構成する能力とでもいった方がよいかな…もあるけど、注意深く相手の話を最後まで聞き取ろうとする力が足りないように思う。Role-playでは、特に、自分の発話にフォーカスするあまり、注意が散漫になっているなと思う。

実は、人の話を注意深く聞きましょうねというのは、小学校のとき、散々、通信簿に書かれたことだったりする。

Sunday, December 23, 2012

I want you. I need you / 言葉から垣間見えるもの...

"You can take day-off if you want."
"No. if I need ..." He flatly denied.
I'm sure he is proud of the professional instructor.

よく歌の歌詞なんかで "I want you"とか"I need you"っていうのを見かける。どっちも好きで好きでたまらない人に向けた言葉だ。だからってわけじゃないけど、これまでそんなに違いについて考えてみなかった。

今日のオープニングのフリートークでのひとコマ。インストラクターだって、本当に具合の悪い時には、本当に休むことができると知ってちょっとほっとしたという会話で、
「取りたい時には取れるだよね(you can take it if you WANT)」
といったら、
「そうじゃなくて、どうしても(休まざるを得ない)必要な時 (No, If I NEED)」
ときっぱりと否定された。

その場の雰囲気から”need”といのは、何かそれなりの差し迫った状況がある場合なんだあと感じて、家に帰って調べてみた。どうも、”need”には、客観性が伴うらしいということが分かって、合点がいった。

それに、ちょっとプロのインストラクターとしてのプライドを垣間見ることができて、なんて言うのかなあ…正直すごいなと思った。教えるスキルも大切だけど、プロフェッショナルとしての心意気も重要だ。

実は、フリートークってこういう風にちょっとしたやり取りから、言葉の本質をとらえることができるのが魅力だ。しゃべりっぱなしにしないで、書き起こしてみると言葉の奥深さに触れることもできるしね。

Sunday, December 16, 2012

Compassion / 思いやりの心、おもてなしの心

夕方、連絡があって、Lessonが休講になった。もしかして、先週、風邪をうつしてしまったかな。もしそうだったらとても申し訳ない。



ちょっと前に読んだ、梶原しげるさんの「体験して分かった「激安Skype英会話」のメリットとは」に、とても素敵なことが書いてあった。レッスンでは、双方がもてなす心が大切で、生徒も努めて上機嫌である方が学習効果が高いとある。

自分の考えと同じ人がいるのは、ちょっとうれしい。語学講師って考えている以上にハードな仕事だ。生徒にとっては、たった30~40分かもしれないが、講師によっては早朝から深夜までとLessonを担当しているので、心身ともにハードな仕事だと思う。

Gabaのレッスンは楽しい。だから毎回レッスンの朝になると今日はレッスンの日なんだなあとワクワクする。プロの講師ってホントすごいなあ。Gabaに決める前に講師向けの英語のページを読んでいたらビジネス英語を目的でやってくる生徒の中には、講師への期待が極めて高いとあった。こうした高い要求やプレッシャーの中で仕事をするのは、毎回毎回が真剣勝負なんだろうなあ。

自分が楽しいから、相手にも楽しんでもらいたいなあと思うのだけど、あんまりそういう人はいないみたいだ。だから、相手から変に思われていたら、どうしようとちょっと不安になっている。(確かめるだけの語学力があったらいいのにな。)


母語が違う同士で、日本人同士みたいに共通認識がない間柄だからこそ、感謝、尊敬、共感、そのときそのときの感想などを言葉で伝えることが大切だと思っている。その一方で、ちゃんと伝わらず、自分が意図しない変な形で伝わっていたらどうしようかと悩んでしまうのだ。

Fishing in French Guiana

There is Orapu River in French Guiana. That’s all I know. Actually, a google search showed some pictures of beautiful rivers in jungle. Though I tried again, I couldn't find details.

About a decade ago, I felt like I was stuck in a rut, I had no idea of my business, and didn't know what I wanted to do. I felt as if days passed very slowly or nearly stopped. I tried something new but almost of all was failed. I thought how I would be happy if I could be a stranger in an unknown place. I lost my way. At least I felt so at that time. However, thinking back now, that was not serious. That was the stepping stone that everyone has to pass.

One day, my coworker Mamoru visited my cubicle. He was flapping a paper.
“Hey Mamoru, What’s up?”
“No much, Look at this. Dear Ms Mamory …” He read it aloud.
“Mamory. Isn’t it cool? ”
“I’m neither Mamory nor memory. And I am a man” He pretended to be a bit upset.
“Now, now Mamory, they don’t know Japanese name. Japanese is not less famous than we expect. ”

That was just unknown foreigners’ typo. They just typed ‘y’ instead of ‘u’. But that gave good inspiration to me who has been struggling in dead end. Changing name might refresh me. An idea like a joke came to my mind. At the time I was looking for new mail address for brand new cell phone. I thought of giving new address new name that is brief, ageless, gender-free and nation-free. I created carefully such kind of names, input them into web search engine and ensured that those didn't match Japanese, English, French or other languages. While imagining new name, I could escape from painful reality. After some trials and errors, finally I found a good name ‘orapu’. It seemed to be easy to remember and very cool.

Using it, I found it was more extremely convenient than I expected. Because it is free from spam mails. I began to use my favorite name for other user ID, blog and internet purpose. One day a internet provider sent me an envelope. That showed “XXXX オラプ様(TO Orapu XXXX)”. I felt as if I got another personality and was very satisfied it. Now sometimes I use ‘Orapu’ as the middle name or the signature.

While I had been fighting with my dead-end, the internet technology had been incredibly improved. Google arrived. They wept not only internet search but also internet world. They accelerated expansion of the internet world and changed even our daily real life. One day, I found Orapu River (Rivière Orapu) in results of a Google search. I had strange feeling as if I met an unknown look-alike by accident.

Orapu River is still mysterious. After retirement, spending all day fishing in Orapu River sounds great. What kind of fish will I catch there? I might be eaten by crocodiles instead of catching big fishes.

Sunday, December 9, 2012

Mission Impossible / 怠け者の首を切れ!

朝起きたら、のどが少しひりひりする。まずいなあ、風邪ひいたかな?
試しに声を出してみたら、一応普段通りだったけど。今週は寒波の到来で、周りは風邪の人だらけだったから、立派な保菌者だろうな。

というわけで、レッスンを始める前に、先生に一応自己申告してみる。
レッスンは休めなくて大変だろうなと想像していたけど、「他の仕事と一緒だよ」との答えが返ってきて、ちょっとだけ安心する。

***

今週も引き続き復習。一度習ったことなのに、ロールプレーで四苦八苦する。
学習したフレームワークに沿って複数のパタンのフレーズを準備をするけど、思い通りに言葉が出てこなくて苦悩する。例えば、処罰のタスク。そもそも、誰かを罰するなんて、私にとってかなり苦手。

タスクには「あなたは、映画監督。遅刻続きの部下を遅刻が原因で撮影が遅れたので罰しなさい。」とある。
「罰せよとあるので、首だな。」と、心を決める。首にするには、それ相当の理由も必要。で、「撮影許可の最終日が迫っていて、それを超えたら、追加料金がかかる。」とした。たぶん、遅刻の原因は、寝坊で、「朝は早いし、夜は遅い」と言い訳するだろうから、「映画撮影じゃそんなの当たり前!」と一喝することにした。ここまで、できればばっちり首か切れると思ったのに、そうは問屋が卸さなかった。

まず、のっけから調子が狂う。
「今日も遅刻したよね」と確認すると、
「え、遅刻?」ととぼける。うまいなあ。
「もう、5回だよね」と突っ込んでも
「そんなにしてないよ」と、しらを切る。実は、いつもこの調子で逃げ切っているのでは、と疑いたくなるぐらいうまい。

最後は、「え?首?これからちゃんとするから、今回ばかりは。」と泣きが入ったので、心おきなく、「他の人に変わってもらう」と首にする。先生には終始ペースを崩されっぱなしで、「今回は君の言い訳は聞かない」とかいくつか決め台詞も用意したけど、全く出番はなく終わった。

それにしても、先生はうまい。こちらのペースを掻きまわし、あらかじめ用意した言葉でなく、その場で考えさせて発話させようとする。プロのインストラクターってすごいのです。(それとも私がヘボなのか)

Sunday, December 2, 2012

Nightmare of greeting comes again / 挨拶の悪夢  再び

Nightmare of greeting and small talk came again.
I can't answer his greeting exactly and can't move to business.
He told me "you should use 'Why don't we get start...' "
I know the phrase, but I can't remember whenever I need.


前回に引き続き、レッスンではテキスト前半部の復習。「全部やる?それとも、ピックアップしてやる?」と先生から聞かれる、早く先に進みたいと思いつつ、でも習ったことは完全に身につけたいなあと、心は揺れ動く。でもまあ、急がば回れ。先に進むことが目的じゃなくて、コミュニケーション力の向上が目的と、原点に立ち戻って、「全部やりたい」と宣言。来週には終わるかなあ…。

***

で、復習。やっぱり、1章の挨拶と雑談で躓きました。インストラクションとか、会議の報告とか、日常やっていることは、そこそこうまくいくのに。 挨拶とか雑談がうまくいかないのは、(大げさにいちゃうと)なんだか自分の人間性にダメだしをされているようで、ちと堪えます。

"What's up"ときかれて、"Pretty goodなんて、相変わらずとんちんかんな受け答え。「どうよ?」と聞かれて「まことにつつがなく過ごしております」てな感じ。

挨拶以上に、挨拶から雑談、雑談から本題へ移るのは、もっとも苦手。先生曰く、直接的に言うんじゃなくて、"Why don't we start ...". と始めるのがスマートだよと。確かに。そういえば、北野武がECCのCMで、"Why not ECC "っていっていたっけ。

知識として知っていても、口をついて出てこない。冷静に考えてわかるんじゃ、遅すぎるなあ。「レッスンが終わると、『ああ言えばよ かった』と、思い出すんだけどね。」と言って、ちょっとだけ抵抗を試みる。

なんだか、とっても先が長そうだなあ…

***

帰りの横須賀線で、myGabaにアクセスしたら、先生からのレッスンレポートが早速Upされていて、正確さを身につけるために、「英文添削を受けてみたら?」とあった。そんな、サービスがあったんだぁ。レッスンでは、話すことにフォーカスしているけど、書くのはとっても大好き!!。何を 添削に出そうかなあと、ワクワクするなんて、我ながら変な奴だ。(と思う。)

一番添削してほしいのは、実は、レッスン評価のコメント(だいたい1000文字ぐらい)だったりするけど、ちょっと変な気もする。だって、誰かにあてのお礼の文章にケチをつけるわけだし。後は、レッスンで習った構文やフレームワークを使ったエッセイか想定Dialogあたり。いくつか書き あげて、相談してみようかと思う。いずれにしても楽しみ、楽しみ。

Thursday, November 29, 2012

It's pretty quite / モーニング・レッスンにようこそ

平日の午前中のレッスンって、どんな感じなんだろう?

ちょっとした好奇心から、仕事を休んでGabaのレッスンに行ってみた。受付で、出席簿をみてびっくり。す、すくない。。。日曜の夜も少ないけど、それにも増して少ない。平日の夕方~夜、休日の昼が来校のピークなのかも。

生徒の数が少ないと、驚くほど静か。落ち着いて練習したい人にはいいかもしれないな。

***

今日からテキストの真ん中にある復習の章に入る。9月から始めてちょうど3か月が経過。ペースとして早いんだか遅いんだから、てんで検討がつかない、でも、マンツーマンの良いところ。

自分は語学向きじゃないなあと思うのは、シャドーゥイングしても、ぜんぜん頭に入っていかないこと。1章から復習をしてみたら、かなりのことをきれいさっぱり忘れていたことだ。そのときは、「ふむふむそうなのかあ~」と納得して覚えていたのに。

ちょっと前に、これまでとっていたノートを見直して見たら、いつまでたっても苦手な発音や文法があって、笑えてた。中でも、”Advantage”。これは、前の学校(OTC)でレッスンを受けているときも、アクセントの位置を指摘されたっけ。(その時の先生が録音してくれたものがAppに残っている。)あと、Look / Seem (like)の使い方も苦手。

苦手なものだけでなくて、素敵な言葉も沢山書きとめてくれていたことに、改めて気がついた。
例えば、”devil's advocate”。直訳すると、「悪魔の支持者」。辞書を引くと、

「devil's advocateとは本来カソリックの用語で、列聖調査審問検事(聖徒候補を検査する人)のこと。そこから、比喩的な意味として、『難癖をつける者』、『相手の言うことにいちいちけちをつける者』、『あまのじゃく』を指すようになった。」

とある。悪魔と鬼ががっちり手を組んでいる絵柄が頭に浮かぶ。

他にも、Free food tastes sweeterとか。たぶん、自分で普通にテキストを読んでいただけでは見につかなかっただおうろな。とっても感謝している。

Tuesday, November 27, 2012

TED Ed:Three anti-social skills to improve your writing - Nadia Kalman

[TED Ed]

「書く力を向上させる反社会的なスキル。」

ちょっと毒のあるタイトルがかっこいい。教育用だからって、いい子である必要はないのだ。内容としては、そんなに大それたことは言っていないのに、気のきいた言葉で、聞く人をその気にさせるのだ。なんとも心憎いなあ。

で、肝心のスキルなのですが、
・聞き耳を立てる。(eavesdropping)
・架空の人物が現実にいるかのようにふるまう。
・自分に向ってブツブツ言う。(muttering to yourself)
とまあ、反社会的と言えなくもないが、かなりビミョー。

Sunday, November 25, 2012

Wonderful Weekend Ritual / ちょっときついけど楽しみなこと

Weekend English lesson became wonderful ritual to get a coming week. Strangely, the suitable scenes where I have to use what I learned appeared definitely in a new week. It was as if those were scheduled carefully in advance.


大学3年生まで、よくトレッキングに出かけていた。

歩き始め、特に初日の朝の1時間のきついこと、きついこと。でもその1時間を過ぎてしまうと、体は嘘のように軽くなる。息を思いっきり吸い込むと、体の隅々までに森の新鮮な空気がしみこむような気がした。

英語のレッスンってこの時の感覚に似ているなあと思う。仕事が終わると皇居の周りマラソンする人やジムでトレーニングをして汗を流す人たちの気持ちが分かるような気がする。週末のレッスンは、新しい週を迎える儀式になりつつある。

授業に慣れるにつれて、準備の時間も、楽しみになってきた。でもいつも、もうちょっと十分にできたらって、ちょっとフラストレーションがたまっている。(満足することなんてあるのかな?)

9月にレッスンが始まったばかりのころ、緊張のあまり胃痙攣になってしまった。レッスン中は、どうにか乗り切ったけど、翌日になっても治まらず、病院のお世話になった。うまくなりたいという気持ちが強すぎるんだろうな。他人には緊張とは無縁そうに見えるらしいけど。

***

ここのところ楽しみなのは、レッスン後で評価を書くこと。もう少しいうなら、Gabaのレッスンでは、5段階の評価を入力することができる。この5段階評価の補足として3000文字までメッセージを入力できる。


この補足欄、本来レッスンで希望通りにいかなかった場合、要望を書きこむためのものらしい。「もっとゆっくり話してほしい。」といった感じに。でも、要望だけを書くのは、ちょっともったいないなあ。そこで、レッスンの感想を書いてみることにした。書く訓練にもなるだろうなと、かなり軽い気持ちで始めてみた。


最初は、ありきたりの感謝の言葉だったのだけど、授業で習ったフレーズで海外拠点にメールしたら、思いがけずにウケたので、そのことを書いてみることにした。レッスンで習ったフレーズや会話のフレームワークが、日常にどんなに役立っているか、語学力がUpしただけなくてコミュニケーション能力が上がって新しい仕事が舞い込んできたことなど、あれこれ綴ってみたら、ちょっとずつ補足欄を書くのが楽しくなってきた。

***

正直なところ、自分の書いたことが、相手にどれだけ伝わっているのか、かなり怪しい。読んだ人は、「うーん、何が言いたいんだろう」と頭をひねっているかもしれない。評価は、カウンセラーやレッスンスタジオのマネージャも目を通すようだ。(そもそも、講師の先生に届いているのかな?)

誰が読むにしても、レッスンをこんなに楽しんでいるんだとうれしくなるようなショートエッセイが書けないものか。


そもそも、評価以前にレッスンは教わる側の生徒だけでなく、教える側にも楽しいで欲しいなあと思う。随分変な発想かもしれないど。

Friday, November 23, 2012

SNS & Dismissal / SNS とリストラ

TOEIC SQUARE:100%プロフェッショナル特化のSNS LinkedInの魅力に迫る

この1カ月に、SNSでいわゆるお友達申請を盛んにやった。実は、私は新聞でも何度も取りあげられた某製造業で働く管理職である。早い話、早期退職プログラム、もといリストラ対象というわけ。

かつての上司や諸先輩だけでなく同期や部下も、随分と多くの知り合いが会社を去った。彼らとつながる手段がお友達申請。

かつての上司とお友達申請というのもちょっと変な気がする。一段上にいた人と、お友達なのだから…。就活中のかつての上司と飲む機会があったので、「どんな感じ?」と尋ねてみたら、
「新卒の就活と一緒だよ。面接の練習やSNSの使い方とかやるし。けっこう新鮮」
と拍子抜けするぐらいとさばさばした答えが返ってきた。

昨今の電機業界不況でSONYやSharpなど名だたる日本企業がリストラに踏み切った。たぶん、あちこちで私と同じように、かつての上司や仲間とつながりを求めてSNSをはじめた人も多いだろう。

振り返ると、1年前にLinkedInを始めた理由も北米を解雇された仕事仲間にお礼が言いたくて始めたのだった。随分変な理由で…と当時は思ったものだが、今にして思えばかなりありふれたりゆうだったのだろう。

飲み会の席で、他の仲間にも聞いてみたら、とりあえずアカウントは持っているけど、会社の知り合いとつながることには抵抗があったと言っていた。会社を離れたらお友達申請するというのが、一般化するんじゃないかな。

今年の春ごろ、LinkedInの日本法人代表のキャサリン・ポーターのインタビューを読んだことを思い出した。FaceBookからの巻き返しを図るべく本社から送り込まれた人だ。思惑通り、日本市場でユーザの数を増やすことはできたようだが、そればリストラであることは想定の範囲だったんだろうか?聞いてみたいものである。


Sunday, November 18, 2012

Decision Making / 今年最大の選択

I had three options, an academic language school in Yotsuya, Berlitz or Gaba. Though I wrote out the pros and cons after all trial lessons, I couldn't choose. 

昨夜の嵐が嘘のように晴れたものの、寒い。もう冬だ。天気予報は、今日は12月中旬の気温という。

今日の授業は、Decision Making。

賢く選択するには、まず、長所と短所(Pros & Cons)をリストアップする。これは、入学前の体験レッスンで、教えてもらったことでもある。

今年最大の選択は何かと言えば、やはり語学学校を変わったことだろう。
これまで、足掛け7年ほどお世話になった語学学校との提携関係が7月末で終了したため、語学学校を探すことになった。

よく考えてみると、語学学校には通わないという選択も、何校も体験レッスンを受けてからじっくり決めるという選択もあったはずなのに、8月の夏休み1週間で選んで9月から受講を決めたのは、何か不思議な力が働いたとしか思えない。


体験レッスンに関しては、以前書いたとおりだけど、正直なところ、どれも素晴らしく、受けてみたいものだった。時間も予算も制限のある中 で、なんとか決めなくてはと思い、Gabaの体験レッスンでならったPros & Consの書き出しをやってみた。

実は、Pros & Consを書きだした結果、得点でGabaに決めたというわけではない。書きだしている間、ある思いが頭をよぎった。
「Gabaに行かなかったら、後悔をするんじゃないか。」
とぼんやりと思った。もちろん、体験レッスンを担当する講師は実際のレッスンはやっていないというネットでの評判を理解した上でのことである。

知人にも相談してみた。
「人は高価な買い物をしたとき、その代償に見合うような満足感を自ら探すものだ。」
と、哲学者のような答えが返ってきた。うまいことをいうなあ、確かにそうかもと納得したものの、それでもやはり行ってみたいと思った。

最後は、「高い買い物であるが、それなりに得るものはあるに違いない」と、自分を正当化した。

レッスンを始めたのはたった2か月半前なのに、随分昔に感じる。
そして、始めたことは、随分不自由だったなあと思う。もちろん、当時は、そんなことはちっとも思っていなかった。上達したからこそ、分かることはあるものだと思っている。

Gabaを選んだことにはとても満足している、でも、心のどこかで、知人の言葉が引っかかっていることも確か。本当のことは、もう少し後からでないと分からないものだと思っている。

Sunday, November 11, 2012

Barbarous Fashion / 野蛮人のビジネスマナー

I couldn't describe relative position among people. So I did in barbarous fashion.

In coffee break David told me "I'd like to talk to Kaz. Where is he?" He was talking with David's boss John and others over there. Kaz is two person away from the John's right. I called to Kaz aloud. As my voice is so big, people around there looked at me.

今日は、人の相対的な位置関係の表現を学習!

たとえば、例えば会議中でもコーヒーブレイクでも、ビジネスでは何人かで集っているというのはよくあることで、その中の人を特定するのは結構骨が折れる。

「一人置いて右の人」なんていうのはどういうんだろうか?
"one person away from one's right "
と言うらしい。

これまではこういういい方を知らなかったので、とんでもなく野蛮なやり方をしていた。

例えば、会議のコーヒーブレイクなどで、外国からやってきた顔見知りに(日本の)同僚を紹介してほしいなんてことがある。件の同僚は、少し離れたところにいて、誰かと数人で歓談 していたりする。

「ジョンは知っているよね。ジョンの一人置いた右の人で、今、腰に手を当てているのがカズ」
なーんて言えたらとてもスマートだ。でも、言いたくても言えない。だから、大声で
「カズ!フランクが用があるって」
と叫んで、振り向いてもらっていた。

当然、大声を出すから周りは驚いて一斉にこっちを振り向く。自業自得だけど、かなり恥ずかしい。

言葉って、すごい発明品だよね。ボキャブラリが増えたおかげで、野蛮人からエレガントなビジネスマンの仲間入りってわけ。

Tuesday, November 6, 2012

TED: Bunker Roy on Learning from a barefoot movement

So we came up with a great solution: train grandmothers. What's the best way of communicating in the world today? Television? No. Telegraph? No. Telephone? No. Tell a woman.

[TED.TALK]


英語で話してみたいもの。心をこめて話をできたらどんなにいいだろう。喜怒哀楽といったはっきりした感情は表現できるけど、微妙な感情は伝えられない。心のままに表現したいと思っていても、単語や文法で精一杯。

もうひとつ、話してみたのは。冗談。冗談は真顔で、するっと言うから冗談になるのです。もたもたしていては、意味がないし。話しかたがまずいと、冗談には聞こえなくて、変な間違いにしか思われないのです。

Bunker Royの「裸足の大学」のスピーチは、とても知己富んでいる。中でも気に入っているのは、「男の人は訓練のし甲斐がない。移り気だし、資格を欲しがるだけ。そこで、素晴らしい方法を思いついた、おばあさんを訓練するのです。」
というもの。まあ、インドの農村の女性は10代半ばで結婚するから、おばあさんと言っても先進国のおばさんくらいの年齢なんだと思う。

このスピーチ、とても面白くて要所要所で笑うんだけど、最後まできくと「あれっ」と思う。自分はなんと偏見に満ちているんだろうかと。

Sunday, November 4, 2012

Practice, Practice and Practice / 練習あるのみ

A: Would you be able to deliver it by Thursday?
B: We're having some problems ... I don't think we can do Thursday.
A: But this order was placed a month ago. We need it by Thursday.

海外とのネゴはとても苦手。特に、欧州は。

今回こそは、リクエストを断るぞ。と思っているのに、結局は要求を呑むことになってしまうのです。日本人はロジカルじゃないからかなあと、思っていましたがそうではないかもしれません。

どうも、リクエストの受け答えの仕方を知らなかったというのが本当のようです。

今日のLessonはRequestの表現。特に、支払いや納品などの要求の期限を過ぎてしまった時の受け答えです。超過の言い訳をする相手に、
「でも、1か月前から送っていますよね。だから期限を守ってください」
と毅然と却下したり、
「来月払えるように都合してもらえませんか」
と婉曲かつ丁寧にお願いしたり
「来週までに払ってください」
とストレートにお願いしたり、最後には
「4週に分割してもよいです」
と譲歩したりと、硬軟取り混ぜて話をすすめます。ストレートすぎても丁寧過ぎても、原理幻想だけでもダメなのです。

自分の交渉下手の理由がやっとわかったような気がしました。言葉が自然に口から出るくらいまで練習しようと思います。

Saturday, November 3, 2012

TED: Marco Tempest on a cyber-magic card trick like no other

So magic is an excellent way for staying ahead of the reality curve, to make possible today what science will make a reality tomorrow.

[TED.TALK]

今日は文化の日。久しぶりにTED.TALKの記事をUPしてみることにします。といっても肩の張らないものを。サイバーマジシャンのマルコのパフォーマンスについてです。

「種も仕掛けもありません」というのは手品の常套句で、手品の種や仕掛けについて明かさないのがお約束でしたが、最近はそうではないようです。種も仕掛けも分かった上で、技を味うというのが最近のお約束のようであります。

マルコのマジックも最新の画像技術を駆使しているのに、どこまでが現実でどこからが映像なのか正直分かりません。見終わった後であれこれと思いだして余韻を楽しむのもマルコの狙いなのでしょう。

英語の勉強としてTEDを見ている人にも、このTALKはお薦めです。マルコの冒頭の言葉。短い文章の中で時空を超えてマジックと科学を対比させているのは、とても美しい文章です。

「マジックは現実世界の曲がり角のその先へと続く素敵なもの、そして科学が、将来実現するものをたった今現実にしてくれるもの」

Wednesday, October 31, 2012

Good Posture, Good Communication / 耳慣れないけど大切なこと

Excellent lesson improves language skill. Increasing my vocabularies, speaking in correct grammar, pronouncing exactly ... moreover, it also changes my communication skill itself. After his lessons, I found that it was easier to build a relationship with first comers.


いつもは日曜の夕方に受けているGabaのLesson。たまには、週日に取ってみることにした。

Lessonが終わって、帰りにエレベータの中で他の生徒から声をかけられた。「なかなか上達しないよね。」ということで一致。こういう所ってすごく日本人だなあと思う。

「今日の先生は、早口で言っていることがよくわからなかったな」とちょっと残念そうだったので、担当の先生をおすすめしてみた。でも私の発音が悪かったみたいで、何度も聞き返される。(私の担当の先生は、)カウンセラーさんによると、生徒の要望を組み込んだレッスンが好評だとのこと。レッスンスタイルも、生徒によってかなり違うそうだ。

先生の授業の内容も素晴らしいが、なんて言うのかな、とても感じのがとてもよい人だ。ポジティブだけど押しつけがましながない。いつもリラックスして授業を受けられることができる(*)。

(*)こういう人との接し方がうまい人と会話していると、仕事とか授業以外の日常生活でも、人との関係がよくなっているのは、いいことだ。

もちろん、知識や人柄といった内面もあるけど、どうもそれは、姿勢(Posture)と関係がありそうだ。Specificな言い方になってしまうが、相手と90-120ぐらいの角度になるように上体を向けて座っている。どうもこの角度で向き合っていると、相手としっかり視線を合わせても、相手は威圧的な感じをうけず、むしろ安心感を得るようだ。(他にも理由はありそうなので、これから、折々探っていくつもり。)


姿勢と言うか、Postureってコミュニケーションで大切だと思う。

日本語で、姿勢っていうと、背筋が伸びているとか、猫背にならないとか、背骨にフォーカスされているけど、Postureには、日本語でいう姿勢よりもはるかに広い意味があるんじゃないかな。全体の体の向きとか、立ち位置とかも含まれるみたい。


ちょっと、話が飛んじゃうけど、素晴らしい授業って、語彙が増えたり、発音がよくなったり、正しい文法通りに話をできたりと言語のスキルが上がるだけでなく、言葉の間合いがよくなったり、相手と信頼関係ができやすい接し方ができるようになったりと、言語を超えたコミュニケーションのスキルが上がると感じている。

だいぶ、だらだらと書いてしまったけど。エレベータであった生徒さんに、コンパクトに伝えてあげられれば良かったな。

Equilibrium and Improvement / 上達とスランプ

ようやく2か月10レッスンが終了。

Gabaを始めたのがすごく遠く感じられるほど。ちょっと険しいけど充実した2か月でした。


先週から、予習のメモを授業の時には、一切見ないで、その場で考えながら話すようにしている。これ、予想以上に難しい。準備しただけの成果が感じられない。

英会話でも、スポーツでも、楽器でも、ある時までは、するすると上達するのに、突然すっと穴に落ちたように、全く上達しなくなるときがやってくる。スランプですね。化学の授業でならった 平衡状態(Equilibrium)っていうのとちょっと似ている。

スランプも順調な上達のうちと、頭でわかっていても、穴に落ちてしまうのは、結構つらい。だってじたばたもがいるのに、這い上がれないんだもん。話そうと思ってもなかなか言葉出てこない。些細な間違いがきっかけで、頭が真っ白になって、言葉が出ない。そのくせ、レッスンが終わってから、ああ言えばよかった。こういえば言いたかったと、言いたかったことが洪水のように押し寄せてくるのたもの。

しばらくトンネルは続きそう。でも、その先にはきっと素晴らしい風景が見えるはず。

Sunday, October 28, 2012

How to interrupt others' work / 割り込むのって大変だよね

先生の前回のアドバイスを受けて、今週は、ロールプレイでは前もって用意したメモを読み上げるんじゃなくて、その場で考えてやってみることにした。

とはいえ、ぶっつけ本場というわけには以下ので、必要になりそうな言い回しは事前に準備する。今回のテーマは、”Instruction”。ファックスの使い方、社内メールの送り方など手順を同僚に説明するロールプレイ。

どちらも日常的な作業なのだけど、英語に置きえるのは大変だなあと、調べていたら、日常のあれこれについて教えてくれるサイトを発見。(例:Faxの送付方法) ほんとなんでもある世の中なんですね。

下調べで、気になってしまったのは、話し出しのところ。たいていは、
 "Do you have a minutes?"(ちょっといいかな)
と切り出す。これはまあいいとして、例文をみると、たいていの答えは、
 ”Yeah, What is it?"(いいけど何)
とすんなりOKする。まあ、こう答えないと会話が成立しないわけど。

実際には、
 ”I'm sorry I'm very busy right now.”(ゴメン、ちょっと忙しい)
って答えもあるし、もっとありがちなのは、忙しいけど、お互いさまだからちょっとだけならいよというパターン。そんな場合は、
 ”I can give you XX minutes”(XXだけならいいよ)
って言えばいいらしい。

で、最初の予定調和でないロールプレイの話に戻るけど、やってみたら、
 「ちょっと”Please”って言いすぎるね。」
と先生からアドバイスをもらった。これは、日本人の良くやりがちな癖らしい。日本語では、
 「お願いします。」
というのが普通なので、その感覚で話してしまうみたいだ。




Sunday, October 21, 2012

Isn't role-play cool at all? / Role-Playはイケテない?

KEN:Hello,my name is KEN OKA.
BILL:Hello,my name is BILL BROWN.
KEN:How are you?
BILL:I'm fine.how are you?
KEN:I'm fine too,thank you.


This is a dialog that I met at beginning of the text book in the first year of my junior high. But Even if I survive to be 200 years old, I never meet such a scene, it's very boring and not cool.


中学1年生の英語の教科書の冒頭のダイアログを今でもほぼ正確に思い出すことができる。
はるかに昔のことなのに今でも鮮明に覚えているのは、余りにもイケテない設定なのに、何度も何度も繰り返しRole-Playをやらされたからだ。

やらされるたびに、「こんなシチュエーションって現実にはないよ。うそー、馬鹿じゃない?」と脳内で散々罵詈雑言を吐きまくり、英語嫌いになった。ま、当時は反抗期真っ盛りだったし、そして1学期の三者面談で、YOUのつづりを間違えたことが母親にばれてこっぴどく叱られた。

その後、英語嫌いはどうにか治ったが、Role-play=イケテないの図式は、以来ずーっと私の頭の中から消すことができなかった。社会人になって、英会話の学校(OTC)に通い出した後も、(マンツーマンだったのに)あまり、Role-Playをやった記憶はない。

プレゼンテーションや討論中心の授業を取っていたこともあるけど、どこかで避けていたのかもしれない。そういえば、レッスンを待っている間、レッスンパートナーのやり取りが漏れ聞こえてくのだけど、彼女たちは実に楽しそうに先生とRole-Playをやっているのを、かなり冷ややかに眺めていた。(それは、レストランに行ってクスクスを注文すると言う可愛らしいものだった。でも、本当はうらやましかっただけかも。だって、当時の担当の先生は、とても理知的で素敵な人だったから)

でも、この9月に今の学校(Gaba)に変わって、ちょっとRole-Playの見方が変わってきている。これまでのRole-Playというと、テキストに書かれているダイアログを読み合わせるものだったけど、Gabaの場合、テキストには要件が書いてあるだけで、実際のプラクティスでどうアレンジしていくかは担当の先生による。面白いのも面白くないのも、先生の腕と生徒の心がけ次第というわけだ。

担当の先生は、Role-Playのアレンジの仕方がうまい。枠からは外れていないけど、何を言うのか予測できない。そこが面白い。Forest Gumpの名文句で、
"Mama always said life was like a box of chocolates. You never know what you're gonna get."
というのがある。ある種これに通じるものがある。ちょっとほめ過ぎかな。


母国語ですら、普通に会話していても、何を言うのか判断するのは、とても難しいことがある。なのに慣れない英語でこなそうとすると、会話が続かなかったり、間抜けな問答になってしまったりと失敗も多い。それが、緊張感とかスピード感とか臨場感につながっているんだと思う。

土壇場に強い方ではないので、Role-Playの場合もあれこれ想定しながら用意をしていくが、あまり量とは比例しないばかりか、会話しているはずなのにメモを見てしまったり...しかも気がついたら前を見てじゃべっている(*)とかなり変なことになっている。来週からは、その場で考えて話せるための準備をしてみよう。でも何をやったらいいんだろう?それも含めて訓練なんだろうね。

(*)本来、会話をするときは、相手の方に体が向くのが自然。



Monday, October 15, 2012

embarrassment and compliment / 恥ずかしさと賞賛のビミョーな関係

Generally Japanese are unfamiliar to compliment.
Especially, when they receive a compliment from others and it is more then expected, they have a little strange behavior such like scratching a head or embarrassing with smile.
But actually, they are very pleased and have no idea of expressing it.

今週は、土日連続でGabaのレッスン。

3連休、しっかり休んで予習したとはいえ、連続はちょっとつらいかな。でも、ちょうど思いっきり体を動かした後のような、心地よい疲れもある。毎週はつらいけど、月に1回くらいはやってみようかな。

今日のレッスンは、Compliment(褒め言葉)について。褒め言葉について語るとき忘れていけないのが、「照れ」。この照れるっていう感覚を、英語に置き換えるのはちょっと難しいと思っていた。どうやら、"Embarrassed"(当惑する)という言葉を使えばよさそうだ。

例えば、こんな感じ。”I was very embarrassed when Mr. J call at me.”

日本人は、褒め言葉になれていない。子供のころを除けば、人前で褒められるというシーンはとても少ないと思う。最近は少しずつ増えているみたいだけどね。だから、褒められると、照れ笑いをしたり、頭を掻いたりする。

このあたりの振る舞いについて、北米出身の先生に尋ねてみたら、「頭を掻くと言うのは、それほど変ではないものの、照れ笑いはとてもIntrovertな印象を与えるね。」という面白い答えが返ってきた。



Saturday, October 13, 2012

Descriptions of characters and personalities / 人物の表現

仕事場で頭にくることがある。

さすがに40を超えていると、たいていのことは許せる(と思っている)。でも、…。 一緒に働いている人たちに敬意を払えない人たち。これだけには、どうにも許せない。

それから、許せないというレベルまではいかないが、できれば、他人に興味を持てない人とは一緒に働きたくないなあと思う。興味と言ってもゴシップ じゃないよ。この人はどんな素晴らしいところがあるんだろうかとか、相手の才能に敬意を払いたいし敏感でありたい。

しばらく前に、同じフロアで働いている同僚の名前と顔を覚えていないと平然という人がいた。訳を聞いてみると、一緒に仕事をしたことがなく口をき いたことがないからからというのだ。もう何年も、毎日、顔を合わせているのにだ。私からすると、不可解だが、相手はしごく当然といった風だった。 当時の職場は、50人程度で、小学校の1~2クラス分。覚えようと思えば、誰でも覚えられると思うんだけどな。

相手の才能に敏感でいるためには、どうしたらいいかと言うと、まずは言葉を磨くことだと思う。才能を見つけてもぴったりな言葉が見当たらないと、 見つけたことにならないんじゃないかな。


だいぶ前置きがながくなったけど、今日のレッスンは、人物表現。結構難しい。例えば、「パンフレットを発行する前に、誤字脱字を見つけてくれる 人。」をどう表現するか、meticulousというらしい。他にもthoroughまたはdetail orientedと表現することもある。自分が大雑把なので、この類の人とはあまり良い友達には慣れないだろうなあと思って、辞書を引いてみたら案の定、meticulousには、「あまりにも細かいことにこだわり過ぎる」とあった。

Friday, October 12, 2012

Sense of the Mathematics / 数学のセンスはビジネスに役に立つの?

数学的な発想をもたないと仕事のできない人になる

数学的な発想が仕事に役に立つという。 数学科出身の私としては、やっと数学に脚光が浴びたようでうれしい。 でも、待てよ。これは数学"的"な発想であって、数学そのものではないようだ。


私の周りには、いわゆる数学科出身の人というのが結構いる。(とても失礼ではあるが、)しかも彼らは、人もうらやむ超難関名門大学の出身で修士号までもっていたりする。確かに、我々凡人には到底理解不能な純粋数学を愛情たっぷりに語ったり、数学以外にも他の人が知らないような色々なことを知っていたり、すごく奇抜なアイデアを思いついたり、何カ国語 も外国語を"知って"いたりする。でも、言語を使ってコミュニケーションするのはとても苦手みたい。

どうも、彼らの中では、たぶん、数学に打ち込んでいたころで時間が止まっていて、ガロア (*)な自分が本当で、今の数学以外のことをやっているのは、かりそめの姿なのかもしれない。
彼らにとっての数学と言うのは、不治の病なのかもしれないなあと思うのだ。(取りつかれたら最後、一生逃れられない…。)

(*) 恋と革命と数学に生きた、19世紀フランスの数学者。恋敵との決闘に敗れて(本当ははめられて)亡くなった。


昨今のノーベル賞を見ても分かるように、特別な知識や発想だけではだめで、誰かとその知識をシェアしないことには価値が認められない世の中なんだなあと思う。ジョブズもゲイツも、そしてザッカーバークも相当独善的で偏屈なヤツではあるもののコミュニケーション力は高かったりする。

頭の良さも時代によって変わるんだね。

Monday, October 8, 2012

Lay off, Firing and Early retirement program

It wasn't until 3 days later that I realized he was fired. I didn't believe he left the office. The most disappointing to me was that I had no chance to say "Thank you "and "Good-bye".

I remembered his last visiting Japan. He doesn't look fine, didn't talk to others and sat down on the party. He choose his flight with several times of transits instead of direct flight. I asked him the reason. He answered briefly "Saving money"


He might know he would be fired in months.


「冬は好きになれないわ」

子供のころ、冬になると母は繰り返し言っていた。そして、いつもこう続けた。

「だって、あっという間に日が落ちるでしょ。とても物悲しい気分になるの。」

当時住んでいた山梨では、四方を山に囲まれていた。冬の低い日差しは、緩いが部屋の一番奥まで入り込んでくる。しかし、太陽が山の端にかかると、一瞬にしてあたりが一変しうす暗くなる。

私の場合、冬は嫌いじゃないが、晩秋は苦手だ。というものこの数年、晩秋から初冬にかけて、仕事での別れが続いたからだ。

今から1年のほど前、北米で大規模な解雇が行われた。知り合いのエンジニアもその中の一人だった。

私が事実を知ったのは、解雇が行われた数日後。愕然とした。だって、ほんの数日前まで私たちは、いつも通りメールでのやり取りを行っていたからだ。お礼もさよならも言えないなんて。

アメリカの解雇(dismissal)は、日本人の私からするととても過酷だ。伝え聞くところによると、出社すると会議室に呼ばれ、解雇を告げられる。すでにコンピュータにアクセスできない。荷物をまとめて数時間以内に立ち去ることを命じられる。荷物を片づけるために、段ボールにガムテープを張るピーと言う音が、殺伐としたオフィスに響きわたる。成績の悪い社員は、今度は自分が呼ばれるのではないかとひやひやするという。生きた心地がしないそうだ。解雇された社員からの報復から幹部社員たちを守るために、銃を携帯したガードマンが雇われることもある。

解雇というと、よくLay offを使う(日本)人がいるが、よくよく話を聞くとFireの場合が多い。前者は景気がよくなったら、再度雇うことが前提だけど、事業を撤退したり事務所を閉めたりする場合には、まずあり得ない。再雇用がない場合は、Fireである。

対称的に日本は、いきなり解雇がない代わりまずやるのが、加算された退職金を出す代わり自主退職を促す Early retirement program(早期退職制度)。これは、表向きには、退職を募る形になっているが、執拗に退職を迫ったというニュースが後を絶たない。ただ、企業側に体力がない場合、整理解雇が行われることもあり、近年は確実に増えているように思う。

かつては、lifetime employment(終身雇用)が、日本の社会では当たり前だったが、もはやそんな神話を信じる人は誰もいない。

Sunday, September 30, 2012

Thank you for staying in Japan / 嵐の夜に思うこと

Whenever a disaster or an accident happens in Tokyo, 
I feel how poor information in English 
and other foreign language are. 
However, I believe that both quality and quantity of them 
will be incredibly improved in two or three years. 
At that time I will appreciate 
that they chose to stay here in spite of inconvenience.

それにしても、ひどい台風だ。

夜半の横須賀線は品川駅に1時間以上停車した。

強風で多摩川を渡ることができないのだ。橋梁に設置した風速計が規定値の値を超えたこと、強風が収まって安全確認が完了するまで電車は発車できないことなど、アナウンスはやけに詳しかった。そしてアナウンスは、繰り返しそのことを伝えたが、1度も英語の放送はなかった。電車の中には、大きなスーツケースを抱えた明らかに成田に着いたばかりの外国の方が何人もいたのに。彼らの心細さを考えると、とてもすまない気持ちなった。

台風や地震など災害が起こると、いつも思うことがある。日本はなんて不親切なところなんだろう。日本語の情 報は有り余るくらいあるのに、英語や外国語の情報がほとんどないのだ。


家を出た午後2時ごろまでは晴れていたのに、3時を過ぎると空はにわかに曇り、大粒の雨が降り出した。そし て夕方には大風も吹き出し、授業が始まる7時ごろには、強風が吹き荒れ、電車は軒並み運休となった。そして8時を過ぎると、運よく動いていても徐行運転か、途中駅での停止を余儀なくされた。

Gabaについてみると、いつもどおり開校はしていたけど、手回しのよい生徒は前日までにキャンセルをして いたようで、ロビーは閑散としていた。講師の先生の何人かは、窓の外を確かめに行っていたところを見ると、直前に来るのを取りやめた生徒もかなりいたのだろう。(生徒が来ない場合でも待機していないとならない。)

講師の多くは日本語が初心者レベルの人たちである。来日して数年以内という人もかなりもいる。(私の担当の 先生もそうだ。)これから家に帰るまでの彼らの不便さを思うと、とてもすまない気持ちなった。そして、どうか不愉快なことに、特に、日本に来たことを後悔するようなことに出会わないで欲しいと切に願った。


授業ではフリートークの練習として、JRの運行状況のWebページの説明をしてみた。
「『間引き運転や遅れがある』って書いてあるけど、さっき駅では30〜50%しか運転していないっていたよ。いつもの2〜3倍は、かかるだろうね。」と私。
「大丈夫、本を持っているからね。」と先生。さすがの余裕に、ちょっとだけ安心。昨年の台風を経験している だけあって落ち着いている。

日本で日本語を使わないで暮らすのは、私たちが想像する以上に大変なことだ。英会話を習うようになって、少 しだけ彼らの不都合さ加減がわかるようなった。


そういえば、前の学校での最終授業でのこと。

(当時の習っていた)先生から「エアコンの風向きを変えてもらえない?」とお願いされた。パネルの操作方法 を話していて、気がついた。パネルの表示は全て漢字で読みづらい。だから、1度くらい説明しただけでは覚えきれない。先生は2年 あまり同じ部屋で授業をしていたから、ずっと居心地が悪かったんだろうな。気がついてあげられなくて、ごめんなさい。もっと早く 気がついてあげられたらよかった。

あと、2年たったら、これを読み返してみよう。たぶん、そのころには、これが笑い話になっていると信じたいなあ。母国を遠く離れて、3・11大地震や台風でも日本を離れず、今日のような巨大な台風のさなかでも日本人のために働き続けて くれた彼らたちのためにも、日本は変わらないといけないね。

Monday, September 24, 2012

It's hard to judge exactly in a second /言い訳と罰 

"Since my little bunny is not fine, 
I have to bring her to a veterinarian. 
So I'll skip the meeting." she said.

今日のレッスンは、言い訳(Excuse)と罰則(Punishment)。

部下の失態にきつーくお灸をすえる。今回は警告だけにして見逃してあげる?それとも軽く流す?オペレーションマネージャは、悩む。日々悩むのです。

管理の仕事で、まず大変なのは、定刻までに出社してもらうこと。前の晩に飲みすぎた。〆切が終わって気がゆるんだ。急におなかが痛くなった。TVを見過ぎた。定刻に出社しないの理由は実に色々。

今までで一番びっくりしたのは、「ペットのウサギちゃんが具合が悪くなったので獣医に連れて行きます。」というものでした。「えー、うさぎ?」どう返答していいのかわらずに絶句しました。大人の社会なんだから、「急用ができました」とか、別の言い方をして欲しかったなあ。

今週は、比較的常識的な部下と上司という設定でのロールプレイをしてみたのですが、それでも結構難しい。大事な会議をすっぽかした部下とのやり取りなのに言葉が思いつかなくて、”Okay, be careful next time!”なんていきなり赦しちゃったりとか、かなりめちゃくちゃでした。

どうせやるんならとことん楽しもうということで、次週は少しひねりを入れてやってみようと思っています。とんでもなく怠惰な部下とか利己主義の無茶苦茶な上司とか。

Wednesday, September 19, 2012

"How Are You?" Is there something strange?

”How are you?”は死語だった!? 外国人英語講師が教える「日本人のちょっとヘンな英語」

ちょっと前、挨拶は難しいって書いたばかり。面白い記事を見つけました。記事も面白いけど、コメントも面白い。”How are you”って普通に使っているよという意見もあって。

この話は、日本語に置き換えてみても、十分通じる話。
”How are you”を「ごきげんよう」。How's it を「なんしよっとね(博多弁など)」だと思うと、すごくすんなり来るなあ。同僚で、関東で生まれ育って、九州の大学に進学した人がいる。彼は、九州に引っ越した直後に、「なんしよっとね。」といわれて、「なんしよる=何をしている」と聞かれてたと思ってとても驚いたそうだ。

挨拶のバラエティの豊富さっていうのは、人間の相手への思いやりの現れなんだと思う。


Monday, September 17, 2012

D’You Know What I Mean? / 私の言いたいこと、わかる?

It's hard to find right words.

時々、思うことがある。自分の話している英語ってNative Speakerにはどう聞こえているんだろうか?たぶん、自分ではとても自然に話せている。でも、ちゃんと伝わってるだろうか。私の知っている人たちは、失礼なふるまいはしない。だからこそ、とても不安になる。で、時々、聞いてみる。「私の言いたいこと、わかる?」

自分が初心者のうちは、「大丈夫だよ。伝わっている」といってくれたが、上達するにつれ、「意味はどうにか分かるけど、そういういい方は不自然だし、変だよね」といってもらえるようになった。

英語で文章を書くときには、なるべく用事用語辞典を引きながら書くようにしているけど、結構これが曲者。用字用語辞典にのっている表現でも、かなり不自然なものは多い。これは、間違っているというより、英語が話される地域がとても広いのと、言葉っていうのは話される状況にとても左右されるからだ。

今日面白いなあと思ったのは、「孤独を紛らわす」という表現。「一人暮らしの老人は、孤独を紛らわしたいと思うことがあると」いう表現をした。

アメリカ人の先生によると、「『孤独から逃れたい(avoid the feeling of loneliness )』っていうのは、いい表現じゃないね。心を通わす相手が欲しい(want companionship)。っていうのがいいね。」分かったことには、lonelinessって言葉は、アメリカ人にとって私が考えているよりはるかにネガティブな印象のようだ。

一方で、私たち日本人にとって、寂しさとか孤独とかそういったことには、独特の美しさや憧れがあるように思う。

アメリカ人と日本人のメンタリティの違いを見たような気がした。言葉のうしろには必ず文化がある。だから、語学の学習は、楽しいのだ。

Sunday, September 9, 2012

Small Talk / たかが雑談、されど雑談

So, let's get down to business

今週も引き続き、Small Talkから。相変わらず苦戦中。

話題っていうのも、ちと難しい。基本は、相手にとって悪いニュースは避けるっているのは、万国共通のルールとしても、瞬時に相手に合った話題を見つけなくちゃいけないのは大変そう。昔から、 「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」っていうように、常に仕事相手については関心を払っているということが大切なことのようです。

もうひとつ大変だなあと思うのは、本題への入り方。挨拶して、2,3言、雑談したら、さくっと(仕事の)本題に入るっていうのが、定石らしいです。切り上げるのもなかなか大変。

グローバルビジネスでは、雑談のうまい下手で相手を仕事の力量を見極めるのかもしれません。かしかに、あまたの回転が速くないとだめそうですね。


Saturday, September 8, 2012

TED: Mark Forsyth on What’s a snollygoster? A short lesson in political speak

Politicians try to pick words and use words to shape reality and control reality, but in fact, reality changes words far more than words can ever change reality.

[Web]

「ここが変だよ日本人」というのは、日本人の好きなネタですが、その中でも諸外国の人から見て変なことの一つは、政治について日常の話に上がらないことだそうです。

高学歴でいわゆる知識を持ち合わせている、平たく言うとインテリというのかな、そういう人でも友達と政治の話をしたことがないと聞いてかなり驚いた。と聞かされたことがある。「政治って日常的なことなのに、何故なんだろうね。」彼には理解できなかったようだ。

日本で政治と言うと、どうも密室劇にばっかりフォカースされてしまうのは、いったい何時からなんだろう。誰のたくらみなんだろう。

少し話は飛ぶことになるが、政治の言葉もかつて使い始められた頃には予想もつかない意味になっているものもなるというのが、この話のテーマ。大統領というのが、紆余曲を折経て決まった名称というのも驚きだ。

またまた、日本の政治の話に戻るが、首相というは、どう決まったんだろうね。


Sunday, September 2, 2012

Communication is like playing catch. / コミュニケーションはキャッチボール

"What's up?" "Not much."

今日からGabaでの授業が開始。これまで随分、英会話の授業を受けてきたけど、早くも知らないことだらけ。

白状すると、挨拶すらまともにできていなかったのですね。挨拶なんて、
"How are you"
"I'm fine thank you, and you?"
さえ覚えれば、OKなんて思いこませた文部省が恨めしい:-D

挨拶にも、くだけた挨拶もあれば、改まったものもあるわけで、ごちゃまぜにしていたことが、よくわかりました。
「ごきげんよう」
「よぉ!ちーっす」
こんな感じだったのでしょう、これまでの私の挨拶は。

人間、調子のいいことばかりでない。二日酔いだったり、風邪っぴきだったり、はたまた、仕事でトラブっていたり…。そんな時はどうするんだろう?
「『悪い』だなんて言っちゃいけないんだ、『良くはないよね(Not so good)』っていうんだ。」
と先生。これで、少しはまともな挨拶ができそうです。挨拶のついでに前から疑問に思っていた、日本人が大好きな驚きのフレーズ、"Oh, my god"についても聞いてみたら、「高校生までだね」とのこと。またまた赤面もんです。

挨拶以上に自分の力の無さを実感したのは、Small Talk(雑談)。キャッチボールが続かない。ロールプレイの途中で沈黙しちゃいました。英語がでてこないというより、聞きたいことが思い浮かばない…。先が思いやられそうです。

授業の帰りにぼんやりと東京駅を歩いていたら、横須賀線のホームで若者二人を連れたDollyさんという日系人のおばあさんに道を聞かれました。てっきり若者のホームステイ先の人かと思ったら、お孫さんをつれて仙台の親類の家を訪問するとのこと。横須賀線のホームは地下4階、東北新幹線のホームは地上2階、余りの高低差にかなり驚いているようでした。

今頃は、親類のお宅で自慢のお孫さんを紹介しているんでしょうね。小柄なおばあさんとは、対称的な上背があってとてもハンサムで礼儀正しい若者でした。

Saturday, September 1, 2012

Skipped a letter 'o' / oを書き忘れちゃった

9月にはいってうれしいのは、メールの数が減ったこと。

え?何故って?それは、欧州の休暇が終わってみんな会社に戻ってきたので、不在を表すAuto-replyメールが減ったためなのです。

8月の中ごろなどは、1通メールを出すと、ひどい場合には10通以上のAuto-replyメールが戻ってくる。みんなバカンスに行っちゃってるんだぁと、ちょっとうらやましく、悲しい気持ちにもなります。メールのフォルダに意味のないメールがどっさり増えて、nuisanceだ。

そんな中、ちょっとだけびっくりする出来事が。製品の方針をめぐって海外と議論していたときのこと。なかなか意見が一致せず、収束の兆しが全く見えない中でのこと。

メールを見てびっくり、
”Hell、XXX(私の名前)”
とある。「チクショウだなんて…」。彼に悪気はなく、ただ、oを書き忘れただけのことなのだけど。あまりのことに、笑い、周りの人に見せて歩いた。

彼は冷静でタイポとかとても少ないのだけどね。バカンス前で気もそぞろだったんだと思う。日本人よりもはるかに英語に馴染み深い欧州の人だってミスるんだ。ちょっと、安心もした。

When technology leaves Japan / 電子立国とよばれた時代に

"If KKR holds management control, 
it will quicken the decision making process 
compared to the current management, 
and it will be possible to speed up 
the restructuring plans,"  said a specialist.

[REUTERS:KKR in talks to invest $1.3 billion in Japan's Renesas: sources]

エルピーダメモリの米マイクロン主導による再建のニュース(*)へに呼応するかのように、今度はルネサスに米投資会社KKRの出資のニュースが流れた。かつては電子立国と呼ばれたこの国の半導体産業は、当時誰も想像だにしなかった局面を迎えている。

(*) 債権者への弁済額が200億円余り目減りする可能性のあると反マイクロンの債権者グループが発表した。落ち着くまでには、まだまだありそうだ。

Tuesday, August 28, 2012

Looking for Language School (5) I decided going to "gaba"

週末に手続きを終えて、9月からGabaに通うことになった。

テキストブックも手元に届いたしWebシステムも使えるようになったし、今週末から授業が始まるのをワクワクしている。

前の英会話学校が終わったのは7月末だったから、たった1カ月でまた予習と復習に追われる生活に舞い戻ることになったわけだ:-D

学校選びはもっと時間がかかるだろうなと思っていたのに、意外にもサクサク決まった。何かに背中を押されるような感じ。

なぜGabaに決めたのか、ちょっとだけ書いておく。他に回った2校もそれぞれ素晴らしい点があり、できれば通ってみたい思われるものがあった。でも、最終的に決めたのは、自分のペースを優先したいということと、想像していたよりも講師の先生が率直だったことだ。

前の学校の先生、...本当に素晴らしい人だった。なんとかまた授業を受けてみたいものだけど..の影響が大きいのだけど、まずOpen mindedで率直なこと。教えることを楽しめる人、自分との専門が同じかどうかより.専門教育、できれば素晴らしい専門教育を受けている人というのが、自分にとっては大切なことだと思っている。

フレンドリーで良いところを見つけ出してほめてくれるというのがネットでの評判だった。最近でこそ、ほめて伸ばすという指導方法が日本でも浸透しつつあるが、自分の苦手な点を克服するには、率直な相手に限ると思っている。たまたま、運が良かっただけかもしれないが。


どの学校についてもネットでの評判を事前に調べた。でも、よくわかったのは、ネットには色々な意見がありすぎて自分で確かめるほかないということだ。特に、投稿ベースの情報は、日付がないものも多く、来校後に再チェックしてみると、かなり陳腐化しているものも多かった。

BertizとGabaについて言うなら、少なくともこの5年の間に頻繁にビジネスの見直しを行っていることが分かった。やはり、昨今のグローバル化が追い風になっていることは間違いない。


また初級者と中級者とでは、同じやり方に対しても大きく印象が違うのは面白かった。例えば、講師の日本語のレベルを求めるかどうかだ。自分の言いたいことをうまく伝えることができないという状況は多々発生する。そんな時、生徒も講師も相手の言語の初級者だと、講師が生徒の意図をくみ取ることができずに、デットエンドから抜け出れないという事態が発生する。生徒が中級者以上であれば、別の言い方をあれこれ探しながらということもできるようになるので、むしろ、伝わらないということは、時に大きな気づきへとつながるinspiringな出来事になる。



無料レッスンの際に、どこの学校でも、疑問点をぶつけてみたが、いずれもいやな顔一つせずに説明をしてもらえたのは、ちょっと驚きだった。例えば、gabaでの
「事前にネットで評判を調べたら、『無料の体験レッスンを担当した講師の授業は受けられない。』とありましたが、どうしてなのですか?」
などだ。

でも、しばらくは、新しいカリキュラムにも先生にも慣れるのに時間がかかりそうだ。半年から1年はGabaに通うことなるが、そのあとはどうするか決めたいないので、また学校選びに奔走するかもしれない。、

Thursday, August 23, 2012

Movie: Take This Waltz / トロントの夕日は一見の価値あり

Everything new gets old.


[YouTube: Take this waltz official trial]

家の壁に祖父のポートレートを飾っている。もう30年ぐらい前の写真だから、随分退色してしまっている。小高い丘に立っているもので、祖父のお気に入りの一枚だった。

祖父はいわゆる大陸育ちで、内地に戻ってからもことあるごとに、日本はせせこましいといい、海外へ出かけて見聞を広めることが如何に素晴らしいか子供や孫に説いてまわった。外国旅行が大好きで、仕事でソ連に行ったほか、南アフリカ、カナダにも出かけた。

私は時間ができると、あちこちフラフラと出かけてしまう。これは祖父の影響かもしれない。

写真をとった場所は、てっきりソ連だと思っていたが、実はトロントだった。祖父がなくなってだいぶ経ってからカナダ育ちのいとこが教えてくれた。

Take This Waltzの舞台はトロント。ちょうどWebや雑誌などあちこちで紹介させていたのを読んで、どんなところなのかとても気になったので観てみることにした。

率直な感想であるが、ストーリーは、残念ながら、私には共感できるものではなかった。だけどハンサムな男性の間で揺れ動く女性の心というのは、いつの時代も女性の心捉えるのだろう。そういう意味では、ある種のおとぎ話なんだろうな。会場はほとんど女性、しかも落ち着いた感じのお一人様の女性で埋め尽くされていた。

MargoがDanielにいうせりふ。"I want to know what you'd do to me"これにぐっと来た女性も多いはずだ。義理の姉(だった)PollyがMargoに言う”新しいものは何だって古くなる”と半ば自分に言い聞かせるようにいう方が含蓄があってよかった。

それから、Louを演じていたSeth Rogenは、自分が幸せな結婚をしていると信じている鈍感な男性を好演している。「何か話しましょ」と振られて、「なぜ?君の事は全部わかっているよ。一緒に暮らしているして、お互いわかっているじゃない」と晴天の霹靂のごとく言うのは万国共通だ。だたSeth Rogenのすごいところは、要所要所で動きがきびきびしていて、この人、たぶん5年前の結婚したころは、相当ハンサムでカッコよかったんだろうなと想像させてしまうところがすごい。とにかく表情が豊かで、MargoがDanielへの思いをうちあけたであろう後の長いカットで、ほとんど表情の変化だけで演技しているのはすばらしい。


この映画ストーリーを抜きにしてもトロントという街はとても素敵な街だ。夕日がとても綺麗な街だ。湖のほとりで寝そべりながら、のんびりと眺めることができたら最高だろうな。それにしても、おじいちゃんが立っていた小高い丘はどこなんだろうね。

Wednesday, August 22, 2012

TED:Kirby Ferguson on Embrace the remix

We are not self-made. We are dependent on one another. Admitting this to ourselves isn't an embrace of mediocrity and derivativeness, it's a liberation from our misconceptions.

その存在する革新的であったボブ・ディラン。彼の歌には元ネタがあった。当然、パクリだと謗りを受ける。

この手の話を聞くと、言う方も言われる方もなんて狭義なと鼻じらんでしまう。だから、彼の世の中すべてリミックス。私たちは完全にオリジナルなんてことはないという説には大いに賛成する。

というのもそもそも日本は古来からリミックス文化なのだ。それが証拠には、本歌取(ほんかとり)という素敵な文化がある。つまり、元ネタに自分なりのひねりを加えて、元ネタも自分も並び立つという素敵なものだ。

そもそも、人類そのものがリミックス歴史なのかもしれないと大胆にも思ってしまうのだ。それが証拠には、人類は、突然変異を繰り返すことで進化を遂げてきた。ここで言いたいのは、突然変異は起きるけど、それはごくごく一部というなのだ。それ以外は、そっくりそのまま。これをまさにリミックスじゃないか。

Sunday, August 19, 2012

Looking for Language School (4) Berlitz BBCS

語学学校の無料体験レッスン、3つ目はBerlitz BBCSに行ってきました。

まずは、Berlitzの説明とBBCSの説明に引き続き、担当講師による体験レッスン。参加者でグループワークとしてミーティングを行う。(ネタバレしては自分の力の試すことにならないので、ミーティングの内容は割愛します。)講師は、グローバルビジネスの経験も豊富で自身に満ち溢れている。そしてとってもアサーティブ(Assertive)。こんな素晴らしい人に、習うことができたら素晴らしいなあと感じだ。


当日は、7名の参加者があり、ほどんどが女性。皆さん若くてきれいで、そして英語がうまい。ただし、グループワークについてはびっくりさせられた。会社で(英語以前に)日本語でコミュニケーションとれてる?と疑問になる人も何人もいたのだ。他の受講生とアイコンタクトを取らない、講師とは積極的に話すのに他の受講生の意見を吸い上げない。初対面かもしれないけど、一緒の相手に関心を払ってもいいんじゃないかなあ。それにもっと楽しくやろうよ。日本語には一期一会っていういい言葉だってある。

ビジネスであれ、日常会話であれ、はたまた私の大嫌いな合コンや恋愛であれ、他人とことばを交わす時の根底にあるものとは同じだと思うのだ。相手を敬い、心を通わせ合うことだ。

それがクリティカルな交渉であっても。むしろクリティカルな局面を乗り切るためには、どんな状況でも楽しんだやるんだという、能天気すぎるぐらいの楽天主義が必要なんじゃないのかな。

だた、言いたいのは、件のナデシコちゃんたちがダメなんだというわけじゃななくて、むしろとっても期待しているのだ。ここまで英語を身につけるのには、相当努力をしていると思うのだ。他人のコミュニケーションというのは、まず、相手に敬意を払うことから始まる。自分より低いレベルの相手を尊敬するなんて…。そう思うかもしれないが、ちょっとだけ見方を変えるだけ、世の中は楽しくなるし、仲間も増えるよそういいだけなのだ。世界と戦うんだもの、仲間は多いほうがいいよ。


今回は、仕事の日程と合わないので、受講は見送ることになりそうだ。だけど、都合がつけば参加したいなあ。

Friday, August 17, 2012

Looking for a language school (3) 日米会話学院

GABAに続いて、日米会話学院の見学に行ってきた。

見学したのは、ビジネス会話の一番やさしいコース。といってもTOEIC600以上だから、よその語学学校では中級以上に当たる。参加させてもらったクラスでは、7名のクラス。年齢層は20-50とかなり広め。こういう時代だからだろうな。いろんな業種の人たちがいるので、見聞を広めたりする意味でも良さそう。

見学だけかと思っていたら、実際に授業に参加させてもらえたのはとても良かった。これまでグループレッスンを受けたことがなかったので、すごく緊張した。自信がない答えの場合躊躇してしまうのだ。知識を系統的に学ぶことができ、なおかつ一緒に学ぶ仲間もできるのは素晴らしいな〜。

紹介してくれた知人は、先生が素晴らしいことを推薦理由としてあげていたが、期待通りの人だった。日本での教育経験も豊富なようだ。

授業では、ロンドンにある架空の広告代理店での日常をベースにしたドラマを用いてディクテーションをするものだった。イギリス英語は正直なところ大変聞き取りにくい。アメリカ英語に慣れていたので、account directorという役職を会計担当役員と思ったが、顧客担当のようだ。そうじゃないとつじつまが合わない。

Thursday, August 16, 2012

TED:Tali Sharot on The optimism bias

“We're optimistic about ourselves, we're optimistic about our kids, we're optimistic about our families, but we're not so optimistic about the guy sitting next to us.”

人は現実よりもより楽天的に考える。

癌にかかるのも離婚をするのも家族の行く末も実際におきる数値よりも遥かに低く見積もる。これが楽天主義のバイアスというものだ。例えば実際の数値を聞いたとしても自分や自分の身近な人には、起こらないと考えるものなのだ。

そして、人はこれから先楽しいことが起こるだろうと期待して待つのが好きだ。例えば次に日から仕事が始まる日曜よりは、これから週末が始まる金曜の方が好きと答える人が多いのは、典型だろう。Taliは、これについて面白い実験をしている。誰でも好きなセレブとキスできるとしたら、一番期待値が高くなるのは3日後というのだ。今すぐでも、1年後でもなく。3日後というのは、確かに、ワクワクが継続できる時間だ。

更に驚くべきことに、こうした楽観主義のバイアスは、人の脳の働きによって起こることを突き止めている。人間の脳では、いいニュースと悪いニュースとでは、脳が受け止める領域が異なり、良いニュースを受け止める部分に電気信号をかけて干渉を起こすと、楽観主義のバイアスは消えてしまったというのだ。

日本人には、欧米に比べて悲観論者が多いという。でも、待てよ。よく考えれば、彼らは悲劇的な結末を待ち望んでいるわけでなく、多分最悪のケースを想定することで、これ以上悪いことは絶対ないと思うちょっとねじ曲がった楽観主義者なのだ。

私自身は、自他ともに認める超楽観主義者。ということは、私の脳は、特に良いニュースを感じ取る部位が他人よりも発達しているってことなんだろうな。でも、これこそが楽観主義のバイアス何だろうね。

Wednesday, August 15, 2012

Looking for language school (2) Gaba

Gabaの無料体験レッスンに行ってきました。

事前にネットでの評判もあれこれ検索してみたけど、予想していたよりは良い感じ。すすめ方は、カウンセラーの説明→レベル判定・体験レッスン→カウンセラーの説明で、予定の90分よりは大きく超過して120分くらい。

終わってみてまず思ったのは、教材がよくできているということ。そして、インフラが整っているということ。予約システムだけでなく、予習復習ができるシステムなど充実している。ダイアログの音声をダウンロードできるなど、PCやタブレットの操作に慣れた人には、うれしいシステム。帰りがけに、レッスンブースをちらっとのぞくと、レッスン終了後に必死に入力している講師の人がいた。

担当してくれた講師は、20代後半から30代前半と見られる北米出身の男性。よく訓練されているという印象を受けた。よい感じの人だし、上手に生徒を誘導できるし、教え方も上手だ。事前にカウンセラーには、北米(アメリカ・カナダ)の出身、バックグランドが異なること、教えることに熱意があることの3点を伝えたがすべて満たしていた。

価格については、webで詳細に公開していないため、確認したところ、正直なところかなり高い。週1回のレッスンの場合、入会金や期間延長料金を含めると、10,000円位になる。独自の教育体系やインフラの整備や講師の教育などのコストを考えると妥当な価格と言えそうだけど。デジタルデバイドな人には、十分に効果は期待できそうにないようだ。




Monday, August 13, 2012

Liam Gallagher to sing Wonderwall at closing ceremony

Because maybe
You're gonna be the one that saves me
And after all
You're my wonderwall


[YouTube "Closing Ceremony - Wonderwall - London 2012 Olympic Games"]
眠たい。もう昼過ぎだというのに…。今週が夏休みで本当に良かった。オリンピックの閉会式を見ていたいのだ。4:30からの中継とそのあとの再放送と。


今回の閉会式のテーマは、イギリスのPop Music50年の歴史というので、誰が出演するのかいろんな下馬評が飛び交っていたけど、だいたい当たっていた。クィーンもスパイスガールも登場した、レイディビスもThe Whoも登場したし。開会式のポールに呼応するかのように閉会式はジョンのイマジンの映像が流れた。

楽しみしていたのはLiam GallagherがWonderwallを歌うこと。やっぱりやってくれた。会場巻き込んでの大合唱。こうでなくっちゃね。閉会式の参加中の選手も警護のボランティアもスタンドの観客もノリノリ。

Friday, August 10, 2012

Candy Bar & Imagination / ケータイと想像力

"What's happening now?"
You know the fact that a critical problem occurred but don't know details about it at all.

今週はとんでもない一週間だった。

それは、月曜の朝、ディスティからの一本の電話から始まった。海外顧客のテクニカルな質問についてだった。しかし、何か変だ、テクニカルな質問にしては。ほどなくその予感は的中する。電話と入れ替わるようにボスからメール。「海外で問題が発生している。至急状況を報告せよ」と。さっきの客の件だ。そういうことだったのか。電話が先でよかった。逆でなくてよかった。私は本当に運がいい。担当者にメールと電話でファクトファインディングをかける。あたりの空気が一変する。さあトラブルシューティング開始、It's Showtime。週明け特有のだるさはあっという間が吹き飛ぶ。

でもこれはほんの前哨戦だった。とんでもない一週間になるなんて想像もしていなかった。

ほどなくして、別の海外拠点からメール。さっきの件とは、全く別のトラブルが起こっていた。面白いことに、一つのトラブルが起きると、全く別のトラブルが全く関係のないとことで起こることがままある。トラブルは、一人でいられないほどさびしがりなのか。

困ったことに、こちらのトラブルは起こっていることしか分からない。テクニカルに何が起きているのかが全く伝わってきていない。再現データはおろか発生状況のレポート届いていないのだ。


トラブルシューティングをやる時にいつも大切にしているのは、持ち時間とのバランス。持ちの時間は、そんなにない。持ち時間の中で、どうやったら最良の答えを出せるか。

15分直接報告を聞く、15分自分で考える、30分メールや電話で状況把握に時間を費やす、次の時間でミーティング、週末までにできることをすべて洗い出す。こうしておくと、金曜の17時には次の一週間が無事過ごせる。

最近、海外で問題が起こるとき、国内とは違った特徴があることに気がついた。まず一報はとてもぼんやりとしていることだ。気をつけていないと見過ごしてしまうほどだ。そして、見過ごしてしまうと、次の連絡はとても、深刻で一刻を争うものだという風に伝えられる。しかも、ボスからドカンと振ってくることが多い。たぶん、見過ごされてしまうと危機感を持った現地が、別のルート、多くは上のルートで問題を格上げして伝えてくる。しかも技術情報が欠落したまま。


テクニカルサポート大切なものは何なんだろう?担当製品の技術的な知識は欠かせないだろう。でも、それ以上に大切なのは想像力だと思っている。まず、知識を使う以前に、何が起こっているのかはっきりと伝わってこないので、想像力を働かせて欠落したものを補うしかないからだ。

また、伝えてくる人が、現象を正確に把握していないことや、誤った情報を伝えてくることがある。恣意的というわけでなくて、あわてていたり知識や経験が不足していたり、理由はいろいろだ。何が起こったいるだろう。次に何が起こるんだろうか?常にそれを想像しながら進めなくてはいけない。

私たちの武器は、想像力とキャンディーバー式の古いケータイ。たった二つで大海へ漕ぎだしていくのだ。

さて来週は、どんな一週間だろうか。

Wednesday, August 8, 2012

Looking for a Language School (1) Gaba

来週は夏休み。今年は、語学学校の無料体験レッスンにトライする予定。


これまで、ずっと企業専門にやっている語学学校が主催する研修に通っていたので、いわゆる一般の語学学校に通うのは初めて。企業専門の語学学校の講師のほとんどは、一般向けの学校からの転職者で、少なからず待遇に不満があったようだ。そんなこともあって、敬遠していたけど、会社のコスト削減で中止になって、そうもいっていられてなくなった。

最近は、英語を社内公用語にする企業も増えているし、冷え込でばっかりの日本経済の影響で企業側も、カスタムメイドだけど高価な企業向けプログラムより、手軽な一般の語学学校の割引コースを利用するとところも増えているみたいだ。調べてみたら大手はほどんどビジネス会話のコースも拡充を図っているみたい。

最初にコンタクトを取ってみたのは、マンツーマンのGABA。ネットでの評判を確かめたところ、評判もまずますだっので。資料要求のWebフォームに必要事項を入力して送信ボタンを押した。その5分後にケータイにかかってきたのには正直驚いた。記入内容の確認、無料レッスンの予約、志望動機ヒアリングなどテキパキとこなしていく。あまりに手際良さに、ちょっと不安になる…。

ひとまず、来週の火曜日(8/14)に無料レッスンの予約をして、行ってみることにした。折り返しメールでユーザ・アカウントが送られてきた。早速ログインしてみると、予約情報、講師の先生のプロフィール、フレーズ集などなかなか使いやすそう。大手にはこういったインフラへの投資がかかっているから、授業料も高いんだなあと妙に納得する。

Sunday, August 5, 2012

TED: Malte Spitz on Your phone company is watching

[web]

子供のころ、世の中は東西冷戦の中にあり、共産圏の国には、秘密警察と言うものがあった。体制に不満のあるものを取り締まるこれは、密告の上に成り立っていた。中には友人だと思って心から信頼していた人が、体制側から送り込まれた人であったということもあったという。

中でもむごいなあと思ったのは、ベビーシッターが密告者だったという話だ。シッターの密告で、子供の親は投獄された。東西冷戦の壁が取り払われた後の情報公開で事の次第が明るみに出て、投獄された親も、子供も、密告者のシッターも苦しんだ。苦しんだという生易しいものではなかったと聞く。

携帯電話が世界的に普及するにつれて、小さな携帯電話で遠く民主化運動の渦中にあるエジプトやシリアの活動家を支援するメッセージを送ることができる。一方で、通話・通信の記録は、半年から2年の間、電話・通信会社に保管される。個人や位置そして内容の特定は、共産圏時代とは比べ物にならないほど精度や良くなっているし、そもそも携帯電話は個人でしか使わないものなので、個人の割り出す手間すら必要ない。

一方で年々進む解析技術のおかげで、通話・通信記録からコミュニティーの割り出しすら可能となっている。言ってみれば、自分とまったく関係のない誰かのおかげで、自分がテロリスト集団の一員とみなされる危険と隣り合わせなのだ。

当て推量で申し訳ないのだが、密告社会でも、人の良心というのはどこかストッパーになっていたんじゃないかと思っている。密告者として近づいた人の中にも親しくなるにつれて良心の呵責に悩んだ人は少なからずいたと聞く。でも無味乾燥なデータの場合はどうだろう。恐ろしい限りだ。

Thursday, August 2, 2012

It's Thursday. No Lesson

It's Thursday. No lesson. So what? :-(

Saturday, July 28, 2012

I stay here in Tokyo

If you are not Japanese and have to contact with Japanese businessmen, please keep in your mind that their saying "under consideration" means "definitely NO". They must say "Please wait. I'm considering." Their answer will not meet your deadline. That is their aim. They may say "You sent English e-mail " Is it an excuse? Yes, it's right excuse not to decide in Japan. Sometimes Japanese businessmen are allowed to skip reading English e-mails. It's Japanese business manner.

You had better say "It's big mistake not to decide". If possible, you had better pretend you are very angry.
It's good reason that they change their mind. Making western people angry is big crime. It's also Japanese business manner.

Owing to such a nuisance, I have to stay here in Tokyo. Normally I'm sitting in Naeba Fuji Rock or I'm on board to Singapore. Actually I'm neither. By this time, at Naeba crowds still feel exciting after Noel Gallagher gig.

As expected Noel Gallagher's gig in Fuji Rock Fes. were excited.--> [Fuji Rock Official(JP)]

Other links
AFP:Feuding Gallagher brothers to share rock bill in Japan(EN)
Noel Gallagher: 'Me and Liam would never appear on a live bill together'(EN)

Thursday, July 26, 2012

The Final Lesson / What is a communication ?

We can go anywhere we want to go. We can meet anyone we want to see. See you later

とうとう、最後の授業になった。

最後の10分をもらって、この1年の授業についての感想を伝えることにした。

自分の言葉として、感情をこめて伝えた。しかし、先生にどこまで伝わったのか、正直なところ分からない。

たしかに、私の英語の表現力の問題ということもある。でもコミュニケーションというものは、そもそもそういうものなのだ。私の表現力が十分だったとしても、相手と同じ言語を話していたとしても、伝わらないことはある。相手に喜んでもらいたいと思って発した言葉を自分の想像しないところで相手は誤解していることだってある。いつだってそういうリスクをはらんでいるものだ。コミュニケーションというものは。

たぶん、先生と同じ言語を話していたら、このことには気がつかなかっただろう。違う言語しか話せなかったからこそ気づけたことだ。

コミュニケーションが持っている本質を理解できたことも、この授業の素晴らしいところだ。

本当に素晴らしい授業だった。もっと知りたかったし、もっと伝えたかった。という思いは残る。また彼の授業を受けたいな。心の底からそう思った。でも、叶うんだろうか…?

行きたいところにはどこでも行けるし、会いたい人には必ず会える。21世紀とはそんな時代だ。

気がつけば、英語は情報を伝える仕事の道具から自分の心を表現する言葉に変わっていた。私の挑戦はまだまだ続く。


The day came. All lessons were over.

In the last 10 minutes, I told the teacher how much I appreciated him and I enjoyed his lessons. Did he understand as I would like to tell him? I don't know.

Even if I had excellent ability or even if he spoke in Japanese, I may not be able to tell him. That's is what communication with others is.

In a past year, I've considered an essential of communication and got some insights of it. If he spoke in Japanese, I didn't think and find it.

I really want to take his lesson again. Does the dream come true?
We can go anywhere we want to go. We can meet anyone we want to meet. I believe it's what life is really about.

I've been struggling with English from now on.
See you later.

Mind the gap. / 足元にご用心

遅まきながら、先週のBusiness Communicationの復習。前回は、グラフ表現と並行して人物の性格や特徴の表現も勉強。

人をあらわす表現は、以外に難しい。わかったと自分では思っても、意外にわかっていないのだ。たとえば、Open-mindedという言葉。文字通り心が広いという意味なのだが、

If you're open-minded, ___________

傍線の空白の部分を作文する課題で、私が書いたのは

If you're open-minded, you can make a friend easily.

自分としてはごく普通に書いたつもり。だって心が広いと、その人を慕って他の人がたくさん集まってくるからというのが理由。だけど、先生はうーんと渋い顔。そして

If you're open-minded, you'll adapt new idea quickly.

と直してくれた。どうも心が広いという日本語の言葉よりは、偏見のない、受け入れやすいという日本語のほうが適訳のようだ。

うまい言い方はできないけど、訳語は常に1対1に決まるわけでなさそうだ。言葉は、文化と密接に結びついているわけで、人物の表現などは、その言葉が話されている社会の価値観とリンクしている。たぶん、そんなことなんだろうな。



Wednesday, July 25, 2012

It's hard to put into words / 言葉になんかできないよ

"It's hard to put what I'm feeling now into words,"

[web]

イチローがヤンキースに電撃移籍した。会見で古巣のマリナーズについて聞かれたとき、「今の思いを簡潔に表現するなんてできない」といって涙ぐんで、質問を打ち切ってしまった。イチローの気持ちは痛いほどわかる。世の中には必ず始めと終わりがあって、終わりは次の始まりである。次に進むためには、自ら終わりを決めることも大切だ。分かっていても胸には万感の思いが募る。

こういう行動ってかなり日本人特有の行動じゃないかな。日本人だったら、情緒っていうんだろうけど、はたして、現地ではどんな受け止められ方をされたんだろうか?

Major League player Ichiro Suzuki moved to the New York Yankees suddenly. In his interview, when he asked about ex-team Seattle Mariners he showed tears on his eyes and said
"It's hard to put what I'm feeling now into words,"

And he shopped his answer.

I see why he did so. Ichiro knows everything has both start and end. The end next to another start, happiness, success or fortune. He knows it and deiced the end by himself.

Thursday, July 19, 2012

The Time Spent Learning English / 英語の勉強、どれくらいしている?

Business Communicationの授業は、先週に引き続いてグラフの表現。今週は、自分のグラフを書いてそれを表現する練習。

せっかくなので、自分の英語の学習時間の折れ線グラフを書いてみることにした。2005年に研修に通い出してから、今日までの週ごとの学習時間をプロットする。PCのスケジュール帳を見ながら、担当してくれた先生の名前も調べてみた。結構忘れているかな〜と思っていたけど、どんな人だったか意外なほど覚えていた。

研修を始めた頃は、先生とどう接していいかわからなくて、あまり心も開かずにいた。(つい最近まで、フリートークは苦手だった。)教え方の上手な人、下手な人、日本人以上に律儀な人、いい加減な人、突然先生が母国に帰国して別の先生に変わってびっくりしたこともあった。

7年間本当に色々なことがあった。でも一番意外なのは、こうして授業が終わってしまうことが心から残念だとは思うなんて、始めた頃は想像もできなかったことだ。

7年の間には、昇格もしたし、異動で仕事も大きく変わった。会社も合併した。海外との仕事も気がつけば日常になっていた。突然、海外の仕事仲間が解雇されて、涙をながしたりもした。そのときに先生から、「(同僚は)死んだわけじゃないし、それに君は彼じゃないでしょ」と励まされて、すごくうれしかった。

家族を亡くしたり、親が大病をしたり、あちこち旅行をしたり、本当に色々なことがあった。そして叔父の死がきっかけになって心を入れ替えて勉強を再開した。

過去にあれこれ思いをめぐらしながらグラフをつくるのは本当に楽しかった。タイトルや縦横の軸の名称をいれるだけでなく、7年間に起こった出来事や担当してくださった先生の名前も入れた豪華版も作ってみた。先生の数を数えてみたら8人だった。

なのに、カラーでプリントアウトしたものを、事務所の机の上に忘れてしまうなんて。どうかしている。授業でせっかく見てもらおうと、見た目もかなりこだわったのに。更には、自作のグラフに熱中するあまり別の宿題を忘れていたこと。

こうして、(Business Communicationの授業の)ファイナル-1は終了した。いよいよ次回はファイナル。泣いても笑っても、後一回。さてと、Final Lessonの準備を始めようっと。

Wednesday, July 18, 2012

Go-Go Japan! / 日本出張の顛末

今週は、半期に一度のグローバル・ウィーク。海外の拠点から来日したメンバーと会議漬け、英語漬け。でも、皆、英語が下手な日本人に気を使ってくれて、ゆっくりと丁寧に話してくれるのでとても聞き取りやすいです。

コーヒーブレークのネタは、やはり、お土産、食事、観光地。今回、緑茶とリンゴジュースのペットボトルを並べて置いていたら、間違えちゃったみたい。飲んでみて、さぞびっくりしたでしょうね。飲み物と言えば、日本の缶コーヒーの種類の多さに、どれを選べばいいのかわからなくなっている人もいました。全部説明してあげたら、なお混乱してしまったみたい。


今回は日ごろからお世話になっている、シンガポールのメンバーをお昼ご飯に誘ってみまし た。ちょっと前にとても大変な仕事を請け負ってくれたので、「なんでもごちそうさせて」と言ってみたのに、シャイな彼らは、うれしそうに恥ずかしそうにしていて、なかんかリクエストをくれないのです。

大陸の人って、日本人に比べてもっとExtrovertかと思ったら、そうでもないみたい。結局「日本式のカレーライスがいいな」とのリクエストで、カレーチェーン店に行くことになりました。

「インド式の方が高級でおいしいそうなのに…いいの?」と聞いてみたら、事務所がインド人街の近くとのこと。珍しくもなんともないのね。

ついでに「昨夜は何を食べたの?」と聞いてみたら、一風堂へ行ったらしい。「つけ麺が食べたいなあ」とか言っていたので、もう1回ぐらい、ご馳走してもよかったな。


グローバル・ウィークで感じるのは、「話してみないとわからない。」ってこと。先ほどのカレーもそうだけど。自分の思いこみが崩れる瞬間って、慣れると結構快感です。

この他にも、空港に到着してその足で富士山を上ってきた猛者がいたり、念願の包丁を奥さんのお土産に買った人がいたり…。皆それなりに日本を楽しんでいたみたい。次が楽しみ。

Sunday, July 15, 2012

A Politic Scientist, Henry A. Kissinger

3月に出版されたHenry A. Kissingerの最新の回顧録「中国」(原題は"On China")を読んでいる。

読み終わるのはまだまだ先になると思う。分量もさることながら、内容も私には少し難しいから。だから、何回かに分けて感想を書いていこうと思う。書き始めたときと書き終わったときとで、自分の気持ちもかなり変わっているんじゃないかと思う。そこも楽しみのひとつだ。

読み始めてとても驚いたのは、私は大きな誤解をしていたのではないかということだ。

子供のころ、鷲鼻の眼光鋭い男をテレビで目にした。その男の名は、ヘンリー・キッシンジャー(Henry A. Kissinger)。当時のアメリカの国務長官である。

彼が、ベトナム戦争の終戦、そして国務長官退任後は、大学に戻ったことは知っていた。でも、この本を手に取った時、何の疑いもなくこれは、元国務長官の回顧録だと信じて疑わなかった。

第一章 中国の特異性を読んだとき、自分がとんでもない思いこみをしていることに気がついた。彼の本質は、政治学者(Politic Scientist)なのだ。彼は、中国の特異性をその歴史にあると考えている。服従の中国式作法(とでもいうべきだろうか)に対する、考察はとても面白いし、東洋人からみるとオリジナリティあふれるものだ。これまでに、これほど深く理解した西洋人と言うのはあまりいないように思う。

何よりも文章がよい。政治の話をしているのに、まるで遠い国の絵巻を見ているように抒情性があるのだ。翻訳者は共同通信の記者たちであるから、そうとう日本語にもこだわりぬいて翻訳をしたに違いないが、やはり原文も相当抒情性が高いのであろう。いつか、原文を読んでみたい思っている。

今、読み進めていく中で興味を持っているのは、彼がどの時点でその特異性に気がついたのかということだ。在任中(そして学識経験者しての在任前も)はぼんやりとは気がついていたのだろうが、確信をもったのはいつなのだろうかということだ。

中盤から後半にかけては、ニクソン政権下での米中外交について語られている。キッシンジャーは20世紀を代表する外交通だと考えられている。しかし昨今のキッシンジャーの評価の中には、真の外交通はむしろニクソンであり、キッシンジャーはメッセンジャーボーイに過ぎなかったとする評価もある。確かに、キッシンジャーの回顧録は多い部類に入るだろう。ニクソンの視点で書かれてものがあれば、読んでみたいと思っている。



Saturday, July 14, 2012

Why Did I learn the Mathematics / 世の中を渡るための羅針盤としての数学

10カ月ほど前、恩師から数学が社会生活でどんなに役にたったのかまとめてみないかとすすめられました。早速書き出してみたのですが、やはりうまくまとめられてなくて何度も書き直しているうちに、時間が経ってしまいました。まだ納得のいくものではないが、ひとまずUpして書き直していこうと思います。


世の中を渡るための羅針盤としての数学

こんなタイトルをつけてみましたが、私のこれからする話は、多くの人がそうであるように恐ろしく地味で平凡なものです。

私の職業はソフトウエアのエンジニア。大学生の時からプログラマーをやっていたので20年以上のキャリアがあります。こんなに一つのことが続いたなんて、私自身も驚く限りです。そしてそのことは私が大学で数学を専攻したことに幸いしていると思っています。

Thursday, July 12, 2012

Dirty Hand Writing / 字が汚いのがばれちゃった

私の字は汚い。まあ、ゆっくり書けば、それなりなんだけど、

早く書くとかなりぐちゃぐちゃになる。ミミズが張っている感じ、だから、時間がたつと自分でも読めない。だから、なるべく時間をかけて丁寧に書くようにしていたんだけど…。先生にばれちゃった。あーあ。

最近は、手書きの機会は減ったし、キーボードだとブラインドタッチでしかも話しながらほぼ同じ速度で入力出るので、手書きのことなどすっかり忘れてました。

今週は、グラフを説明する方法についての授業を受けた。売上グラフの説明をディクテーションする課題に取り組んだ時のこと。学校で用意している穴埋め式のプリントを先生の読みあげる文章を聞きながら埋めていく。答え合わせて、プリントに書き込まれた字と普段のノートやテキストブックなどに書いている字とのあまりの落差に先生は、最初びっくりしたいみたい。(ちょっと、フリーズしていた。)しばらくして、ちょっとあきれ顔で大笑い。最後には、もう一枚新しいプリントをくれた。

今日も楽しく授業が終了、これで、残りはあと2回になってしまった。補講とかあったらいいのになあ。


授業後は、受講生仲間と先生とでパブへ。プライベートコースなので、一緒に授業を受けているわけではないし、レベルも授業の内容も違うけど、企画を勧めているうちに意気投合した。皆、先生の授業も人柄も大好きなんだということが伝わっているアットホームな飲み会だった。そして初めて顔合わせなのに、ちょっと飲み過ぎてしまうぐらい盛り上がった。

帰りの電車の中で、一緒になった他の受講生が話してくれた先生の印象がとても素敵で心に響いた。

「彼はね、僕のもっている疑問に一生懸命、答えてくれる。僕が納得するまで、何とか応えようとするんだ。」と。

なんで、真摯でいられるんだろう。大人になって社会の荒波にもまれているうちに、気が付くと、人との対応が、粗雑になってくる。どうやったら、いつも真摯な態度でいられるんだろうか。

Sunday, July 8, 2012

Japanese is difficult as expected /日本語は難しい

[The Japan Times: Hackers targeted wrong website]

We made a mistake. Japanese is difficult as expected 

日本語って難しい。生まれてから40年以上日常的に使っている私ですら、日々そう思うのだから。これは、霞が関を攻撃するつもりで、霞ヶ浦の水道局攻撃してしまったハッカー集団Anonymousの記事。

しかも誤爆を認めるなんて、日本語は難しいと心情を吐露するなんて。水道局攻撃と言えば、ショッカーの十八番だったような。(ただし、Webなんてない時代でしたので、上水道に毒をいれるという極めて古典的なやり方でしたが。)

Thursday, July 5, 2012

Good Morning Charlie. Drinks Today!

Business Communicationの受講生仲間と先生とで飲みに行くことになった。受講生の中には顔を合わせたことがない人もいるのに、あれこれメールでやり取りしているうちに、意気投合して盛り上がっている。お酒の力ってすごいなあ。

受講生は、英語の能力もまちまちなので、受講生にクローズして日本語でやり取りをしているのだが、あ、これ、どっかであったかも、そう、気分はCharlie's Angelsなのです。オーガナイザーの自分は、さながらBosleyってところかな。悪くないなあ。

ともあれ、一番楽しみにしているのは自分なので、どうやったら、みんなに楽しんでもらえるのか、知恵を絞っている。どうかうまくいきますように。

Monday, July 2, 2012

TED: Adam Ostrow: After your final status update

[web]
NHK Super PresentationでAdam Ostrowを取り上げいたので、久しぶりに聞いてみた。

半年ほど前、最初に聞いたときは、Business CommunicationのListening Practiceの題材として聞いた。そのときは、Listening能力を伸ばすために、IT関連のもの封印していたので(”Good Bye Hackers !”)、あまり気にも留めなかったが、改めけ聞くと結構面白い。

極限すると、SNSは人の死のあり方を変えるという。これまでは、物理的な死=人格の死であったが、そうでなくなるであろうということだ。言ってみれば、人は死によってこの世からあの世への映るが、あの世がリアリティを持つという訳だ。




Friday, June 29, 2012

Never Say Good Bye ! / さよならなんて言いたくない

Every thing has both start and end. An end is another start.
I know that. But ... 

9月からのBusiness Communicationのコースの募集が始まった。

システムにログインすると、Sighn Upできない。どうも利用している教育プログラムが変わってしまったようだ。これが現実だとすると、あと4回しか授業を受けられない。目の前が真っ暗になる。が気を取り直して考えてみる。あと4回しかない?それもまだ4回もある?人間、考え方一つで人生どうにでもなるとはいうものの、つらい現実だなあ。

ともあれ、4回を如何にに楽しんで過ごすかに知恵を絞ることにする。

授業では今週からFinance。FinanceとかAccoutingとかとっても苦手。どちらもちゃんと勉強すれば、楽しいんだろうけど…。使用しているCourse Bookはイギリス英語なので、当然会計もイギリス式。用語は違うし、例えば TurnoverはRevenueになるし、outgoingsはexpenseになる。とまあ、これはよいとして、よくわかんないのは、CostsのところにGross Profitがあったのは、驚いた。なんじゃそれ!(日本語の授業だったら叫んでいただろうな。)

英米の会計では、赤字は()(=Bracket)で示される。「日本では、△だよね。うちの会社(のバランスシート)は、△だらけだよ。」といってみた。私の働いている会社は、昨今新聞をにぎわせている某製造業で再建策を模索中なのだ。

もうひとつ驚いたのは、先生の母国では高校の授業で会計があるこという。日本でも商業科のある学校に行けばあるもかもしれないが、少数派だ。こんなところにも日本の投資嫌いの原因があるのかなと思った。

ともあれ、宿題の答え合わせの結果は散々だった。ほどんどあっていないのだ。
「苦手でも、この課が終わることには、理解できるようなっているよ」との先生のアドバイスを信じてとりくんでみよう。たぶん食わず嫌いなんだよね。

Friday, June 22, 2012

I'm so sorry .... / どんな時でも相互理解は必要

前期のAssessment Sheetを先生から手渡された。今回は、口頭でReviewをしてもらえてとてもうれしい。

Reviewの中でCommunicationのことについてふれたとき、先生が意外なことを言った。全く名前を呼ばなかったり、名字を敬称付き(Mr. XXX)と呼んだりする生徒がいるという。生徒皆が親しみをこめて名前を呼んでいるんだと思っていた。学校きっての人気の先生であっても興味を覚えない生徒がいるのかと驚いた。

偶然にも、PCのデータを整理していたら、学校に通い出したころの授業へのアンケートが出てきた。読んで驚いた。「できれば講師を変えてほしい」とあったのだ。理由は、「IT技術に精通していないから」とある。自分でもそんなことを書いていたのか、恥ずかしかった。

たぶん、お金を払って学校に通っているのだから、先生を選ぶのは当然と考えていたはず。文面から察するに。たしかに、生徒が講師を選ぶ権利があるというのには一理はある。

でも、言いたいのは、私は相手の先生を知る努力をしただろうか、相手の持っている能力を引き出そうとあれこれ、やったか?答えは、Noである。当時の先生の顔も話し方も思いだせない。そして、リクエストの結果変えてもらった(であろう)次の先生がどんな人だったのかも思いだせない。いまさらながらなんてひどい人だったんだろう。ごめんなさい。

昨今の相手を何かとリスペクトしあう人たちがいるという。こういった人はちょっと理解できないけど、これとは別に、どんなときもどんな立場でも相互理解することは、大切なんだなあと深く反省した。。

Thursday, June 21, 2012

Stormy Tuseday & Sitting Here in Silence

A typhoon is coming up and hitting Tokyo with full force.

I'm sitting at Starbucks and watching favorite gig on YouTube. It's stormy outside, but quiet inside.   

In such a stormy night, it's suitable for "Sitting Here in Silence".

It's the best acoustic gig that Noel's performed  at Union Church in London 2006. Noel performed with Gem and Terry. Noel played an acoustic guitar and Gem did semi-hollow Gibson. Terry's drums set is very simple without bass drums. I've watched many gigs but I don't know the better gigs than it. It's perfect.

The echo in the church is amazing. Noel knows the effects well that the echo creates. And he selected their acoustic instruments(*) and simple play style that are matched with the effects of echo . It's so beautiful. And I feel as if the particles of sound spread and reach in every part of the church.

(*)Crowds called "Noel, Noel ..." The chorus  is also an interment.

Wednesday, June 20, 2012

Open a door to the future / 外国語を学習すること。それは未来への扉をあけること。

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (7)

外国語を学習すること。それは未来への扉をあけること。

BobのLessonはいつもあっという間だ。いつも、ビルの入り口で、「今日はどんなLessonなんだろうか」とわくわくする。もちろん、期待通りに自分の力が発揮できず、 へこむことだってある。でも、そんな時も含めて、やはり楽しい。

Lessonが終わると、Bobは自ら教室の扉を開けて、出口まで見送ってくれた。わずか数メートルのことだが、二言三言会話をして、最後には、「Than、じゃあね。また来週」とあいさつをす る。時間にしては、わずか10数秒のことだ。とても簡単なこと。でも、他の講師は 案外やっていないみたいだ。毎回、どの生徒にも、欠かさずやっていたのは、Bobだけだと思う。始めのあいさつ(*)は皆やってるのにね。

(*)実は、これは外国語学習の可能性を示唆するメタファーになっている

Bobの授業を通していろんなことを学んだ。英語に対する考え方も随分変わった。これまで、英語なんて仕事で使えればよいと割り切っていた。もちろん、それなり努力もしてきたけど、仕事の道具以上のことは自分にはできないだろうとどこかで諦めていたんだと思う。

TEDやVOAを聞いたり、Bobが紹介し てくれた遺伝心理学の本を読んだり投資について調べたり、政治や社会の討論(bloggingheads.tv)に耳を傾けることで、自分の世界が大きく広がっ た。Bobの素晴らしいコミュニケーションの才能を目の当たりにして、人との接し 方に深く考えるとともにすこしでもBobに近づきたいとやり方を真似てしてみた。そうすると、不思議なこ とに、普段の生活も大きく変わってきた。とりわけ仕事の幅が広がった。大きなチームをまかされるようになった。もちろん海外との仕事も以前と は比べ物にならないくらいスムーズに進むようになった。

自分の外にはこんなにも素晴らしい世界が広がっているんだと実感した。

でも、どんな事にも必ず始めと終わりがあ る。Bobの授業にもいつか最終回がやってくる。最終回のことを考えると、とても 悲しくせつない気持ちでいっぱいになる。でも、その時がきたら、必ず言おうと思っていることがある。

ねぇ、Bob。ありがとう。楽しい授業を。君はいつも、Lessonの 終わりにドアを開けてくれたよね。そして、未来への扉もあけてくれた。ありがとう。こんなとき英語ではどういえばいいんだろう。

でもこの先、一つだけ確実に後悔することがあるだろう。たぶんこの先、私の語学能力はもっともっと向上して、語彙も表現力も豊かになる。発音やListeningだって素晴らしくなってもう聞き違いや言い違いと無縁になってるじゃないかな。

そしてあの時、もっとこう表現すれば、ああ言えれば、もっと感謝の気持ちを伝えられたのに、ときっと思う。そして、涙が出るぐらい後悔する。


君は、これからどんな人生を送るのだろう か。若くて才能のある君のことだから、きっと素晴らしい人生を送るだろう。そう信じている。

Bob、See you latorという代わりに、君にはこういうことにする。
Good-by. I'm going home.(*)

(*) Married with Children

Tuesday, June 19, 2012

Unlock Motivation / やる気を引き出す高度なテクニック

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (4)

(4) 相手のやる気を引き出す高度なテクニック 「待つ」・「質問する」


Bobが教師としてずば抜けてに素晴らしいところは、生徒のモチベーションの巧みなコントロールだと思う。彼の使っている二つのテクニックについて記しておく。

ポジティブなメッセージを送ることで相手のモチベーションを変えられることを書いた。今度は受動的に相手の力を引き出すためのコミュニケーションのテクニックについて、書いてみようと思う。相手の中にある力を引き出すには、高度なテクニックが必要だ。「待つこと」そして「質問をする」ことについて書いてみようと思う。

これついては、Bobがすばらしいテクニックを持っていることはわかるんだけど、「名前を呼ぶ」ことみたいに、誰でも真似できるというものではない。「待つ」、「質問する」とやるべきことは実にシンプルだが、タイミングが難しい。そして、私自身、どんなタイミングが一番効果的なのかわかっていない。


待つことについて

Lessonが始まった当初、今にして思えば、私は治さなくちゃいけないことだらけだったはずだ。しかし、Bobは、こうした方がいいとか、こう変えたほうがいいとあまり言わなかったように思う。どこまでやる気があるか、Lessonを続ける覚悟があるのか見ていたのかも しれない。事実、私自身もLessonを続けるか余所の学校に行くのか相当迷っていた。(短気を起こして、やめてしまわなくて本当に良かった。)

2シーズン目が始まる直前、Bobは、学習の方法をガラッと変えた。

Open-minded, honest and candid / オープンマインドと率直さは大切

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント(7)

(7) オープンマインドと率直さはとても大切

Open your mind and be honest and candid. That is the most important. Language is to exchange minds each other. 

BobのLessonで以前こんなことがあった。
フリートークで、
  「Thann、今週はどんなことがあった?話してみて」
と水を向けられ たのに、
  「何もないよ。(Nothing)」
とそっけなく返したことがあった。

その時は、スルーしてもらえたが、次に同じ答え方をしたら、
 「なしっていう のはなし(Don't say 'nothing')」
と言われてし まった。後から思えば、全くなんて(*)傲慢なんだろう。映画の初日に大バッシングされた女優さんのようだなあ。

(*)別の機会に、Bobからは、「『全くない』っていうじゃなくて、そういうときは『特別なことは何もないよ』(Nothing Special)っていうんだよ」と教えてもらった。


でも何でフリートークが嫌いなんだろうか。別に、自分のことを語るのは、嫌いというわけではない。いやなのは、語彙が貧弱なために、自分が表現したいこと言葉に当てはめられず、細部を省力しなければならなかったり、相手に伝わらなかったり、ひどい場合はまったく逆の意味に誤解されたりすることが嫌なだけだ。


少し前に思うように話せないことがあった。話しているうちに自分が表現したい方向とは全く逆の方向に話が進んでしまうのだ。もう泣きたい限りだった。


これ以外にも話している途中に言葉が出てこないのにちょっと後から言いたかった言葉が頭に思い浮かぶのもいやだ。(勝手に「会話に遅れてしまう」と呼んでいる)

BobとのLessonはマンツーマンのレッスン。レッスンが始まるまで教室の外で準備をしながら待っていると、講師と生徒とが話す声が聞こえてくる。だいたい女性の生徒の方が、技量の優劣にかかわらずよく話すし、とても楽しそうに話す。時折、楽しそうな笑い声が聞こえてくる。特にBobの生徒はそうだ。Bobとの会話もはずんでいるようだ。本当は、あんなにフレンドリーな関係になれたらなあと思うし、本当にうらやましい。語学では発音や構文等の技量も大切だが一番大切なのは、オープンマインドなんだ。頭でわかっているのに、行動に移すのは難しい。

それでも、自分のジレンマの原因がはっきりしたので、(ジレンマから)這い出るために、会話ノートを付けることにした。フリートークの準備をするなんて、ちょっとルール違反な気もするが、エリカ様になるよりは いいよね。


フリートークが思うように進行しない場合、Bobは根気よく質問するし、理解しようとする。で も、時々、「よくわからないよ。」と言われてしまうことがある。伝わらなかったことはとても悲しいこと(**)ではあるけど、次に進むことためには、相手に伝っていないことを率直に伝えてあげることも、とても大切なことだと思う。

(**) 正直へこむ。そもそも、このブログも、まずは自分をLessonを振り返るために始めたものだ。

「The 7 Things Bob Told (8) 未来への扉を開けよう」


TED:Graham Hill: Less stuff, more happiness

[WEB]

以前、Buisiness CommunicationのLessonの課題として、ピックアップしておきながら、結局は取り上げなかったものがいくつかある。時間は、5:50短いながらも、内容があまり面白くなさそうに思えてたからだ。

Super Presentation(NHK)で取り上げていたので、改めて見てみたらとても面白かった。内容的には、80%くらいは正確に捉えていたのに、面白いと思えなかったのは何故なんだろうか。それは、語彙力が低すぎて、言葉を表面でしか捉えられず、Speakerの語り口を味わうことができなかったことだ。ものを減らして幸せにとの主張のとおり、彼のtalkもシンプルで言葉は厳選されてとてもスタイリッシュだ。

番組では、彼の語り口や言葉の選び方についても解説している。たとえば、「Life-Edit」(人生をデザインする)など、Sub Titleを読んでいるときには通り過ぎてしまったが、Editの意味を上手に捕らえてよかった。

番組で表示する訳は、TEDで使用しているボランティアの訳ではなくて、NHKで再度校正している。”Sounds >Familiar”を「あるあるでしょ。」というのはうまいなあ。素人だと、よくある話でしょとかなじみがあるよねぐらいが限界だ。

解説を聞いた後、再度英語を拾ってみると、Small is sexyとかThink smartなどシンプルでかっこいい言い回しが並ぶ。

TVを持っていてあまり得したことはないと思っていたが、今日はちょっとよかったかな。彼のプレゼンテーションは、黄緑が貴重になっている。PCの小さな画面では気がつかなかった。


Monday, June 18, 2012

VOA:Facebook Stock Goes on Sale

[web]

FacebookのIPOに関する記事。内容としては、何一つ目新しいことを言っていないので、英語での表現を味わいながら聞くのにはいいと思う。初心者でもFacebookについてある程度知っていれば、十分に楽しめるし、自分のListening能力に自信を取り戻したい人にはうってつけの記事だと思う。

Sunday, June 17, 2012

TED:Jean-Baptiste Michel: The mathematics of history

[web]

この数年、数学の価値が再評価されているように思う。特に、古典的な数学で用いられるような数学特有の思考方法が再評価されているように思う。

数学科出身としてはうれしい限りだ。半年ほど前になるだろうか、恩師と久しぶりにあった時、「最近の学生は、『大学で習った数学をどう生かしていいのかわからない。』と問いかけるて少々困っている」とおっしゃっていた。無理もないなあ、私の場合、学生のころは古典数学と世の中で役に立つ数学とは別ものだと割り切って、在学中からプログラマのアルバイトに走ってしまったのだから。

ただ、S/Wの仕事を10年以上やり続けて分かったことは、自分のS/Wの基礎は、数学にあるということだ。数学で培った抽象的な思考はもとより、分からないものとなんとなく付き合っていくという思考とも処世術ともつかないものがベースになっている。

Jean-Baptiste Michelの主張は、歴史を測る道具として数学は有効であるということ。文法の変化や戦争の規模などの数値データのパタンから歴史の進度を測れるという。

昨今の数学のツールとしての再評価は、ビッグデータの問題と無縁ではないと思う。世の中に存在するデータがある程度の電子化されたことにより、これまでの手法が通じなくなり、新しい手法を見つけるために、古典的な手法に立ち戻ったということなのだ。世の中っていうのは、いつの時代もスパイラルなんだなあと感じる。

[Listening]
4:26と短く、比較的ゆっくりと話しているために聞き取りやすい。文法の変化の速度から歴史を測るという主張は、普通の人にとってはありふれた話ではないのに、端的にまとめている。言葉もよく練られている。ただし、内容が難しいので、何度も繰り返し聞かないと理解できないと思う。

Saturday, June 16, 2012

The first impression might not true / 第一印象にふりまわされないで


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (6)

(6) 第一印象は間違っているかもしれないし、挽回もできる

語学学校から来季の案内が到着した。

事前に出した希望通りBobが担当講師とあった。小躍りするほどうれしい。ふと、最初の授業のことを 思い出したので書いておこうと思う。

Bobは指導方法も人柄も素晴らしく尊敬している。でも、第一印象は決して良くなかった。あなたがどんなに素晴らしい資質を持っていたとしても、相手はよい第一印象を持つとは限らないし、相手はミスリード(misread)するんだってことを言いたい。一旦悪い印象をもっても挽回できるのだ。

Lesson Roomのドアをあけて入ると、とてもにこやかにほほ笑む若者が立ち上がり自己紹介をした。

Bobは、実際よりもとても若く見えて、20代に見えた。彼のバックグラウンドについて尋ねると、卒業してからずっと日本で語学教師として働いており(語学学校以外の)日本の企業での就業経験はないという。

その時脳裏に浮かんだのは、 「彼とはうま くやっていけるだろうか。」「就業経験がないということは日本特有のビジネス事情を知らずにBusiness Communicationの授業ができるのだろうか。」 という不安だ。今となってはBobには、誠に申し訳ない。

日本の語学講師にいがちの、愛想はいいがあまり語学のスキルも日本の文化にもビジネス情勢にも疎いネイティブスピーカーの若者ではないのかという誤った先入観を抱いてしまった。

この何年か海外の拠点と仕事をしてきて、 特に欧米圏は、最初の挨拶こそにこやかだが、そのあとはビジネスの話が始まり、文化、歴史、考え方、価値観の違いからひたすらコンフリク トしているような状態が続く。とても居心地が悪い。でも耐えなくてはいけない。議論を重ね、結果を出していくことでしかコンフリクトを乗り越える しかない。山のような衝突や議論を乗り越えて初めて相手に対する尊敬や親しさを感じるようになる。ちょうど、山を登って急に視界が開けて眼下に美しい光景が広がるような感じだ。

こんな感じに仕事をしてきたから、いきなりフレンドリーに接して くる人に不慣れだったし、そうした態度がとても自信がないことを隠すような態度に思えた。


じゃあ、どうして変わったのかについても書いておく。

授業が終わる と、講師は短い学習記録を作成して、受講者はこれにサインをすることがルールである。これは、ルールではあるが、受講者は授業を受けたことを示すサインしさえす ればよいので、これまでの講師は、学習記録をまったく書かないか、書いても大雑把に1〜2行程度であった。Bobは、必ず学習記録を書くだけでなく、几帳面と言うか律儀にも記入欄いっぱいに書く。あるとき、あまりにも沢山書いたので記入欄を大幅にはみ出してしまった。ここまでまじめに書く人は初めて だひょっとして、私の第一印象は間違っていたのかもしれない。この感覚はあっていた。

あのまま自分の感覚を過信して続けなくて本当に良かったと思うとともに、Bobに本当にすまないと思っている。ごめんなさい。

「The 7 Things Bob Told Me (7) オープンマインドと率直さ」

Give positive messages / ポジティブなメッセージは相手を変える

The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (3)

Bobが教師として断トツに素晴 らしいところは、モチベーションの巧みなコントロールだと思う。彼の使っている二つの方法について記しておく。

(3) ポジティブなメッセージは相手を変える


Business Communicationの授業では、各シーズンの最終回に講師から生徒へアセスメントシートが手渡される。生徒の技術のレベルや今後の学習を進めるための留意点が書かれているもので、手っとりはやく言うと「通知表」というわけだ。

ただ、私が学校のころもらっていた通知表、ここがダメ、あそこがダメといったダメだしリストとは全く別物。Bobに限ら ず語学学校のアセスメントシートは、ここがいいね、あそこをもっと伸ばそうよというポジティブなもの。

達成レベルを判定するチェックリストのほか、講師からのアドバイスを自由に書く欄がある。最初に渡されたアセスメントシートを読んだとき、とてもうれしかった。そして「もっと上達したい。そのためにもっと努力しよう」と素直に思うことができた。

私はかなり独立心旺盛な人間だと思う。自分でやりたいことを見つけて、努力し、目標を達成する。そのサイクルをぐるぐる回すことで子供の時から今までを生きてきた。だから、他人が自分のモチベーションを下げることはあっても上げることなど絶対無理だと思ってきた。だって自分の問題なんだからそんなの関係ないじゃない。他人の言動でこんなにやる気が起きるなんて、初めてのことだった。とても新鮮な体験だ。

Bobのメッセージの一部をここに書いておく。

「君は、本当に語彙が豊富で幅広い話題をもっている。リスニング、それからとりわけに文法に力をいれたらいい、そうしたら、自分の考えを思うように表現できるよ。 」

ね、これで心を開かないとしたら、そいつは相当偏屈だ。でもいったいどうやったら、こんな人をやる気にさせる素晴らしいメッセージをかけるようになるだろう。Bob教えてくれないかなあ。

→「The 7 Things Bob Told Me (4) やる気を引き出す高度なテクニック」

Friday, June 15, 2012

Magic ? / これって魔法?

3月からのコースが終了。

シーズン途中から、例文会話集に切り替えたのと、それに合わせてAnkiを使いだしたので、ボキャブラリーは少し増えた。短い文をCDで 繰り返しシャドーゥイングをしているので、発音がもっとよくなってもよさそうなのに。相変わらず、カタツムリか亀の歩み。発音って難しい なあ。

あとどれだけやったら、それなりの発音になるんだろう。今日は完ぺきだ!と練習して言っても、正確さとしては70%ぐらいし、先生からは 自分でも想像していなかった個所を指摘される。今日は、goods(gu'dz) とroom(ru'ːm)がやっぱり、母音が間延びしているって言われた。

やっぱり凄いなって思うのは、CDで10回Shadowingするよりも、先生に1回お手本を示してもらってやってみる方が、格段に発音がきれ いになる。これってマジック?。

今日、つくづく残念なのは、TEDをやるよって言ってたのに、自分で忘れていたこと。今日は久しぶりの1時間のLessonだったのに。惜しいことをした。またとないチャンスだったのに。

Unforgettable Memo / 心に残るメモの作り方


The 7 things Bob told me /あなたのコミュニケーション力をグレードアップする7のヒント (5)

(5) 普通とちょっと変えてみる。手書きで書いてみる。白以外の紙に 書く。印象的な名前をつけてみる。(ちょっと大げさでもよい。)


今日は、心に残るメモについて話をする。 メモと言っても、電話メモなどの用がすめば捨ててしまうといったたぐいのものではない。ずっと相手の手 元に捨てずに取っておかれるだろう。ただ、今日の話には、単なる偶然から生まれた結果オーライも含まれていることを最初にお断りしてお く。

Dream Sheet。これは、プレゼンテーションの原稿をつくるためのBobが手渡してくれた1枚のメモ だ。緑の紙に手書きで書かれているので、書類 の山で迷子になったりはしない。

メモにはプレゼンテーションに必要な構成 と、各セクションで有効な言い回し書かれている。このメモに沿って、言い回しを並べて、言葉を当てはめてカスタマイズするだけで、プレゼ ンが完成する。ビジネスを成功への導いてくれる、夢を 現実にしてくれるというわけで、Dream Sheetと言うわけ だ。

最近の日本では、プレゼン・ブームといっ ていいくらい、書店に行けばプレゼン関連の本や雑誌は山のように並んでいる。TVで も番組ができるほど人気だ。Dream Sheetに書かれている内容は決して目 新しくない。ちょっとした本やWebを開けば載っているほど普通でシンプルな内容 だ。

これを手渡された経緯(*)(**)について書いてお く。あるとき、宿題で作ってきたプレゼンがあまりにもお粗末だった。「次週、資料を持って説明をするね」というBobの予告通りに、渡されたシートがDream Sheetだ。たぶん、何かのテキストをコピーしてくるだろうと思っていたので、手書きのシートは、ちょっと嬉しかっ た。本当は、プリンタを持っていないという単純な理由かもしれないが、手書きって心がこもっているように思っていて、うれしいものだ。

Dream Sheetは、プレゼンの授業やその準備だけでなく、仕事でプレゼンを作るときにも使って いる。だから、やわらかい透明のファイルケースに入れていつも机の書類を入れる引き出しの一番上に入れているし、発表の時には必ず持って いく。まるでお守りのようだよね。

少し前のこと、会議であまりにも緊張しす ぎたために、演台にDream Sheetを忘れてきてしまったことがあった。席 に戻って手元にない。随分あせった。なくなったらどうしよう。蒼くなった。Coffee Breakの時に演台にあったときには、ほっと胸をなでおろした。

最近、Bobに尋ねてみたところ、どうもDream Sheetというのが私の聞き違えらしいことがわかった。でも、やっぱりこれは私にとってDream Sheetなのだ。Bobに 習い始めて以来、私の仕事は上向いている。特に海外向けのビジネスでは、1年前には想像できなかったような仕事がくるようになった。

「The 7 Things Bob Told Me (6) 第一印象に振り回されないで」